40代の転職が厳しい理由と成功する人の特徴を解説

40代での転職は難しいと感じるのは当然です。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、40〜44歳男性の転職入職率は5.5%と25〜29歳男性の13.4%を大きく下回ります。
転職市場での競争条件が不利なことは、データが示す現実です。
しかし同調査では、40〜44歳で転職後に年収が増加した人の割合は41.3%にのぼります。
厳しい市場のなかでも、正しい準備と戦略次第で年収を維持・向上させながら転職を実現している人が一定数います。
本記事では、40代の転職が難しい構造的な理由を厚生労働省のデータをもとに解説したうえで、採用担当者が本音で評価する条件、成功者と長期化する人の行動の差、そして40代の転職支援実績があるエージェント8社を比較します。
- 厚生労働省データが示す40代の転職入職率と年収変動の実態
- 40代転職が難しいとされる構造的な5つの理由と企業側の採用コスト問題
- 内定を獲得する40代と転職活動が長期化する40代を分ける行動パターンの違い
- 採用担当者が40代候補者に期待することと書類選考を通過するための条件
- 40代の転職実績があるエージェント8社の特徴と選び方の基準
40代の転職が厳しい現実と成功率(労働市場データで見る客観的な状況)

40代の転職が厳しい最大の根拠は、転職が成立する割合が20代と比べて大幅に低下することです。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、フルタイムで働く一般労働者の転職入職率が年齢とともに明確に低下するデータが示されています。
難しいことと不可能なことは別です。
数字が示す意味を正確に把握したうえで戦略を立てることが、40代転職成功への出発点になります。
厚生労働省データが示す40代転職者数と転職入職率の現状
転職入職率とは、年初に在籍していた労働者のうち転職によって新たな職場に入職した人の割合です。
厚生労働省が毎年実施する雇用動向調査で年齢階級別に公表されており、転職市場の難易度を示す公的な指標として参照されています。
令和5年(2023年)の調査によると、フルタイム勤務の一般労働者における転職入職率は以下のとおりです。
| 年齢層 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 13.4% | 14.5% |
| 30〜34歳 | 9.2% | 12.3% |
| 35〜39歳 | 8.0% | 10.5% |
| 40〜44歳 | 5.5% | 7.5% |
| 45〜49歳 | 4.6% | 7.7% |
| 50〜54歳 | 4.6% | 6.2% |
※厚生労働省 令和5年雇用動向調査(一般労働者ベース)より
40〜44歳の男性は5.5%で、25〜29歳男性の13.4%の約41%の水準です。
45〜49歳になるとさらに4.6%まで低下します。
女性は男性より若干高い水準にあります。
25〜29歳の14.5%と40〜44歳の7.5%を比較すると、約48%の低下が確認できます。
転職後の年収変動についても、年齢ごとに差があります。
転職入職者のうち前職と比べて年収が変化した割合を見てみましょう。
| 年齢層 | 年収増加 | 変わらない | 年収減少 |
|---|---|---|---|
| 25〜29歳 | 44.4% | 32.4% | 22.3% |
| 35〜39歳 | 38.0% | 31.3% | 29.9% |
| 40〜44歳 | 41.3% | 27.5% | 29.3% |
| 45〜49歳 | 37.3% | 31.7% | 30.4% |
40〜44歳で転職後に年収が増加した割合は41.3%で、35〜39歳(38.0%)をわずかに上回ります。
年収が減少した割合は29.3%で、25〜29歳(22.3%)と比べると約7ポイント高い水準です。
40代の転職は年収アップの可能性がある反面、年収ダウンのリスクが若い世代と比べて高まる点は把握しておく必要があります。
令和5年の調査では、40〜44歳の男性が前職を辞めた理由として多かったものは以下の3つです。
- 職場の人間関係が好ましくなかった(14.6%)
- 会社の将来が不安だった(9.5%)
- 給料等収入が少なかった(8.4%)
40代の転職動機は、働く環境や将来性への不満から始まるケースが多く見られます。
入職率の低さは40代が転職を諦めているためではなく、転職活動を始めても成立しにくい市場構造によるものです。
30代と比べてわかる40代転職の難しさの根拠
転職の難しさが30代と40代でどう変わるかを、転職入職率の推移から確認します。
男性の一般労働者における転職入職率の変化は以下のとおりです。
| 年齢段階 | 転職入職率 | 前の年齢層との差 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 13.4% | — |
| 30〜34歳 | 9.2% | 4.2ポイント低下 |
| 35〜39歳 | 8.0% | 1.2ポイント低下 |
| 40〜44歳 | 5.5% | 2.5ポイント低下 |
| 45〜49歳 | 4.6% | 0.9ポイント低下 |
35〜39歳から40〜44歳にかけての落差は2.5ポイントで、30〜34歳から35〜39歳への変化(1.2ポイント)より大きくなっています。
40歳前後が転職市場における大きな節目となっていることが数字からも読み取れます。
30代後半と40代の転職が異なる最大の理由は、採用側が求める役割の性質が変わることです。
30代の転職候補者に対しては、成長余地を評価してポテンシャル採用する余裕が企業側にあります。
40代の候補者に対しては、入社直後から具体的な成果を出せる即戦力であることが前提条件になるケースが大半です。
30代の転職では通用したアプローチが、40代では評価されないことがあります。
また、以下の構造的な要因も30代と40代で転職状況を異なるものにしています。
まず、管理職経験の有無が評価軸に加わります。
40代採用では管理職候補として起用することを想定した求人が増えるため、マネジメント経験がない場合に選択肢が絞られます。
次に、求人数の絶対量が年齢とともに減少します。
厚生労働省の職業安定業務統計では年齢不問求人も公表されていますが、40代以上を積極的に歓迎する求人は全体から見ると限られた割合にとどまります。
さらに、転職活動の期間が30代より長期化するリスクがあります。
応募数に対して書類選考を通過する件数が少なくなる傾向があり、内定獲得までに要する期間が30代より長くなるケースが多くなります。
転職活動で重要なのは、30代と同じ感覚ではなく、40代の転職市場の構造を理解したうえで戦略を組み立てることです。
難しさの根拠を正確に把握することが、正しい準備につながります。
40代の転職がここまで難しい5つの構造的な理由

40代の転職が難しい根本には、企業の採用方針が20代・30代と根本的に異なるという構造的な問題があります。
転職入職率の低さは偶然の結果ではなく、採用側が40代に対して抱く明確な期待値と経済合理性から生まれています。
5つの理由を順に整理します。
企業が40代に求める即戦力と管理職経験の高いハードル
40代の転職採用で最も高いハードルは、入社直後から成果を出せる即戦力であることが前提になる点です。
厚生労働省が令和7年3月に公表した中途採用・経験者採用者に関する調査研究によると、管理職採用の評価項目として、課題設定や計画立案の能力と困難な状況に対応できる能力が重視されることが明示されています。
40代が想定されるポジションの多くは管理職または管理職候補です。
業務を遂行できるだけでは評価の土台に乗らず、組織をまとめるマネジメント経験が明確に求められます。
| 採用ポジション | 重視される評価軸の例 |
|---|---|
| 一般職・現業職 | 同じ業務経験、職種・業務経験 |
| 専門職・技術職 | 業務経験、専門スキル |
| 管理職候補 | 課題設定・計画立案能力、困難対応能力 |
※厚生労働省 中途採用・経験者採用者が活躍する企業における情報公表その他取組に関する調査研究(2025年3月)より
40代の転職候補者のうちマネジメント経験がない場合、管理職採用の求人には応募しにくく、一般職での採用では年収が現職を大きく下回るという問題が生じます。
採用される職位と希望年収のギャップを解決しない限り、内定獲得は難しくなります。
40代向け求人が少ない背景にある採用コスト問題
40代向けの求人が少ない理由の一つに、採用の経済合理性があります。
企業が人材を採用する際は、採用コストに加えて育成コストが発生します。
40代で採用した場合、一般的な定年(65歳)まで働ける期間は約20〜25年です。
30代前半での採用なら約30〜35年になります。
採用・育成に投資した費用を回収できる期間が短くなるほど、採用側が感じるリスクは高まります。
