MENU
スマホ開閉メニュー
入試情報は受験生サイトをチェック!
IPU体育会の活動を発信しています!
    LANG
    SEARCH
    MENU
    1. ホーム
    2. 就職活動
    3. エントリーシートの書き方完全ガイド!選考通過率を上げる設問別コツと例文を紹介

    エントリーシートの書き方完全ガイド!選考通過率を上げる設問別コツと例文を紹介

    書類選考の平均通過率は約50%です。

    同じ経歴でも、エントリーシートの書き方ひとつで通過・不通過が分かれます。

    • 自己PRやガクチカ・志望動機の書き方がわからない
    • 文字数をどう使えばいいかわからない
    • 複数社への対応で時間が足りない

    そんな悩みを抱える就活生に向けて、設問別の書き方から文字数別の構成、ChatGPT活用の注意点、提出前チェックリストまで、採用担当者の視点を踏まえた実践的な内容を網羅しています。

    この記事を読めばわかること
    • 自己PR・ガクチカ・志望動機など設問別の書き方と例文
    • 400字・600字・800字それぞれの文章構成と情報量の目安
    • 1つのエピソードを複数社のESに書き分けるカスタマイズ術
    • ChatGPTをESに使う際の正しい活用方法と注意点
    • 提出前に必ず確認すべきチェックポイントと手書きとパソコンの選び方

    エントリーシートの書き方で選考通過率が大きく変わる理由

    エントリーシートの書き方次第で、書類選考の通過率は大きく変わります。

    書類選考の平均通過率は約50%とされており、2人に1人が次の選考に進めない計算です。

    大手企業や人気業界ではさらに厳しく、マスコミや食品業界ではこの数値を大幅に下回ることも珍しくありません。

    同じ経歴やエピソードを持つ就活生でも、書き方の構成・具体性・読みやすさの差が通過・不通過を分けています。

    リクルート就職みらい研究所の就職白書2025によると、就職活動において生成AIを使用した学生の割合は34.5%と、前年から20ポイントも増加しました。

    AIが普及したことで文章の質は全体的に底上げされており、以前にも増して内容の独自性と具体性が問われる時代になっています。

    また、就職ジャーナルの調査によると、就活生が1社分のエントリーシートを作成するのにかかる時間は平均3.8〜4.0時間です。

    これだけの時間をかけても書き方の基本がズレていれば、採用担当者の目に留まりません。

    書き方のルールを正しく理解することが、時間対効果を高める最初の一歩です。

    エントリーシートとは何か、採用担当者が選考で確認している3つのポイント

    エントリーシートとは、企業が採用選考の初期段階に応募者から収集する独自の書類で、人物像・志望動機・学生時代の経験などを自由記述形式で伝えるものです。

    履歴書が学歴や資格などの事実を証明する書類であるのに対し、エントリーシートは学生の思考・価値観・ポテンシャルを判断するための書類という位置づけです。

    採用担当者がエントリーシートを読む際に確認しているポイントは、大きく次の3つです。

    確認ポイント採用担当者が見ていること
    企業との適合性自社の社風・求める人物像と学生の価値観や行動特性が一致しているか
    再現性学生が発揮してきた強みや行動が、入社後の業務でも継続して発揮できそうか
    論理性と読みやすさ結論から根拠・具体例へと流れる構成で、短時間で内容を把握できるか

    dodaキャンパスが採用担当者226名に行った調査では、エントリーシートにおいて企業の事業内容を最低限押さえてほしいと考える企業が多いことがわかっています。

    また、志望動機や逆質問で評価を上げるポイントとして、自分の強みと企業の特徴を結びつけること、単なる暗記でなく自分の言葉で伝えることを挙げる担当者が多い結果になっています。

    つまり、エントリーシートに求められるのは、書いた内容の豊かさよりも、その内容がどれだけ相手の会社と結びついているかという接続力です。

    どれだけ濃い経験を持っていても、企業の求める文脈に乗せて伝えられなければ、評価につながりにくいと考えるとよいでしょう。

    書き方を改善する前に、まず採用担当者がエントリーシートから何を読み取ろうとしているかを理解することが大切です。

    この3つの評価軸を念頭に置いておくと、設問に対してどの角度から答えるべきかが見えやすくなります。

    履歴書とエントリーシートの違いと就活での役割

    エントリーシートと履歴書は見た目が似ている部分もありますが、就活における役割がまったく異なります。

    この違いを正確に理解しておくと、それぞれの書き方の方向性が明確になります。

    比較項目履歴書エントリーシート
    主な目的経歴・資格など客観的な事実の証明人物像・価値観・強みのアピール
    書式市販または規定フォーマット企業独自のフォーマット
    内容の自由度低い(指定欄への記入が中心)高い(自由記述・字数指定が多い)
    書き方のポイント正確性・見やすさ・誤字脱字なし具体性・論理性・企業との適合性
    面接での使われ方経歴確認の補助資料面接での質問の起点になる

    特に意識してほしいのが、「面接との連動性」です。

    採用担当者は、エントリーシートに書かれた内容をもとに面接の質問を組み立てます。

    つまり、エントリーシートの記載内容は、その後の面接で深堀りされることを前提に書く必要があります。

    実際の選考では、履歴書とエントリーシートをセットで提出するケースが多くあります。

    この場合、自己PRや志望動機の内容を全く別のものにする必要はありませんが、履歴書は要点を簡潔にまとめ、エントリーシートで具体的なエピソードや背景を掘り下げるという使い分けが求められます。

    就活を進めるうえで、エントリーシートは面接に進むための通行証であると同時に、面接全体のシナリオを左右する重要な書類です。

    提出して終わりではなく、面接でどう話すかまでを想定しながら書くとよいでしょう。

    エントリーシートを書き始める前に済ませておきたい2つの準備

    エントリーシートを書く前に自己分析と企業研究を済ませておくと、書き方の方向性がぶれず、複数社への対応もスムーズになります。

    この順番を守らずにESを書き始めてしまうと、何を伝えたいのかが自分でも整理できないまま文章を埋めることになります。

    その結果、どの企業のESにも同じような内容が並び、採用担当者から見ても志望度や個性が伝わらない書類になりがちです。

    dodaキャンパスが27卒の大学4年生239名に行った調査では、サマーインターンに参加する前にやっておけばよかったこととして、自己分析と答えた学生が最も多く、業界研究やES対策を上回る結果になっています。

    また、同調査で35%の学生が大学3年の4〜6月に自己分析を開始していることから、早い時期から準備を進めることで就活全体のペースが整うことがわかります。

    準備不足のままESに向かうことは、時間のロスにもつながります。

    まず2つの準備を整えてから、書き始めるとよいでしょう。

    自己分析でアピールできるエピソードを整理する手順

    自己分析とは、これまでの経験を振り返り、自分の強み・弱み・価値観・行動パターンを言語化する作業です。

    ESに書く内容のほぼすべてがこの作業から生まれるため、書き始める前に取り組むべき最優先の準備といえます。

    自己分析を終えていないままESを書こうとすると、自己PRやガクチカの設問で手が止まったり、書いても薄い内容になってしまったりします。

    逆に、自己分析が十分にできていれば、どの企業のESにも対応できるエピソードのストックが手元にある状態で書き進められます。

    自己分析の進め方

    自己分析はいきなり強みを探そうとするのではなく、まず過去の経験を洗い出すことから始めるのがうまくいく進め方です。

    以下の手順で取り組んでみましょう。

    1. 過去の経験を時系列で書き出す

      小学校から大学まで、印象に残っている出来事・頑張ったこと・挫折・転機などをできるだけ多く書き出します。

      大事なのは量で、思い出せるものをすべて並べることです。

    2. 各経験に対して深掘り質問を当てる

      それぞれの経験について、なぜそれに取り組んだのか、どんな行動をとったのか、何を感じたのか、何を学んだのかを問いかけます。

      この深掘りの作業が、エピソードを具体化する鍵です。

    3. 共通するパターンを見つける

      複数の経験を比較すると、自分が繰り返している行動パターンや、大切にしている価値観が見えてきます。

      これがESで伝えるべき強みの本質です。

    4. 強みを裏づけるエピソードを1〜3本選ぶ

      どの企業のESにも使いまわせる汎用性の高いエピソードを1〜3本選びます。

      このエピソードが、自己PR・ガクチカ・志望動機すべての土台になります。

      自己分析の方法は複数ありますが、dodaキャンパスが27卒239名に調査した結果、最も自己理解が深まった方法として自分史を挙げた学生が2番目に多く、時系列で過去を整理する方法の有効性が示されています。

      エピソードを整理するときに使える確認項目

      自己分析でよくある失敗として、企業の求める人物像に合わせようとしすぎることが挙げられます。

      実態と合わない強みを書いても、面接での深掘り質問に答えられなくなるため、正直に自分の経験を整理することが大切です。

    企業研究を使ってズレない志望動機を組み立てる方法

    企業研究とは、志望企業の事業内容・経営方針・求める人物像・業界内での立ち位置などを調べ、自分との接点を見つける作業です。

    企業研究が不十分なまま書いた志望動機は、どの企業にでも当てはまる内容になりやすく、採用担当者にとって最も読み応えのない回答になります。

    dodaキャンパスが採用担当者226名に行った調査では、志望動機で自分の強みと企業の特徴を結びつけているESを評価すると回答した担当者が多く、単なる企業賞賛や業界への興味だけを書いた志望動機は評価されにくい実態が明らかになっています。

    企業研究で調べるべき4つの項目

    企業研究では手を広げすぎず、ES作成に直結する4つの軸に絞って情報を集めるとよいでしょう。

    • 事業内容と収益の柱 何でお金を稼いでいる会社なのかを理解する
    • 業界内での立ち位置 競合他社と比べたときの強み・特徴は何か
    • 求める人物像 採用ページや説明会で語られているキーワードをメモしておく
    • 社風と価値観 企業理念・行動指針・社員インタビューから読み取れる文化

    企業研究の主な情報収集先

    情報源得られる情報信頼性
    企業公式サイト事業内容・経営理念・採用方針高い
    採用ページ・求人票求める人物像・社風・仕事内容高い
    会社説明会・インターン現場の雰囲気・社員の生の声高い
    IR情報・有価証券報告書業績・事業戦略・市場での立ち位置高い
    OB・OG訪問仕事内容・職場環境・入社後のリアル高い
    就活口コミサイト選考フロー・雰囲気の参考情報参考程度