人材紹介会社を活用する場合、採用コストは採用者の想定年収の30〜35%程度が相場です。
40代は年収水準が高いため、採用1名あたりのコストが大きくなります。
成果が出なかった場合のリスクも、30代採用と比較して大きくなります。
厚生労働省の令和7年3月調査によると、中途採用者の年代別構成は30代が34.9%で最も多く、40代は26.9%にとどまります。
20代(19.7%)を上回るものの、30代と比べて約8ポイント低い水準です。
採用コストと育成期間の問題は、40代採用を減少させる構造的な要因の一つとなっています。
未経験・異業種転職が40代で特に厳しくなる理由
未経験・異業種転職が40代で特に難しい理由は、即戦力を前提とした採用方針と正面から矛盾するためです。
30代の転職では、業界経験が浅くても成長余地を評価して採用するポテンシャル採用が行われることがあります。
40代では、成長に時間をかける余裕はなく、入社直後から貢献できる人材を求めるという判断を採用側がするケースが大半です。
未経験採用は30代なら許容されることがあっても、40代では想定外の選択肢とする企業が多くなります。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査で確認される40代男性の転職理由の上位は、職場の人間関係(14.6%)と会社の将来への不安(9.5%)です。
転職の動機が職場環境への不満であっても、採用側が評価するのはあくまでも積み上げてきた専門スキルと業界経験です。
異業種・未経験への転職を40代で実現したい場合は、以下の点を整理したうえで臨む必要があります。
- 現職で培ったどのスキルが転職先の業務に応用できるかを具体的に示すこと
- 給与水準を一時的に下げてでも転職先業界で経験を積む段階設計を持つこと
- 採用側に対し、短期間で成果を出せる根拠を説明できる準備をすること
書類選考で止まりやすい40代に共通する課題
40代の転職で書類選考を通過しにくい最大の原因は、職務経歴書が採用ニーズに沿った形で書かれていないことです。
中途採用の書類選考では、採用担当者は、自社が求めるスキルと経験が候補者にあるかどうかを短時間で判断します。
採用担当者が書類を見る時間は1件あたり数十秒から2〜3分程度というのが現場の感覚です。
40代の職務経歴書は経験年数が長い分だけ情報量が多くなりがちですが、情報量が多いことと、採用担当者に伝わることは別の問題です。
書類選考で不合格になりやすい40代に共通する傾向を整理すると以下のとおりです。
- 職歴の羅列が中心で具体的な成果数値が乏しい
- 応募先企業が求めるスキルへのひもづけが不明確
- 管理職経験があっても部下の人数・組織規模・達成した成果が記載されていない
- 経験年数が長く、近年5〜7年以外の古い実績に紙面の多くを割いている
転職活動の長期化を招く背景として、書類選考の通過件数が少ないことがあります。
応募数に対して面接に進める割合が低いと、活動開始から内定獲得までの期間が延びます。
書類選考を改善することが、40代転職の活動効率を上げる最初の関門です。
年収水準の維持が内定を遠ざけるメカニズム
年収水準の維持が内定を遠ざける理由は、企業が提示できる年収と候補者が求める年収の間に開きが生じやすいためです。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、フルタイム勤務の男性労働者の月収(所定内給与)は40〜44歳で平均288,400円、45〜49歳で平均298,000円です。
月収だけで見ると40代は勤続年数と社内評価が反映された水準であり、賞与を加えた年収は550〜700万円程度になる人も多い年代です。
転職先での年収は、転職先企業の賃金水準と採用する職位によって決まります。
現職の年収が勤続年数による年功序列型賃金の恩恵を受けている場合、転職先での市場価格と乖離しているケースがあります。
特に中小企業や未経験の業界への転職では、現職水準を維持できないことが多くなります。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、40〜44歳の転職後年収変動は増加41.3%、減少29.3%です。
減少した29.3%のうち1割以上の年収減少が17.3%を占めており、大幅な年収ダウンが起きているケースも一定数あることがわかります。
年収維持を転職の絶対条件にすると、応募できる求人の範囲が絞られます。
現職と同水準以上の年収を提示できるのは、大企業・外資系企業・特定の専門職に限られることが多く、競争率が高まります。
年収を維持しながら転職を成功させるには、応募先の絞り込みと自身の強みの明確化が不可欠です。
40代転職に成功する人と失敗する人を分ける決定的な違い

40代の転職で結果を出せる人と活動が長期化する人の差は、スキルの量ではなく、スキルをどう整理して伝えられるかにあります。
転職後に年収が増加した40〜44歳は41.3%(厚生労働省 令和5年雇用動向調査)で、準備次第で年収を上げながら転職できる人が一定数いることがわかります。
成功する人と失敗する人の違いを、行動パターン・失敗要因・男女差の3つの角度から整理します。
内定を獲得できる40代に共通する強みと行動パターン
内定を獲得できる40代に一貫して見られる特徴は、自分の強みを採用側の言語で語れることです。
転職相談の現場で多くの40代と関わってきた経験から言うと、書類選考を通過する人と通過しない人の差は、職歴の内容そのものよりも、どう書くかにあることが多いです。
同じ営業職10年の経歴でも、年間売上目標に対する達成率や新規顧客の獲得数などを数字で示した人と、業務内容だけ羅列した人では、書類通過率に大きな差が生まれます。
内定を獲得できる40代に共通する行動パターンを整理すると、以下のとおりです。
まず、実績の数値化を徹底しています。
規模感のわかる数字(売上額・達成率・管理人数・コスト削減率など)を職務経歴書に盛り込み、採用担当者が価値を判断できる状態にしています。
次に、応募先に合わせた書類のカスタマイズをしています。
同じ書類を使い回すのではなく、応募先企業の事業課題や求人ニーズに沿って、自分の強みのどの部分を前面に出すかを変えています。
また、面接で転職理由を建設的に語れます。
現職への不満を述べるのではなく、次のステージで何をしたいかというビジョンで話せる人は、面接官に前向きな印象を与えます。
さらに、情報収集を能動的に行っています。
求人票の内容にとどまらず、業界の動向・企業の財務状況・競合他社との差などを調べたうえで面接に臨むことで、事業理解の深さを示せます。
最後に、エージェントとの情報共有が密です。
転職エージェントを使う場合、自分の優先条件・懸念事項・過去の書類選考結果などをオープンに共有できる人は、求人のマッチング精度が上がり、無駄な応募が減ります。
転職活動が長期化する40代に見られる3つの共通点
40代の転職活動が長期化する背景には、準備と戦略の問題が共通して見られます。
特に多いのは以下の3つのパターンです。
1つ目は、キャリアの棚卸しが不十分なまま応募を始めることです。
職歴の羅列はできても、自分がどのような価値を提供できるかを一文で説明できない状態で活動を始めると、書類選考が通りにくくなります。
転職活動の準備段階で最も時間をかけるべき作業が、職務経歴書の根拠となる実績整理です。
2つ目は、年収・勤務地・職種のすべての条件で妥協しない姿勢です。
40代の転職市場は30代より求人数が少ないため、条件面でのこだわりが強いほど応募できる求人が絞られます。
年収を維持しつつ職種も変え、勤務地も希望通りという三拍子がそろった求人を待ち続けると、活動が数ヶ月から半年以上に延びるケースがあります。
優先順位を整理して、何を最も大切にするかを決めることが先決です。
3つ目は、転職活動と現職の業務を両立させる仕組みを作れないことです。
40代は現職での責任も重くなりやすい時期です。
転職活動に使える時間が週末の数時間だけでは、応募数が伸びず、面接の準備も浅くなります。
転職活動を進める時期と現職での繁忙期を考慮した上で、活動スケジュールを組み立てることが重要です。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、転職後に年収が減少した40〜44歳は29.3%でした。
減少した人の中で1割以上の年収ダウンは17.3%に上ります。
準備不足のまま急いで転職を決めると、年収面でも妥協した結果につながることがあります。
男性と女性それぞれに異なる転職の壁と具体的な対処法
40代の転職は男女で直面する課題の性質が異なります。
同じ転職でも、障壁の種類と対処法を性別ごとに整理して考えることが有効です。
40代男性が直面する壁として最も多いのは、年収水準と役職期待のギャップです。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、フルタイム勤務の40〜44歳男性の平均月収(所定内給与)は288,400円です。