    企業研究の情報をESに活かす方法

    企業研究で得た情報は、そのまま志望動機に転記するのではなく、自己分析で見つけた自分の強みや価値観と照らし合わせる作業が必要です。

    この接続ができているかどうかが、ESの志望動機の質を大きく左右します。

    具体的には、次の問いに答えられる状態を目指すとよいでしょう。

    • なぜこの業界でなければならないのか
    • 業界の中でなぜこの企業でなければならないのか
    • 自分のどの強みや経験がこの企業で活かせるのか

    この3段階の論理構造が成立していれば、採用担当者が読んでも納得感のある志望動機に仕上がります。

    企業研究に使える時間が限られている場合でも、採用ページの求める人物像と企業理念の2点だけは必ず読んでから書き始めることを勧めます。

    この2点を押さえるだけで、書く方向性が定まり、ESの精度が格段に上がります。

    設問別エントリーシートの書き方と通りやすい例文

    エントリーシートの設問は企業ごとに異なりますが、自己PR・ガクチカ・志望動機・長所短所の4つが大半の企業で共通して問われます。

    これらの設問には採用担当者が知りたい情報が明確にあり、その意図を理解してから書くことが通過率を上げる鍵です。

    各設問に共通するのは、結論を最初に書いてから根拠・具体例・締めへと展開する構成です。

    この流れを意識するだけで、採用担当者にとって読みやすく、内容が伝わりやすいESになります。

    自己PRの書き方と採用担当者の印象に残りやすい構成パターン

    自己PRとは、自分の強みとそれを裏づけるエピソードを通じて、入社後にどう貢献できるかを伝える設問です。

    企業が知りたいのは強みそのものではなく、その強みが仕事の場で再現できるかどうかです。

    自己PRはPREP法を使って構成すると、読み手が内容を整理しやすくなります。

    PREP法による自己PRの構成
    • P(Point、結論) 私の強みは〇〇です
    • R(Reason、理由) その強みを持つようになった背景・根拠
    • E(Example、具体例) その強みを発揮したエピソードと数値的な成果
    • P(Point、再結論) この強みを入社後にどう活かすか

    この4段階で書くと、採用担当者が最初の1文で内容を把握でき、エピソードで説得力を感じ、最後に自社での活用イメージを持てる構造になります。

    自己PRで使いやすい強みの例と注意点

    強みの例裏づけになりやすいエピソード注意点
    課題発見・解決力ゼミ研究・インターン・アルバイトでの改善活動具体的な課題と行動を数値で示す
    継続力・粘り強さ部活・資格取得・長期アルバイト期間だけでなく困難をどう乗り越えたかを書く
    チームワーク・調整力サークルや学内プロジェクトでのまとめ役経験自分の役割と貢献を明確にする
    行動力・挑戦心留学・新しい取り組みを自ら提案した経験軽率さと区別するために判断の根拠を書く

    避けるべき自己PRのパターンとして、コミュニケーション能力や責任感など多くの学生が書く強みをそのまま使うことが挙げられます。

    同じ強みでも、エピソードの具体性と数値で差別化できます。

    エピソード 例文

    私の強みは、課題を自ら見つけて粘り強く改善し続ける姿勢です。
    大学2年から3年間続けた飲食店のアルバイトでは、平日午後の来客数が週末の半分以下であることに気づきました。店長に相談のうえ、近隣の大学向けに学割クーポンのSNS告知を提案・実施したところ、3ヶ月後に平日午後の来客数が導入前の約1.4倍に増加しました。
    この経験から、現状を数字で把握して原因を考え、小さな改善でも行動に移すことの重要性を学びました。入社後も同じように、現場の課題に気づいて改善提案できる人材として貢献していきたいと思っています。

    ガクチカの書き方、企業が本当に知りたいことと伝えるべき内容

    ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略で、就活ではほぼすべての企業で聞かれる設問です。

    企業がガクチカを通じて知りたいのは、活動の実績や規模ではなく、学生が自発的に何に取り組み、課題にどう向き合ったかという行動特性です。

    リクナビ就活準備ガイドによると、企業はガクチカを通して学生の自発性を確認しようとしており、「何を源泉に行動を起こしているのか」をもとに、入社後に同じ行動力を発揮できるかを判断しています。

    成果の大きさよりも、思考の流れとプロセスが重視されます。

    ガクチカの6ステップ構成

    ガクチカは次の6つの要素を順に盛り込む構成が、採用担当者に伝わりやすいとされています。

    1. 取り組んだこと(活動・経験の概要)
    2. 取り組んだ理由・きっかけ(自発性の根拠)
    3. 目標と直面した課題(状況の具体化)
    4. 課題への行動(自分が何をしたか)
    5. 結果と成果(できれば数値で)
    6. 学びと入社後への接続

    ガクチカ 例文

    学生時代はテニスサークルの運営に力を入れました。
    活動を続けるうちに、新入生の定着率が低く毎年5月頃に入部者の約4割が退部するという課題に気づきました。退部した学生に話を聞くと、練習についていけない不安と人間関係のつくりにくさが主な理由だとわかりました。
    そこで、上級生と新入生がペアで練習するメンター制度を提案して導入しました。翌年は5月時点での退部率が約15%に下がり、定着率の改善につながりました。
    この経験から、課題の原因を当事者に直接確認することと、仕組みで解決するアプローチの有効性を学びました。

    志望動機の書き方、使い回しにならない差別化のポイント

    志望動機とは、なぜその企業で働きたいのかを伝える設問です。

    採用担当者が最も注意して読む設問のひとつで、使い回しか企業研究をしているかは読めばすぐにわかります。

    dodaキャンパスの採用担当者226名への調査では、志望動機で評価されるポイントとして自分の強みと企業の特徴を結びつけていることが挙げられています。

    業界全体への関心を述べるだけ、企業のHPの言葉をそのまま使うだけの志望動機は評価されにくい傾向があります。

    差別化できる志望動機の3層構造

    なぜこの業界か、なぜこの企業か、なぜこの職種・仕事か。

    この3層の問いに答えられる志望動機は、論理的な一貫性があり、かつ特定の企業にしか通じない内容になります。

    特に2層目の「なぜこの企業か」を深掘りできているかどうかが差別化の核心です。

    志望動機の例文を、見てみましょう。

    私がこの会社を志望する理由は、地方企業の海外進出を支援するという事業の方向性と、自分がゼミで研究してきた中小企業の国際化支援の課題意識が重なると感じたからです。
    コンサルティング業界を志望するのは、特定の業種に縛られず多様な企業の課題に関わり続けられる仕事の性質に魅力を感じているためです。その中でも御社が中小規模の企業に特化してアジア市場への進出を支援している点は、大手が手をつけにくい領域で実質的な影響を与えているという点で、自分が本当に関わりたい仕事に近いと感じています。
    ゼミでの調査経験と語学力を活かして、早期から現場に貢献できると考えています。

    志望動機で避けるべき表現
    • 御社の成長性に魅力を感じました(どの企業にも使い回せる)
    • 社員の方々の雰囲気がよかったです(理由として浅い)
    • グローバルに活躍できる環境に惹かれました(業界全体に言える)

    長所・短所の書き方、正直さと好印象を両立させるコツ

    長所・短所の設問は、自己理解の深さと客観的な自己評価ができているかを見る設問です。

    自分をよく見せようとして長所だけを誇張したり、短所を存在しないかのように書いたりすることは、採用担当者には伝わります。

    リクナビ就活準備ガイドが元人事担当者に取材したところ、人の特徴には表と裏があり、同じ性質でも捉え方によって長所にも短所にもなると述べています。

    たとえば慎重さは短所として書けば優柔不断ですが、長所として書けば丁寧で確実なアウトプットを出す力です。

    この表裏を意識するだけで、長所と短所に一貫性が生まれます。

    長所の書き方

    長所は結論として1つに絞り、具体的なエピソードと数値で裏づけることが重要です。

    コミュニケーション能力や協調性といった抽象的な表現は、誰でも書ける内容なので差別化につながりません。

    どんな場面でその強みが発揮されたかを1〜2文で添えるとよいでしょう。

    短所の書き方

    短所で意識すべきことは次の2点です。

    • 業務に致命的なマイナスになる内容は避ける(時間を守れない・集中力がないなど)
    • 短所を書いたあとに克服のための取り組みや改善意識を添える

    短所 例文
    私の短所は、完成度への意識が強く、提出期限ギリギリまで修正を続けてしまうことです。この傾向に気づいてからは、自分で事前に提出期限の2日前を締め切りと設定し、完成させてから見直す習慣をつけるようにしています。

    この書き方は、問題を自覚して対処している姿勢を示すことができ、採用担当者への印象もよくなります。

    アルバイトやゼミをエントリーシートに活かす書き方

    アルバイトやゼミの経験は、多くの就活生が持つエピソードであり、書き方次第で大きく評価が変わります。

    経験の大きさや知名度ではなく、その経験で何を考えてどう動いたかを伝えることが重要です。

    アルバイトの書き方

    アルバイトをガクチカや自己PRに使う際に注意すべきは、業務内容の説明にとどまらないことです。

    レジ打ちやフード調理といった作業内容の羅列は、採用担当者が知りたい情報ではありません。

    伝えるべきことは、そのアルバイトで直面した課題・自分なりに工夫したこと・その結果どうなったかという流れです。

    コンビニのアルバイトであっても、在庫管理の改善に取り組んだ経験や、外国人観光客への対応を自ら考えて実践した経験は、十分なエピソードになります。

    ゼミの書き方

    ゼミの経験は、研究テーマそのものより、研究のプロセスで行った思考・調査・議論・まとめる作業に注目すると書きやすくなります。

    • 研究のテーマと取り組んだ理由
    • 調査や考察で直面した課題
    • どのように解決・工夫したか
    • 研究から得た視点や学び

    専門性が高すぎる内容は採用担当者に伝わりにくくなるため、研究内容の概要は平易な言葉で1〜2文に絞り、プロセスや学びに字数を使うとよいでしょう。

    文字数別に変わるエントリーシートの構成と情報量の目安

    エントリーシートの文字数が変わると、盛り込める情報の量と構成の優先順位が変わります。

    400字なら要点を絞り、800字なら背景や学びまで丁寧に展開する、という使い分けが必要です。

    文字数制限に対して何割書くべきかについては、指定文字数の9割以上を埋めることが望ましいとされています。

    日本語の読書速度は1分間に600文字前後とされており、採用担当者が1問あたり30秒〜1分程度で読むことを想定すると、300〜600文字が読みやすい範囲になります。