年功序列が残る企業では、この水準は社内での積み上げが反映されています。
転職市場での評価は業界相場と職種相場によって決まるため、現職の給与と乖離するケースが出てきます。
また、40代男性は管理職経験を問われる機会が増えます。
管理職の経験がなければ一般職での採用になり、年収が下がります。
管理職経験があっても、転職先が現職より小規模であれば、同等ポジションが存在しないケースもあります。
対処法として有効なのは、自分が発揮できる市場価値を同業種・同職種の相場と照らし合わせることです。
転職エージェントや求人サイトの年収データを参考に、自分のスキルが市場でどう評価されるかを事前に把握したうえで活動を始めると、条件のすり合わせがスムーズになります。
40代女性が直面する壁として多いのは、育児・家族ケアとの両立と、正規雇用への復帰のハードルです。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、女性の転職理由として労働時間・休日等の労働条件が悪かったが最も多く(その他個人的理由を除く12.8%)、男性の同理由(7.3%)を大きく上回ります。
40代女性の転職動機には、子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせた働き方の見直しが含まれることが多い年代です。
また、令和5年雇用動向調査の40〜44歳女性の転職理由では、出産・育児が3.7%あり、この年代でも育児との折り合いが転職を促すケースがあることがわかります。
対処法として、40代女性に効果的なのは、フレキシブルな働き方への親和性が高い業種・企業規模に絞ることです。
医療・福祉・IT・教育などは時短勤務やリモート勤務への対応が進んでいる企業が多く、40代女性の転職先として選択肢になりやすい分野です。
| 性別 | 転職の主な壁 | 有効な対処法 |
|---|---|---|
| 男性 | 年収ギャップ、役職期待とのズレ | 市場相場の把握、強みの数値化 |
| 女性 | 労働条件との折り合い、育児制約 | 柔軟な働き方対応の企業に絞る |
※厚生労働省 令和6年雇用動向調査および令和5年雇用動向調査より
採用担当者が語る「40代候補者の評価基準」と選考通過の条件

採用担当者が40代候補者を評価する際の最重要軸は、即戦力性の証明と組織変化への適応柔軟性の2点です。
転職支援の現場で採用担当者から直接得た声と、厚生労働省の調査データを組み合わせると、40代の採用において何が評価され、何が懸念されるかがより明確に見えてきます。
採用側が40代候補者に期待することと不安に感じること
採用担当者が40代候補者に持つ期待と懸念は、30代候補者へのものと質的に異なります。
期待水準が高い分、懸念もより具体的なものになります。
採用側が40代に期待することとして、転職支援の現場でよく聞かれるのは以下の5点です。
第1に、入社初月から業務に入れる即戦力性です。
30代に対しては数ヶ月の立ち上がり期間を想定して採用するケースがあります。
40代に対しては、基本的に研修なしで即座に成果を出せることを前提にしているケースが大半です。
第2に、チームや組織を動かしたマネジメント経験です。
厚生労働省が令和7年3月に公表した中途採用・経験者採用者に関する調査研究によると、管理職採用の評価項目として課題設定や計画立案の能力と困難な状況に対応できる能力が重視されることが明示されています。
40代採用では、組織の課題をマネジメントで解決した実績が問われます。
第3に、業界や取引先のネットワークです。
長年のキャリアで積み上げた業界内の人脈は、入社後すぐに事業に貢献できる資産として評価されます。
特に営業・事業開発・採用関連の職種では、候補者のネットワークの広さが採用決定の一因になることがあります。
第4に、若手社員のロールモデルになれる経験値です。
40代の中途採用者には、20代・30代の若手社員が見て学べる存在としての期待もあります。
業務の進め方や判断の根拠を言語化して伝えられる人材は、組織育成の観点からも歓迎されます。
第5に、不確実な状況での意思決定経験です。
事業縮小・組織再編・大型クレームへの対応など、修羅場をくぐった経験を持つ人材は、危機管理の局面で価値を発揮できると評価されます。
採用側が40代候補者に感じる不安として、採用担当者からの声で特に多いのは3点です。
1点目は、仕事のやり方への強いこだわりです。
長年の経験から培った方法論を持つことは強みですが、転職先の文化や業務プロセスに柔軟に適応できるかどうかを採用担当者は注視しています。
面接で他社の方法論を一方的に押し付けるような発言があると、採用担当者が懸念を持つケースがあります。
2点目は、年収への期待と発揮できる成果のバランスです。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、40〜44歳男性の平均月収は288,400円で、年収に換算すると賞与込みで550〜700万円程度の水準になるケースが多くなります。
採用担当者は、提示年収に見合う成果を短期間で出せるかどうかを判断材料にしています。
3点目は、上司が年下になることへの受容です。
40代の中途採用者が配属されるチームのリーダーや部長が30代であるケースは少なくありません。
年齢に関係なく指揮命令系統を受け入れて動けるかどうかは、採用担当者が面接で確認しようとする点の一つです。
| 採用側の視点 | 内容 |
|---|---|
| 最も期待すること | 即戦力性(入社直後の成果)とマネジメント実績 |
| 最も懸念すること | 仕事のやり方への固執と年収と成果のバランス |
| 面接で最重要視すること | 転職理由の明確さと組織への適応柔軟性 |
書類選考を通過する40代と止まる40代の決定的な差
書類選考を通過できる40代と止まる40代の差は、職務経歴書が採用担当者の判断に必要な情報を的確に伝えているかどうかの一点に集約されます。
採用担当者が書類を見る時間は1件あたり数十秒から2〜3分程度が現場の感覚です。
40代の職務経歴書は経歴が長い分だけ情報量が多くなりがちですが、採用担当者にとって重要なのは、応募ポジションとの適合性がわかる情報が素早く見つかるかどうかです。
書類選考を通過する40代には、以下の共通点があります。
まず、実績が数値で示されています。
売上目標達成率・担当した組織の人数・コスト削減額・新規顧客数など、規模感のわかる数字が盛り込まれています。
同じ管理職経験でも、部下5名のチームを統括し、売上前年比130%を達成とある書類と、管理職として営業部門を担当とある書類では、採用担当者が受ける印象が大きく変わります。
次に、近年の実績が前面に出ています。
40代の経歴書で古い情報に多くのページを割くと、採用担当者が重要な情報を探すのに時間がかかります。
直近5〜7年の実績を最初のページで明示し、古い経歴は簡潔にまとめることで読みやすさが上がります。
また、応募ポジションへの適合理由が1〜2文で書かれています。
志望動機欄に御社の成長に貢献したいという定型文しかない場合、採用担当者には響きません。
応募企業の具体的な事業課題や成長戦略と、自分の経験を結びつけた記述があると、選考担当者の目に止まります。
書類選考で止まる40代には、共通する課題があります。
実績数値がなく職歴の羅列のみであること、転職回数や職種変遷に一貫性が見えないこと、書類が5〜6ページ以上あり情報過多で読みにくいことです。
また、希望年収欄に現職と同等以上という記載があるだけで、市場相場と乖離している場合も選考見送りの要因になります。
厚生労働省の令和7年3月調査では、中途採用の評価項目として業務経験・専門スキルが最重要視されることが示されています。
書類選考においても、業務経験と専門スキルが採用側にとって判断できる形で明記されているかが、合否を分ける最大のポイントです。
40代転職を成功に導く具体的なステップと注意点

40代転職を成功させるには、20代・30代の転職とは異なる進め方が必要です。
求人の探し方から年収交渉まで、40代特有の転職市場の構造を踏まえたステップを順に解説します。
転職エージェントを活用すべき理由と注意点
40代の転職では、転職エージェントの活用が成功率に大きく影響します。
理由は、40代向けの求人の多くがエージェント経由の非公開求人だからです。
一般に公開されている求人には応募者が集中します。
企業が採用コストと手間を抑えるため、管理職や即戦力を求める40代向けの求人をエージェント経由に限定するケースは少なくありません。
公開求人だけを対象に活動すると、選択肢が狭まる可能性があります。
エージェントを活用する具体的なメリットは3点あります。
まず、年収交渉を代行してもらえることです。
候補者が直接企業に年収を交渉するのは難しい局面でも、エージェントが候補者の市場価値と企業の採用意欲を踏まえて交渉できます。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、40〜44歳男性の平均月収は288,400円で、転職後の年収交渉に必要な市場相場を把握する際の基準として活用できます。
次に、面接対策と書類フィードバックが受けられることです。
40代の書類・面接の傾向をよく知るエージェントからのアドバイスは、選考通過率に影響します。
さらに、非公開求人へのアクセスです。
特定の業種・職種に強みを持つエージェントほど、公開されていない求人情報を多く保有しています。
転職エージェントを使う際の注意点も2点あります。
1点目は、エージェントの質に差があることです。
担当者のキャリア支援経験や業界知識はエージェント個人によって大きく異なります。
最初の面談で担当者の知識量や提案の質を確認して、必要であれば担当者変更や別のエージェントへの移行を検討することが重要です。
2点目は、エージェントに任せきりにしないことです。
エージェントはあくまで転職活動のサポート役です。
自分の強みや希望条件の整理は自分で行い、エージェントに完全に判断を委ねる姿勢では満足のいく転職先を見つけるのが難しくなります。
40代が狙うべき有利な職種と業界の見極め方
40代の転職で内定を獲得するには、人材需要が旺盛な領域と自分の経験が活きる領域を重ねることが重要です。
総務省の令和7年(2025年)労働力調査によると、就業者数が前年から最も増加した産業は医療・福祉(前年比25万人増の947万人)で、次いでサービス業(同16万人増)、情報通信業(同10万人増)となっています。
人手不足感が強い産業ほど、中途採用に積極的な企業が多く、40代のキャリアが評価される機会が増えます。
40代のキャリアが活きる職種の傾向を整理すると、以下のとおりです。
管理職・マネジメント職は、40代採用で最も需要が高い職種カテゴリです。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査では、管理職の平均年齢は40〜50代であることが示されており、40代の転職市場でも管理職採用は中心的な役割を占めています。
専門職・技術職は、IT・医療・介護・建設・製造などの分野で人材不足が深刻なため、業界経験と専門スキルがある40代への需要があります。
特にITエンジニアやプロジェクトマネージャーは求人倍率が高い傾向にあります。
コンサルティング・企画職は、業界の深い理解と課題解決経験が求められるため、豊富な実務経験を持つ40代への需要が一定数あります。
転職先の業種・職種を選ぶ際は、自分の強みが発揮できる領域と、人材需要が旺盛な領域の重なりを探すことが戦略の基本です。
現職に在籍しながら転職活動を効率よく進める方法
40代の転職は、現職に在籍したまま進めることが基本です。
離職後に転職活動を始めると、焦りが生まれて条件面での妥協につながるリスクがあります。
在籍中の転職活動を効率よく進めるための具体的な方法を整理します。
まず、活動スケジュールを構造化することです。
書類準備・エージェント面談・企業面接・調査のそれぞれに曜日や時間帯を割り当て、週単位で活動量を管理します。
40代は現職での責任が重い分、隙間時間の使い方が活動の進捗を決めます。
次に、情報管理を徹底することです。
転職活動の情報が現職の職場に漏れると、在職中の業務環境に影響が出る場合があります。
SNSでの発信・社内での相談・会社のPCや連絡先の使用は避けることが原則です。
また、在職中に内定を確保してから退職することが重要です。
先に退職してしまうと、収入が途絶えた状態での転職活動になり、焦りから条件面で妥協した決断につながるリスクがあります。
面接の日程は現職の業務に影響が少ない時間帯(早朝・昼休み・有給休暇)を活用して調整します。
転職活動の期間の目安は、40代の場合3〜6ヶ月程度が現実的です。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、転職入職率が40代で5%台にとどまることが示されており、書類応募から内定までの道のりは30代より時間がかかることを前提にスケジュールを組み立てる必要があります。
年収を落とさずに条件交渉するための準備と進め方
年収を維持または向上させて転職するには、交渉の前に市場相場の把握と自分の提供価値の整理を終えることが不可欠です。
年収交渉の起点として最も信頼性が高いのは、公的機関が発表する賃金データです。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、フルタイム勤務の男性一般労働者の所定内給与は40〜44歳が月平均288,400円、45〜49歳が298,000円です。
この月収に賞与を加算した年収水準(550〜700万円程度)が、同年代の相場感として交渉の基準になります。
交渉を進める際の具体的なステップは以下のとおりです。
第1ステップは、自分の年収の根拠を数字で整理することです。
現職での達成実績・管理していた予算規模・担当組織の人数など、年収に見合うパフォーマンスを示すデータを用意します。
根拠のない年収要求は採用担当者に響きません。
第2ステップは、転職エージェントに交渉を任せることです。
エージェントは企業の採用予算情報を持っており、候補者が直接伝えるよりも条件面での調整が進みやすい場合があります。
エージェントに現職年収と希望年収を正確に伝えておくことが交渉の前提です。
第3ステップは、年収以外の条件も含めて総合評価することです。
年収だけでなく、退職金制度・賞与の支給基準・昇給の仕組み・フレックスやリモートなどの柔軟な勤務形態を総合的に評価すると、見かけの年収が現職より低くても総合条件では同等以上になるケースがあります。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、40〜44歳の転職後に年収が増加した割合は41.3%です。
準備と交渉を適切に行えば、40代でも年収を落とさずに転職できる可能性は十分にあります。
40代の転職に対応したエージェント比較

40代の転職活動で成果を上げるには、40代向けの求人を保有し、即戦力採用や管理職採用の経験が豊富なエージェントを選ぶことが重要です。
以下では、40代の転職支援に対応していることを公式サイトで確認したエージェントを順に紹介します。
料金や求人数は各社の公式サイト掲載情報をもとにまとめています。
リクルートエージェント
リクルートエージェント(40代向け)
- 運営会社
- 株式会社インディードリクルートパートナーズ(従業員5,283人・2025年4月リクルートより分割)
- 利用料金
- 完全無料・全年齢対応(公式サイトに40代向け転職求人ページあり)
- 求人数
- 公開求人約100万件+非公開求人約22万件(2026年2月時点・国内最大規模)
- 40代特化
- 40代高収入求人 公開978件以上(2026年2月時点)
- 体制
- 業界・職種別キャリアアドバイザー(製造/IT/金融/医療など業界別の市場感把握)
- 実績データ
- 厚労省令和5年雇用動向調査 40-44歳の転職後年収増加率41.3%
リクルートエージェントは、国内最大規模の求人数を持つ転職エージェントです。
公式サイトには40代向けの転職求人ページが設けられており、40代高収入求人だけで公開求人978件以上(2026年2月時点)を掲載しています。
非公開求人は約22万件(2026年2月23日時点)にのぼり、一般に公開されていない管理職・専門職の求人へのアクセスを提供しています。
40代転職に関して特に強みとなるのは、業界と職種に精通したキャリアアドバイザーが在籍していることです。
製造業・IT・金融・医療など業界別にアドバイザーが分かれており、40代が転職を目指す職種・業界の市場感を把握したうえでサポートを受けられます。
書類添削・面接対策・入社後の年収交渉代行まで、選考の各段階でサポートが提供されます。
転職後の年収に関しては、厚生労働省の令和5年雇用動向調査で40〜44歳の転職後年収増加率が41.3%であることが示されています。
リクルートエージェントは求人の数と質の両面から、年収を落とさずに転職先を探す際の選択肢となります。
利用時の注意点として、担当キャリアアドバイザーの質に個人差がある点は把握しておく必要があります。
面談時にアドバイザーの提案の質と業界知識を確認して、必要であれば担当者変更を申し出ることが可能です。
また、登録後に連絡頻度が高くなる場合があるため、希望する連絡頻度を最初の面談で伝えておくとスムーズです。
企業情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | リクルートエージェント |
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
| 創業 | 2025年4月1日(株式会社リクルートより分割) |
| 資本金 | 2億円 |
| 従業員数 | 5,283人(2026年4月1日現在・アルバイト・パート含) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-317880 |