    文字数が少ないと内容が薄い印象を与え、多すぎると要点がぼやけます。

    文字数は与えられた枠に応じて情報密度を調整するものと理解しておくとよいでしょう。

    400字・600字・800字それぞれで盛り込む内容の違い

    文字数が増えるほど、構成に使える「文の数」が増えます。

    リクルートの採用担当向けコラムによると、400字の文章は8〜12文程度で構成され、背景説明・行動事実・結論主張にそれぞれ3文ずつ当てることができる、書き手に比較的やさしい文字数とされています。

    以下に、文字数別の構成と情報の優先順位を整理します。

    400字の構成目安

    400字は、結論・根拠・具体例・締めの4要素を端的にまとめる文字数です。

    各要素に使える文は2〜3文が目安で、エピソードの背景説明よりも行動と結果の描写に字数を集中させます。

    要素目安文字数書くべき内容
    結論30〜50字強みや結論を1文で
    背景・状況60〜80字取り組んだ理由・環境を簡潔に
    行動と結果180〜220字具体的に何をしたか・成果
    学びと接続60〜80字経験から得たこと・入社後への意欲

    600字の構成目安

    600字は400字の構成に、課題の詳細と行動プロセスを加えられる文字数です。

    なぜその課題が生まれたのか、どんな判断をしてどう動いたかを1〜2文ずつ補足できます。

    エピソードに立体感が出るため、採用担当者がイメージしやすい文章になります。

    要素目安文字数書くべき内容
    結論40〜60字強みや結論を1文で
    背景・状況100〜120字取り組んだ理由・環境・動機
    課題の特定80〜100字何が問題だったか
    行動と工夫200〜240字行動・判断・工夫のプロセス
    結果と学び100〜120字成果・気づき・入社後への接続

    800字の構成目安

    800字は最も丁寧に展開できる文字数で、背景・課題・行動・困難の克服・結果・学びというストーリー全体を書き切れます。

    字数が多い分、冗長な表現が入りやすいため、1段落1トピックを意識して段落を整理することが大切です。

    要素目安文字数書くべき内容
    結論50〜70字強みや結論を1〜2文で
    背景・動機120〜150字取り組みの背景・自発的に選んだ理由
    課題の特定と分析120〜150字何が問題でどう分析したか
    行動と工夫250〜300字プロセス・判断・困難とその克服
    結果と数値80〜100字成果を具体的な数値で
    学びと接続100〜120字得た視点・入社後にどう活かすか

    文字数に共通するルールとして、指定文字数の9割以上を埋めること、そして各文字数の中でも必ず結論から書き始めることが重要です。

    文字数が増えてもこの2点を外さなければ、構成が崩れにくくなります。

    PREP法で結論から書く文章の組み立て方

    PREP法とは、Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再結論)の4つの要素をこの順に並べる文章構成の型です。

    ビジネスで最も普及している論理的な伝え方の型であり、自己PRやガクチカ・志望動機など、ESのほぼすべての設問に応用できます。

    PREP法が評価される理由は、採用担当者が最初の1文を読んだ時点で「この文章が何について書かれているか」を把握できる点にあります。

    忙しい採用担当者が複数のESを読む状況で、冒頭から内容が伝わるESは読み進めてもらいやすくなります。

    PREP法の各要素と書き方

    P(Point・結論)
    「私の強みは〇〇です」「私が御社を志望する理由は〇〇です」のように、その文章の主張を最初の1文で断言します。抽象的な表現よりも、できるだけ具体的なキーワードを入れた方が印象に残ります。

    R(Reason・理由)
    結論を述べた根拠や背景を1〜2文で補足します。なぜその強みを持つようになったのか、なぜその企業を選んだのかの理由です。

    E(Example・具体例)
    実際のエピソードを書くパートで、文字数の大半を占めます。状況・行動・結果を具体的な数値や固有名詞を使って描写します。

    P(再Point・再結論)
    締めとして、最初の結論を言い換えながら入社後への意欲や学びに接続します。

    PREP法を文字数別に使う際のポイント

    文字数Rに使える文数Eに使える文数Pの締めに使える文数
    400字1〜2文3〜5文1〜2文
    600字2〜3文5〜7文2〜3文
    800字3〜4文7〜10文2〜3文

    PREP法を使うときに陥りやすい失敗が、結論を最後に書いてしまうことです。

    「〇〇という経験をしました。〇〇に取り組みました。その結果〇〇になりました。私の強みは〇〇です」という順番は、採用担当者が最後まで読まないと内容を把握できません。