| 公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 主な対象年齢 | 全年齢(40代向け求人ページあり) |
| 公開求人数 | 約100万件(2026年2月時点) |
| 非公開求人数 | 約22万件(2026年2月23日時点) |
| 40代高収入求人(公開) | 978件以上(2026年2月時点) |
転職者にとって無料で利用できる点は大きなメリットです。
求人数の規模は他のエージェントと比較しても圧倒的で、業界・職種・地域を問わず幅広い選択肢から40代に合う求人を探せます。
ただ、担当アドバイザーとの相性が成果に影響するため、最初の面談で自分の強みや転職の優先条件を明確に伝えることが活用の鍵になります。
doda
doda(40代向け)
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社(従業員7,048名・1989年6月設立・2017年7月現社名)
- 利用料金
- 完全無料・全年齢対応(公式に40代向けエージェント活用法ページあり)
- 独自機能
- 転職サイト+エージェント+スカウトを1つのアカウントで利用可(両機能を同時活用)
- 会員数
- 約1,032万人(2025年11月時点)
- 40代データ
- 40代平均年収517万円(2024年9月〜2025年8月にdoda登録した約60万人のデータ)
- 診断ツール
- 年収査定ツール+キャリアタイプ診断(市場価値の客観的把握に有効)+別途doda X(スカウト型ハイクラス)
dodaは、転職サイトと転職エージェントの両機能を一つのサービスで使えるプラットフォームです。
公式サイトに40代向けのエージェント活用法ページが設けられており、40代のキャリア相談・求人紹介・書類添削・面接対策・年収交渉まで対応しています。
dodaが40代転職で発揮する強みは3点あります。
1点目は、転職サイトとエージェントの両方を使えることです。
エージェントに求人紹介を依頼しながら、同時に転職サイトとして自分で求人を検索して応募することができます。
求職者のスタイルに合わせて活用方法を柔軟に選べる設計になっています。
2点目は、スカウトサービスの利用が可能なことです。
プロフィールを登録しておくと、企業や転職エージェント(ヘッドハンター)から直接スカウトが届く機能があります。
管理職・専門職として経験を積んだ40代は、スカウト経由で非公開のポジション情報が届くケースもあります。
3点目は、自己分析・市場価値把握ツールが充実していることです。
年収査定ツールやキャリアタイプ診断を無料で利用でき、転職活動の前段階として自分の現在の市場価値を客観的に把握するのに役立ちます。
dodaが公表する登録者データによると、40代の平均年収は517万円(2024年9月〜2025年8月にdodaへ登録した約60万人のデータ)で、転職先との年収交渉の参考指標として活用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | doda(デューダ) |
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区麻布台1丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー20・21F |
| 設立 | 1989年6月(2017年7月に現社名へ変更) |
| 資本金 | 11億2,700万円 |
| 従業員数 | 7,048名(有期社員含む・グループ会社出向中除く 2025年3月1日時点) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010817 |
| 公式サイト | https://doda.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 主な対象年齢 | 全年齢(40代向けコンテンツあり) |
| 会員登録者数 | 約1,032万人(2025年11月時点) |
| 利用可能サービス | 転職サイト・エージェント・スカウト(登録後に全機能利用可) |
| ハイクラス向け別サービス | doda X(スカウト型・無料・別途登録) |
注意点として、dodaは20〜30代の登録者比率が高い媒体であるため、40代向けの求人が全体の求人数に対して相対的に少ない傾向があります。
40代の転職では、専門性や管理職経験を前面に出した応募戦略を立て、担当キャリアアドバイザーに希望条件と強みをわかりやすく伝えることが選考通過率に影響します。
転職サイトとエージェントの両方を一つのアカウントで使えるのは、dodaの大きな利便性です。
エージェントに頼りすぎず、自分でも求人を検索して能動的に活動したい40代には、特に使い勝手のよいサービスです。
年収査定ツールを使って市場相場を把握してから交渉に臨む流れは、40代の転職に実践的なアプローチとして有効です。
JACリクルートメント
JACリクルートメント
- 利用料金
- 無料
- 公開求人数
- 約47,000件
- 対応層
- 管理職・専門職・ハイクラス
- 年収600万円以上の求人割合
- 約9割
- 国内拠点
- 14拠点
- 得意分野
- 外資系・グローバル・日系大手の管理職/専門職
JACリクルートメントは、管理職・専門職・ミドル・ハイクラス層の転職を専門とするエージェントです。
公式サイトには40代前後を中心としたハイクラス、およびエグゼクティブ層の転職エージェントと明示されており、40代の転職に特化したサポート体制を持っています。
1988年の設立以来、日本国内の人材紹介事業に特化してきた実績を持ち、12ヵ国36拠点のグローバルネットワークを持つ点も特徴です。
JACリクルートメントが40代転職で発揮する強みは3点あります。
1点目は、管理職・専門職求人への強みです。
公式サイトによると、公開求人の大半が管理職または将来的な管理職登用を前提とした求人です。
比較サイトによれば公開求人の約9割が年収600万円以上の案件とされており、40代で現在の年収水準を維持または向上させながら転職を目指す方に適した求人構成となっています。
2点目は、コンサルタントの専門性です。
業界・職種ごとに専任コンサルタントが配置されており、製造・化学・IT・金融・コンサルティングなど多様な業種に対応しています。
担当コンサルタントが転職先企業の事業状況・組織文化・採用背景を直接把握したうえで支援を行う体制は、特定業界でのキャリアを深掘りしたい40代にとって価値があります。
3点目は、グローバル転職への対応です。
12ヵ国36拠点のネットワークにより、外資系・グローバル企業への転職や海外勤務を含むポジションへのアクセスが可能です。
英語力や海外経験を持ち、グローバルな環境で活躍したい40代候補者にとって選択肢が広がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階 |
| 設立 | 1988年3月7日 |
| 資本金 | 6億7,226万円 |
| 従業員数 | 連結2,453名 / 単体2,049名(2026年3月末現在) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010227 |
| グループ拠点 | 12ヵ国・36拠点 |
| 公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 主な対象層 | 管理職・専門職・ミドル・ハイクラス(年収600万円以上の求人が中心) |
| 40代向け対応 | 公式サイトで40代前後を中心としたサービスと明示 |
| 対応業種 | 製造・化学・IT・金融・コンサルティング・建設・その他 |
注意点として、JACリクルートメントは年収600万円以上を想定した求人が中心です。
現在の年収が400〜500万円台の場合、紹介できる求人数が限られる可能性があります。
年収水準が600万円未満の方は、リクルートエージェントやdodaなど求人数の多い総合型エージェントを併用して選択肢を広げる進め方が現実的です。
年収600万円以上の管理職・専門職ポジションへの転職を目指す40代にとって、JACリクルートメントは選択肢として優先度が高いサービスです。
業界に精通したコンサルタントがつくため、書類作成から面接対策まで精度の高い支援を受けられます。
ただし年収条件が合わない方は、登録してもすぐに案件が紹介されない場合があることは事前に把握しておく必要があります。
パソナキャリア
パソナキャリア(40代ハイクラス)
- 運営会社
- 株式会社パソナ(1976年設立・全国47都道府県に支店/コンサルタント配置)
- 利用料金
- 完全無料・公式に「40歳からの転職に強いハイクラス専門エージェント」と明示
- 求人特徴
- 取扱求人の約92%が日本に本社を置く大手・有名企業(2023年2月時点・公式)
- 全国対応
- 47都道府県全展開・地域専任コンサルタント体制(UIターン転職/地方転職に唯一の強み)
- 独自機能
- 年収診断シミュレーション+転職適性診断+リーダーシップスタイル診断(無料ツール)
- 実績
- 45歳・年収1,500万円リスク管理部門長/49歳・年収1,200万円管理部門部長など事例多数
パソナキャリアは、株式会社パソナが運営するハイクラス転職エージェントサービスです。
公式サイトには40歳からの転職に強いハイクラス専門エージェントと明示されており、40代・50代のミドル・シニア層の転職支援に対応しています。
取り扱う求人の約92%が日本に本社を置く大手・有名企業であり(2023年2月時点・公式サイト掲載)、全国47都道府県に支店・コンサルタントを配備する点が特徴です。
パソナキャリアが40代転職で発揮する強みは3点あります。
1点目は、全国対応の地域密着ネットワークです。
東京・大阪・名古屋などの主要都市だけでなく、全国47都道府県に支店とコンサルタントを配置しています。
首都圏以外でのUターン・Iターン転職や、地方への転職を視野に入れている40代にとって、地域の採用状況に詳しいコンサルタントからサポートを受けられる点は他の大手エージェントと差異化される強みです。
2点目は、独占求人の保有です。
公式サイトによると、パソナキャリアだけが独占的に取り扱う求人が多数あります。
企業との長期的な信頼関係を背景に、公開されていないポジションへのアクセスが可能なケースがあります。
管理職・専門職クラスの40代候補者には、非公開ルートで求人情報が提供されることがあります。
3点目は、サポートツールの充実です。
年収診断シミュレーション・転職適性診断・リーダーシップスタイル診断など、自己分析に活用できる無料ツールが公式サイト上で提供されています。
転職活動の前段階として自分の市場価値や適性を把握したい40代に役立つ機能です。
公式サイトには45歳・年収1,500万円での部門体制強化のためのリスク管理部門長への転職、49歳・年収1,200万円での管理部門部長への転職など、40代・50代の具体的な転職成功事例が掲載されており、ハイクラス層の転職支援実績を公式に示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | パソナキャリア |
| 運営会社 | 株式会社パソナ |
| 本社所在地 | 東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE |
| 設立 | 1976年(旧社名 株式会社テンポラリーセンターとして設立) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010444 |
| 全国拠点 | 全国47都道府県に支店・コンサルタントを配備 |
| 公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料(転職者から手数料は発生しない) |
| 主な対象層 | ハイクラス・管理職・専門職(40代・50代の実績あり) |
| 取り扱い求人の特徴 | 約92%が大手・有名企業の求人(2023年2月時点・公式サイト掲載) |
| 全国対応 | 47都道府県対応(地方転職・Uターン転職の支援実績あり) |
注意点として、パソナキャリアは業界専任コンサルタントが担当につく体制で、担当者の経験と知識の質が成果に影響します。
初回面談では担当コンサルタントの業界知識と提案内容を確認し、ミスマッチを感じた場合は担当者変更を申し出ることが可能です。
また、全国対応とはいえ地方拠点では大都市と比べて保有求人数が少なくなるケースがあるため、地方での転職を検討している場合は事前に希望エリアの求人状況を確認することをおすすめします。
全国どこからでも対応可能な点と、独占求人を多数保有している点は、パソナキャリアを選ぶ理由として挙がりやすいポイントです。
首都圏以外での転職を考えている40代には、地域専任コンサルタントからのサポートは実際の選考を進める上で心強い面があります。
ビズリーチ
ビズリーチ
- 利用料金
- 無料(プレミアムは有料)
- サービス種別
- スカウト型プラットフォーム
- 対応層
- 年収600万円以上のハイクラス
- プレミアム(〜750万)
- 月額3,278円
- プレミアム(750万〜)
- 月額5,478円
- 運営
- 株式会社ビズリーチ(ビジョナルG)
ビズリーチは、管理職・専門職・次世代リーダー・グローバル人材などのハイクラス人材に特化した国内最大級の転職プラットフォームです。
公式サイトには40代の転職特集コンテンツが設けられており、40代の転職に関する情報提供と求人へのアクセスに対応しています。
ビズリーチが他の転職エージェントと大きく異なるのは、スカウト型の仕組みを採用している点です。
候補者がプロフィールを登録すると、企業や登録ヘッドハンターから直接スカウトが届くモデルで運営されています。
自分から求人を探して応募する従来のスタイルだけでなく、企業側からオファーを受けることで、知らなかった機会に気づけることがあります。
ビズリーチが40代転職で発揮する強みは3点あります。
1点目は、ハイクラス求人の比率の高さです。
公式サイトによると、年収1,000万円以上の求人が全体の5割以上(2026年1月末時点)を占めており、現在の年収が600万円以上の40代管理職・専門職にとってキャリアアップを目指せる求人が多く揃っています。
2点目は、登録ヘッドハンターの規模です。
9,700人以上のヘッドハンターがプラットフォームに登録しており(2026年1月末時点)、一般の転職サイトには出ていないポジション情報がヘッドハンター経由で届くことがあります。
特定業界の経験が深い40代には、その業界に精通したヘッドハンターからのスカウトが届く可能性があります。
3点目は、企業との直接接点です。
導入企業数は累計41,800社以上(2026年1月末時点)で、企業の採用担当者や役員から直接スカウトが届く設計になっています。
ヘッドハンターを介さず企業と直接コンタクトをとれるため、選考のスピードが上がるケースがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ビズリーチ |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-15-1 |
| 設立 | 2007年3月 |
| 資本金 | 1億3,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 酒井 哲也 |
| 公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
| 料金プラン | 内容 |
|---|---|
| スタンダードステージ(無料) | 無料・スカウト受信と求人閲覧が可能 |
| プレミアムステージ(有料) | 5,478円/月(Web決済)・全機能利用可 |
| 会員登録時の無料体験 | 審査通過後に1週間プレミアムステージを無料体験可能 |
| 年収1,000万円以上求人の割合 | 全体の5割以上(2026年1月末時点・公式サイト掲載) |
注意点として、ビズリーチはスカウト型のプラットフォームであるため、リクルートエージェントやdodaのように担当キャリアアドバイザーが書類添削・面接対策を伴走してサポートするスタイルとは異なります。
自分で書類を整え、ヘッドハンターや企業担当者とやりとりを進める能動的な姿勢が求められます。
面接対策や年収交渉のサポートを手厚く受けたい場合は、他の転職エージェントとの併用が現実的な選択肢です。
また、プレミアムステージはすべての機能を利用するために月額費用が発生する点が他のエージェントと異なります。
無料プランでもスカウト受信は可能なため、まず無料で試して必要に応じてプランの利用を検討する進め方が適しています。
年収600万円以上の管理職・専門職ポジションを目指す40代にとって、ビズリーチはスカウト受信を通じて自分の市場価値を確認する手段として価値があります。
他のエージェントと並行して登録することで、スカウト経由でしか出てこない求人情報にアクセスできる点が活用のポイントです。
担当者が付かないため自己完結型の活動スタイルに向いており、書類対策が既に仕上がっている経験豊富な40代に適したサービスです。
マイナビエージェント(ミドルシニア向けサポート)
マイナビエージェント(ミドルシニア向け)
- 運営会社
- 株式会社マイナビ(1973年8月設立・代表 粟井俊介)
- 利用料金
- 完全無料・全年齢対応(公式サイトに40代転職成功事例ページあり)
- 体制
- 業界専任アドバイザー(製造/IT/金融/不動産/メディア等の業界知識を保有)
- 求人数
- 6万件以上(公式)・40代向けは20-30代と比較して少なめ(他年代特化のため)
- 別サービス