    結論は、必ず最初に置くことを意識しましょう。

    書類選考の通過率を上げるためにおさえたい書き方のポイント

    書類選考を通過するESに共通しているのは、読み手が短時間で内容を把握でき、具体性があり、その企業に向けて書かれていることの3点です。

    どれかひとつでも欠けると、通過率が下がりやすくなります。

    内容が素晴らしくても、読みにくければ最後まで読まれません。

    具体性がなければ、印象に残りません。

    企業研究が反映されていなければ、志望度を疑われます。

    この3つを意識してESを見直すと、同じエピソードを使っていても評価が変わることがあります。

    具体的なエピソードと数字で説得力を高める方法

    ESの説得力を高める最も効果的な方法は、抽象的な表現を具体的な数字と固有名詞に置き換えることです。

    採用担当者は数多くのESを読み慣れており、どれも似たような強みの表現に目が慣れています。

    数字が入っている文章は他のESと明確に差別化でき、採用担当者の記憶にも残りやすくなります。

    数字を入れる前後の比較

    数字を使う前と使った後では、読み手が受ける印象が大きく変わります。

    • 使う前
      バスケットボールサークルで代表を務め、メンバーをまとめ上げました
    • 使った後
      バスケットボールサークルで代表を務め、35名のメンバーとともに地区大会でベスト8進出を果たしました

    前者は誰でも書ける表現ですが、後者は具体的な規模と成果が伝わるため、採用担当者が場面をイメージしやすくなります。

    数字化できるポイントの探し方

    経験を振り返ったときに、すぐに数字が出てこないケースも多くあります。

    以下の視点で過去を見直すと、数値化できるポイントが見つかりやすくなります。

    • 期間
      何ヶ月・何年続けたか
    • 規模
      何人のチーム・何名のお客様・何店舗か
    • 変化
      取り組み前後でどれだけ変わったか(増加率・改善率)
    • 順位・評価
      クラス何位・社内表彰・コンテスト結果など
    • 頻度・量
      週何回・月何件・累計何時間など

    アルバイトでも、成果を数値化できます。

    売上が何%上がった、クレームが何件から何件に減った、新人スタッフを何名育成したなど、自分では当たり前だと思っている情報が、採用担当者にとっては説得力の根拠になります。

    数字以外の具体性を高める方法

    数字が出せない経験でも、固有名詞を入れることで具体性を高められます。

    サークル名・大学名・授業名・プロジェクト名・地名など、実際の名前を書くと内容のリアリティが増します。

    また、誰が・いつ・どこで・何をしたかという5W1Hを意識すると、状況の説明が自然に具体的になります。

    採用担当者が重視する論理性と読みやすさの作り方

    論理性と読みやすさは、どれだけ内容が良くても伝わらなければ意味がないという点で、ESの土台になる要素です。

    マイナビの就活支援コンテンツでは、結論先行を意識することで採用担当者が文章内容を理解しやすくなると説明されており、冒頭で主張が明確かどうかが論理性の第一基準になります。

    論理性のある文章の3つの条件
    • 結論が最初に書かれている
    • 結論の根拠・エピソードが順序立てて説明されている
    • 締めで結論や入社意欲に戻ってくる

    この流れが成立していれば、採用担当者が読み進めるにつれて内容が頭の中で整理されます。

    逆に時系列順に書いてしまうと、結論が最後まで明かされないため、途中で読むのをやめられるリスクがあります。

    読みやすさを高める3つの工夫

    論理的な構成ができていても、文が長すぎたり接続詞が多すぎたりすると読みにくくなります。

    読みやすさを高めるための、具体的な工夫は以下のとおりです。

    • 一文を短くする
      1文の目安は50字前後です。1文に複数の情報を詰め込むと、主語と述語の関係が見えにくくなります。「〜し、〜であり、〜なので〜です」という複合文は、文ごとに分割する方が伝わります。
    • 段落ごとに1つのトピックを持たせる
      1段落に複数のテーマが混在すると、どこで話が変わったのかが読み取りにくくなります。結論、エピソードの前半、エピソードの後半、学びなど、内容が切り替わるタイミングで段落を変えるとよいでしょう。
    • 抽象的な言葉を残さない
      「努力した」「頑張った」「工夫した」「意識した」という表現は、具体性がゼロです。何を・どうやって・どれだけ努力したかを1文で添えるだけで、同じ言葉でも評価が変わります。

    読みやすさの確認方法

    書き終わったESは、声に出して読んでみることが効果的です。

    詰まる場所・息継ぎが難しい箇所・文意がつながりにくい箇所が、体感でわかります。

    声に出してスムーズに読めるESは、採用担当者にとっても読みやすい文章になっている可能性が高いといえます。

    エントリーシートを企業ごとにカスタマイズすべき理由

    志望動機をはじめとする企業固有の設問は、他社と同じ内容を使い回すと採用担当者にわかります。

    採用担当者は毎年多くのESを読んでおり、一般的な表現と企業研究を踏まえた表現の違いを日常的に判別しています。

    レバテックルーキーの解説によると、採用担当者は自社への熱意をESから最も重視しており、使い回しが明らかになれば熱意が疑われ、選考通過は極めて困難になるとされています。

    カスタマイズが必要な設問と不要な設問

    設問の種類カスタマイズの要否理由
    志望動機必須企業固有の理由が存在するため使い回しは即バレる
    入社後にやりたいこと必須事業内容・職種・部署に合わせた内容が必要
    自己PR・ガクチカの核不要自分の経験の本質は変わらない
    自己PR・ガクチカの締め推奨企業の求める人物像に合わせた接続で差別化できる
    基本情報(氏名・学歴等)不要客観的な事実のため変える必要なし