- マイナビミドルシニア(40代以上専用求人情報サイト・正社員/契約/派遣/パートに対応)
- 注意点
- 40代向けは補完的活用が推奨(JAC/ビズリーチを主軸+マイナビ並行登録が現実的)
マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービスです。
公式サイトに40代向けの転職成功事例ページが設けられており、40代の転職支援に対応しています。
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが配置される体制で、製造・IT・金融・不動産・メディアなど幅広い業種の求人を取り扱っています。
マイナビエージェントが40代転職で活用できる強みは3点あります。
1点目は、業界専任アドバイザー制度です。
業界ごとに専門知識を持つキャリアアドバイザーが担当につき、求職者のスキルと業界が求める人物像のすり合わせを丁寧に行います。
公式サイトでは業界専任ゆえに企業とのパイプが強く、各ポジションに求められる役割や募集背景、組織構成など重要な情報を豊富に提供すると明示されており、求人票だけでは得られない企業内情を踏まえた転職支援が受けられます。
2点目は、40代転職者の成功事例が公式サイトに蓄積されている点です。
エンジニア職での40代初転職、管理職ポジションへの転職など、年代別に実際の支援事例が掲載されています。
転職活動の具体的なイメージをつかみたい40代にとって、公式サイトの情報は参考になります。
3点目は、転職活動全般のサポート体制です。
書類添削・面接対策から内定後の年収交渉まで、選考の各段階でアドバイザーからサポートを受けられます。
在職中の40代が現職の業務をこなしながら転職活動を並行して進める場合でも、面接日程の調整や企業とのやりとりの代行が対応されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | マイナビエージェント |
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
| 設立 | 1973年8月15日 |
| 代表者 | 代表取締役 社長執行役員 粟井 俊介 |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-080554 |
| 公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 対象年齢 | 全年齢(40代転職成功事例ページあり) |
| 求人数 | 6万件以上(公式サイト掲載) |
| 対応業種 | 製造・IT・金融・不動産・メディア・他多数 |
注意点として、マイナビエージェントは20代から30代前半の転職支援に強みを持つサービスとして広く認識されており、40代向けの求人数は他の年代と比較すると少なくなる傾向があります。
年収600万円以上のハイクラスポジションや管理職への転職を目指す40代は、JACリクルートメントやビズリーチなど40代・ハイクラス特化型のサービスを主軸に活用しながら、マイナビエージェントは補完的に登録するという活用方法が現実的です。
なお、マイナビグループには40代以上を対象とした求人情報サイト・マイナビミドルシニアもあります。
担当者によるエージェントサービスではなく求人情報の検索サイトという位置づけで、正社員・契約社員・派遣・パートなど多様な雇用形態の求人を40代以上向けに提供しています。
マイナビエージェントは豊富なコンテンツと業界専任アドバイザーによる丁寧なサポートが特徴です。
ただし40代には主戦力というよりも補完的な活用が向いています。
ハイクラス志向の40代には、まずJACリクルートメントやビズリーチを軸にしつつ、選択肢の幅を広げるために並行登録するという使い方が実践的です。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
- 利用料金
- 無料
- 対象
- 30代〜50代(ハイクラス・管理職層)
- 求人年収レンジ
- 800万円〜2000万円
- 保有求人数
- 約12万件以上
- サービスタイプ
- スカウト型(専任アドバイザーなし)
- 登録方式
- 審査なしで職務経歴書の匿名登録が可能
リクルートダイレクトスカウトは、株式会社インディードリクルートパートナーズが提供するスカウト型ハイクラス転職サービスです。
公式サイトには40歳男性・40代女性の転職成功事例が掲載されており、40代の転職に対応しています。
転職決定年収の平均が925万円以上(2022年度実績・公式サイト掲載)と高水準にあり、年収800万円〜2,000万円の求人を中心に取り扱っています。
リクルートダイレクトスカウトが40代転職で発揮する強みは3点あります。
1点目は、スカウトにAIマッチングを活用している点です。
登録者のレジュメと企業が求める人材要件をAIが分析し、スカウトの精度を高める仕組みが導入されています。
経験とスキルが豊富な40代は、AIが経歴を評価してスカウトを送る対象として選ばれやすく、年収800万円以上のポジションへのオファーを受け取る可能性があります。
2点目は、リクルートグループ内のレジュメ連携です。
リクルートグループが提供する求職者活動支援サービス共通のレジュメ機能に対応しており、一度登録すると複数のリクルートサービスに情報が活用されます。
リクルートエージェントとの併用で選択肢が広がります。
3点目は、転職スカウトサービスの顧客満足度実績です。
2023年オリコン顧客満足度調査の転職スカウトサービス部門で2年連続No.1を獲得しています(2023年・全国20歳〜59歳男女・過去3年以内に転職スカウトサービス利用者対象)。
40代を含む幅広い年代の利用者からの評価が反映された実績です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | リクルートダイレクトスカウト |
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
| 設立 | 2025年4月1日(株式会社リクルートより分割) |
| 資本金 | 2億円 |
| 従業員数 | 5,283人(2026年4月1日現在・アルバイト・パート含) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-317880 |
| 公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 転職決定年収 | 平均925万円以上(2022年度実績・公式サイト掲載) |
| 主な求人年収帯 | 年収800万〜2,000万円 |
| 40代への対応 | 公式サイトに40代転職成功事例あり |
注意点として、リクルートダイレクトスカウトはスカウトを待つ受動的な運用スタイルが基本です。
自分から求人に直接応募するスタイルに慣れた方や、書類添削・面接対策などの手厚いサポートを求める場合は、リクルートエージェントやJACリクルートメントなど担当者が伴走するエージェントサービスとの並行利用が有効です。
ビズリーチと同様のスカウト型ですが、リクルートグループのレジュメ連携という独自の仕組みを持ちます。
年収800万円以上を目指す40代が市場価値を測るための手段として、リクルートダイレクトスカウトへの登録は有効です。
スカウトの内容・頻度・送ってくるヘッドハンターの質を観察することで、自分の経験がどの程度評価されているかを把握できます。
ビズリーチと並行して登録し、スカウトの傾向を比較してみる活用方法がおすすめです。
type転職エージェント
type転職エージェント
- 利用料金
- 無料
- 求人総数
- 37,936件
- 非公開求人数
- 23,692件
- 主な対応エリア
- 一都三県(エンジニアは全国)
- IT・Web求人割合
- 全体の約65%
- エンジニア年収アップ率
- 78%
type転職エージェントは、東証プライム上場企業の株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。
IT・Web・ものづくり(製造業)・営業職の領域に特化した転職支援サービスで、公式サイトにはtype転職エージェント ハイキャリアとして管理職・部長クラス・役員クラスへの転職支援ページが設けられており、40代が多く当てはまる管理職・スペシャリスト向けのサポートを提供しています。
type転職エージェントが40代転職で活用できる強みは3点あります。
1点目は、IT・Web系のキャリアに対する専門性です。
転職サイトtypeはIT・通信・ソフトウェア業界への求人情報サービスとして長年の実績を持ち、エンジニア・プロジェクトマネージャー・ITコンサルタント・データサイエンティストなどの職種への転職支援が充実しています。
IT業界でキャリアを積んできた40代エンジニアや技術管理職には特に求人の精度が高くなる傾向があります。
2点目は、ハイキャリア専用のサポート体制です。