    最小工数で最大の差別化をする方法

    志望動機のカスタマイズに最も時間がかかりますが、以下の構造を事前に準備しておくと、複数社分を効率よく書き分けられます。

    1. なぜこの業界か(業界共通部分・使い回し可)
    2. なぜこの企業か(競合他社との違い・企業ごとに変える)
    3. なぜこの職種・仕事か(企業の事業内容に合わせる)

    2番目の「なぜこの企業か」に企業研究の成果を集中させる方法が、最も効率的なカスタマイズの形です。

    採用ページの求める人物像・事業の特徴・企業理念の独自なキーワードを拾い、志望動機の中に自然に盛り込むだけで、他社の使い回しとは異なる印象を与えられます。

    自己PRやガクチカの締めも、その企業の求める人物像に引きつけるひと手間を加えると、同じエピソードでもカスタマイズ感が出ます。

    全てを書き直す必要はなく、最後の1〜2文を企業ごとに変えるだけでも効果があります。

    1つのエピソードで複数社のエントリーシートを書き分けるカスタマイズ術

    1つの経験から、複数の企業向けESを書き分けることは可能です。

    エピソードそのものを変える必要はなく、何を強調するかという切り口を変えるだけで、各企業が求める人物像に合わせた内容に仕上げられます。

    キャリタス就活が発表した2026年卒の就職採用マーケット総括によると、2026年卒の平均エントリー社数は25.9社で、ESを実際に提出した企業数は12.3社という結果でした。

    つまり平均的な就活生は10社以上のESを提出しており、企業ごとに全く別のエピソードを用意することは現実的ではありません。

    手持ちの経験を切り口を変えながら使い回す技術を持っておくことが、就活の効率と質を両立するための重要なスキルです。

    企業の求める人物像に合わせてエピソードの切り口を変える方法

    同じ経験でも、どの側面を前面に出すかによって伝わる印象が大きく変わります。

    たとえばアルバイトで新人スタッフの育成を担当した経験は、企業の求める人物像に応じて次のように書き分けられます。

    同じエピソードの切り口の変え方

    • チームワーク・協調性を重視する企業向け
      新人スタッフが早期に戦力になれるよう、毎週1対1で課題を確認し、メンバー全員が同じ水準に達することを優先しました。チームの底上げを意識して行動した経験です。
    • リーダーシップ・主体性を重視する企業向け
      育成担当として自分でカリキュラムを設計し、3ヶ月で新人4名全員が独力でシフトに入れる状態まで引き上げました。自ら仕組みを作って人を動かした経験です。
    • 課題解決力・分析力を重視する企業向け
      新人の定着率が低いという課題に気づき、退職理由をヒアリングして業務内容の難易度設計に問題があると特定しました。工程を細分化した結果、3ヶ月以内の離職率がゼロになりました。
    • 成長意欲・学習姿勢を重視する企業向け
      育成の経験がない中で引き受けた役割でしたが、既存のマニュアルを読み込みつつ先輩のやり方を観察し、自分なりに改良しながら対応しました。未知の課題に飛び込んで学び続けた経験です。

    このように、事実(新人育成を担当した)は同じでも、どの行動・思考・結果にフォーカスすることで、企業が受け取る印象は変わります。

    切り口を変えるための手順

    1. エピソードを要素に分解する

      そのエピソードの中にある行動・判断・工夫・困難・結果・学びをすべて書き出す

    2. 企業の求める人物像のキーワードを確認する

      採用ページ・企業理念・社員インタビューから「求めるスキルや姿勢」を抽出する

    3. 要素と人物像を照合する

      書き出した要素の中から、企業のキーワードに最も近いものを選び、その要素を中心に文章を組み直す

    4. 締めの1〜2文を企業に向けて書き換える

      自己PRやガクチカの本文が同じでも、締めの文を「この経験で得た〇〇を、御社での〇〇業務で活かしたいと考えています」と企業固有に変えると、企業への接続感が大幅に高まります

    切り口を変えるときに特に重要なのが、事実を変えないことです。

    エピソードの事実を変えてしまうと、面接での深掘り質問に対応できなくなります。

    変えるのは、あくまでも視点と強調する部分だけです。

    自己分析シートを1枚作っておくと複数社への応募がスムーズになる理由

    自己分析シートとは、自分の強み・弱み・価値観・過去の経験・エピソードを1枚にまとめた情報の集約ツールです。

    このシートを事前に作成しておくと、ES作成時に毎回ゼロから考え直す手間がなくなり、複数社への応募でも内容にブレが生じにくくなります。

    ワンキャリアが公開している就活情報によると、自己分析シートの最大の利点は情報の整理のしやすさにあり、後から見直したり追記したりすることが容易になるため、就活を効率的に進めるうえで有効とされています。

    自己分析シートに書くべき5つの項目

    1. 使えるエピソードの一覧(3〜5本)
      各エピソードについて、状況・行動・結果・学びを簡潔にまとめた要約文を作る
    2. 発揮できる強み(2〜3つ)
      各強みをそれぞれのエピソードに対応させて整理する
    3. 就活の軸(2〜3つ)
      どんな仕事・環境・価値観を重視するかを言語化しておく
    4. 企業への接続キーワード
      業界・職種・社風のキーワードと自分の強みの関係をメモしておく
    5. 各エピソードの切り口候補
      エピソードごとに、チームワーク重視・主体性重視・課題解決重視などの切り口を箇条書きしておく