公式サイトのハイキャリアページには、課長・マネージャークラス、部長・役員クラス、外資・グローバル企業への転職、IT営業・ビジネスコンサルタントの転職など、40代管理職が目指すポジションへの支援が明示されています。
大手企業の次世代リーダーからスタートアップの役員ポジションまで幅広い求人を扱うとしており、年収アップを目指す40代に対応した求人構成になっています。
3点目は、面談の満足度です。
公式サイトでは面談後満足度が83%であると公表されており、転職希望者のキャリアの棚卸しから書類作成・面接対策・企業との交渉まで、キャリアアドバイザーが個別対応します。
IT業界に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しており、技術職のキャリアの言語化サポートにも対応しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | type転職エージェント |
| 運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
| 本社所在地 | 東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル |
| 設立 | 1993年7月(東証プライム上場) |
| 資本金 | 5億5,866万円 |
| 従業員数 | 768名(2025年9月30日現在) |
| 厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-040429 |
| 公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 転職者の利用料金 | 無料 |
| 主な対象職種 | IT・Web・ものづくり・営業・管理職・スペシャリスト |
| ハイキャリア向けページ | type転職エージェント ハイキャリア(課長・部長・役員クラス対応) |
| 面談満足度 | 83%(公式サイト掲載) |
注意点として、type転職エージェントはIT・Web系や首都圏の求人に強みがあるため、製造業・金融業・地方での転職を主に考えている40代には、JACリクルートメントやリクルートエージェントなどの選択肢と比較して判断することをおすすめします。
保有求人の業種・職種の偏りを確認するために、登録前に求人検索で自分の希望条件の件数を確認してから面談に進む進め方が効率的です。
IT・Web・ものづくり系のキャリアで管理職を目指している40代には、type転職エージェントのハイキャリアページは現実的な選択肢です。
転職サイトtypeとの連携で求人情報の幅が広く、IT業界に精通したアドバイザーから業界内のリアルな採用動向を聞ける点は他の大手エージェントにはない強みです。
IT以外の業界の40代は、type転職エージェントは補完的な選択肢として、ハイクラス特化のJACやビズリーチを主軸にした活用が向いています。
40代の転職に関するよくある質問
- Q40代の転職活動にはどのくらいの期間がかかるものですか
- A
40代の転職活動は、平均3〜6ヶ月程度かかるケースが多く、管理職・専門職ポジションを目指す場合は6ヶ月〜1年以上かかることもあります。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査によると、40〜44歳男性の転職入職率は5.5%と25〜29歳の13.4%と比較して低い水準にあり、応募から内定までの選考通過率が20〜30代より低くなることが期間の長期化につながります。
期間が長引く主な要因は2点あります。
1点目は求人数の絶対量の少なさです。
40代向けの求人は30代向けと比べて少なく、条件に合う求人を見つけるまでに時間がかかります。
2点目は書類選考の通過率の低さです。
企業が期待するスキルと年収水準のバランスをとった書類が作れるまでに複数回の修正が必要なケースが多いです。
在職中から活動を始めることと、転職エージェントに書類の方向性を早期に相談することが、期間を短縮するうえで現実的な選択肢です。
- Qスキルや経験に自信がない40代でも転職できますか
- A
スキルや経験に自信がない40代でも転職は可能です。
求人数や選択肢は絞られます。
厚生労働省の中途採用調査(2025年3月)では、中途採用時に企業が重視する要素として職務遂行能力、実務経験年数、マネジメント経験が上位を占めています。
スキルや経験に自信がない40代が転職を成功させるには、現在の職種での経験の深掘りか、成長市場の未経験職種への挑戦かを明確に決めることが先決です。
40代での未経験職種転職は、採用数が少ない業界・職種への挑戦となるため、年収の一定程度の調整を前提に置く覚悟が必要なケースがほとんどです。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査によると、40〜44歳で転職後に年収が減少した割合は29.3%です。
スキルや経験の棚卸しを行い、現実的な転職目標を設定したうえで活動を始めることが重要です。
- Q45歳を超えると転職はほぼ無謀だと聞きましたが実際はどうですか
- A
45歳を超えても転職している人は一定数います。
選考通過率が下がり、転職の難易度が上がることは事実です。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査によると、45〜49歳男性の転職入職率は4.5%です。
これは転職が不可能であることを意味するのではなく、転職市場全体に占める割合が低いことを示しています。
実際には管理職・専門職ポジションへの即戦力採用として45歳以上が採用されるケースは存在します。
45歳以降の転職では、年収を維持しながら転職先を探す難易度が上がります。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査では、45〜49歳の転職後年収増加率は31.7%です。
現在の年収水準を維持または向上させる転職は、それ相応の専門性や管理職経験・実績が必要です。
ハイクラス専門のエージェントに相談したうえで、自分の経験が市場でどの程度評価されるかを把握してから活動方針を決めることが現実的な進め方です。
- Q転職エージェントに40代で断られることはありますか
- A
転職エージェントへの登録を拒否されることは基本的にありませんが、登録後に求人紹介が少ない・もしくはサポートが薄いと感じる場合はあります。
有料職業紹介事業者は職業安定法により求職者から費用を受け取ることを禁止されており、採用が成立した場合に企業側から手数料を受け取る仕組みです。
そのため、採用難易度が高い候補者には紹介できる求人が少なくなり、サポートが手薄になるケースが実際には起こりえます。
40代に特に起こりがちなのは、現在の年収水準に見合う求人が少ない、または希望職種が未経験で紹介できる求人がないという状況です。
40代を含む管理職・ハイクラス向けに特化したJACリクルートメントやビズリーチなどを主軸として活用することで、こうした問題を回避する可能性が高まります。
複数のエージェントに並行して登録し、それぞれから紹介される求人の質と数を比較しながら活動することが有効です。
- Q40代女性の転職で特に注意すべきことは何ですか
- A
40代女性の転職では、年収水準の維持・柔軟な働き方への需要・キャリアブランクの説明の3点を意識することが重要です。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査によると、40〜44歳女性の転職入職率は7.5%と男性の5.5%を上回っています。
40代女性の転職者は男性より多く、転職市場での存在感があります。
注意点として、40代女性の転職では管理職経験の有無が選考結果に影響する点が挙げられます。
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、40〜44歳女性の月収平均は244,400円と男性(288,400円)と比較して低く、現在の年収帯によっては選択できる求人数が限られるケースがあります。
また、40代女性が転職活動で評価される強みは、丁寧な業務推進力と人間関係調整能力です。
管理部門・経理・人事・カスタマーサポート系のポジションには40代女性の専門性が評価される求人が比較的多い傾向があります。
女性向けの転職支援に強みを持つパソナキャリアや、女性専門エージェントサービスを持つtype転職エージェントの女性転職typeも選択肢として検討できます。
40代転職の疑問はひとりで抱え込まずに、まず複数のエージェントに相談することをおすすめします。
エージェントへの登録は無料であり、面談を通じて自分の市場価値と転職可能性を把握するだけでも大きな情報収集になります。
転職を決断する前の段階でも相談できることを覚えておくと、焦らずに活動を進めていただけると思います。
参考資料