    自己分析シートを使った効率的なES作成の流れ

    志望企業のESを書く際は、まず採用ページで求める人物像のキーワードを確認し、自己分析シートの中から最も近い強みとエピソードを選びます。

    次にそのエピソードの切り口を企業に合わせて調整し、締めの文を企業固有に書き換えます。

    この流れが確立できれば、1社あたりのES作成時間が大幅に短縮されます。

    エピソードの洗い出しや強みの言語化という時間のかかる作業を最初に1度だけ行い、あとは組み合わせを変えるだけで複数社のESを仕上げられる状態になります。

    自己分析シートを更新するタイミング

    シートは一度作って終わりではなく、選考を通じて気づいたことを随時追記していくことが重要です。

    面接官からの質問や、ES通過・不通過のフィードバックを振り返ると、自己分析の精度が高まります。

    また、インターンシップや新しい経験を積んだあともエピソードを追加しておくと、選択肢が広がります。

    エントリーシート作成でChatGPTを使う際に知っておきたいこと

    エントリーシート作成へのAI活用は急速に広がっており、正しく使えば有効なツールになります。

    ただし、そのまま使い続けると選考通過どころか面接での評価を下げるリスクがあるため、活用方法と限界を正確に理解しておくことが重要です。

    リクルート就職みらい研究所の就職白書2025によると、2025年卒の就活生で生成AIを使用した学生の割合は34.5%で、前年から20ポイント増加しました。

    また就活への具体的な利用場面として、自己PRの作成が55.1%、エントリーシート等の作成が46.5%を占めています。

    一方で同白書は、生成AIから得た回答をそのまま使用したり、本来の自分以上によく見せようとする傾向への懸念も示しており、過剰な効率化には慎重な議論が求められると述べています。

    AIで作成したエントリーシートが採用担当者にわかる理由

    AIが生成したESがそのまま使われていることは、採用担当者が内容を読めばわかることが多いとされています。

    文章のきれいさではなく、内容の中身が問われるためです。

    AIのESがわかる3つの理由
    • 具体性が欠けている
      AIが生成する文章は一般論から組み上げられるため、どの就活生にも当てはまる内容になりやすい傾向があります。いつ・どこで・誰が・どのように行動したかという固有の情報が薄いため、採用担当者が読んでいると印象に残りにくく、また実際の体験かどうかが判断しにくい文章になります。
    • 面接での深掘りに対応できない
      ESに書かれた内容は面接で必ず掘り下げられます。AI出力をそのまま使った場合、自分が実際に体験していない感情や判断が書かれている可能性があり、面接でその話に関する質問をされた際に回答が詰まったり、ESと面接での回答が矛盾したりします。このギャップは採用担当者にとって明確なシグナルになります。
    • 自分の言葉ではない表現が残る
    • AIが生成する文章には一定の語調・言い回し・表現のパターンがあります。dodaキャンパスが採用担当者226名に行った調査では、単なる暗記ではなく自分の言葉で話していることを評価する担当者が多い結果になっており、AIの定型的な表現が残ったままのESは、自分の言葉で書かれていないと判断されるリスクがあります。

    企業のAI検出への対応状況

    リクルート就職みらい研究所の就職白書2025のデータによると、採用活動においてAIを導入または検討している企業は6.7%にとどまっています。

    現時点では多くの企業がAI検出ツールを選考に活用しているわけではありませんが、採用担当者による人的な判断でAI生成文章に違和感を覚えるケースは引き続き起きています。

    ツールに検出されるかどうかではなく、自分の経験と言葉が反映されているかどうかを基準に仕上げることが重要です。

    AIを下書きに活用しながら自分の言葉で仕上げる手順

    AIをESに活用するうえで最も効果的な使い方は、完成品を出力させるのではなく、構成の骨格や表現の候補を出させてから自分で書き直すというプロセスです。

    マイナビのES対策コンテンツが採用担当者への取材で確認したところによると、担当者が見ているのはAIを使ったという手段ではなく、最終的なアウトプットに自身の熱意や思考が反映されているかという結果です。

    AIを活用する効果的な5ステップ

    1. 自分のエピソードと強みを箇条書きで入力する

      AIに白紙からESを書かせるのではなく、まず自分でエピソードの要点を整理して入力します。

      いつ・何をした・なぜした・どんな課題があった・どう行動した・何が結果として起きたという情報を自分の言葉でメモし、それをAIに渡します。

    2. AIに構成案と文章の下書きを出力させる

      入力した情報をもとに、PREP法に沿った構成と文章の下書きを生成させます。

      このとき完成形として使うのではなく、構成の順序や表現の選択肢を確認する材料として扱います。

    3. AI出力と自分の体験を照合して食い違いを見つける

      AIが生成した文章の中に、実際の自分の体験や気持ちと合わない表現が含まれていないかを確認します。

      誇張表現・実際にはしていない行動・感じていなかった感情が含まれている場合は必ず修正します。

    4. 自分の言葉で全文を書き直す

      AI出力をたたき台として、1文ずつ自分の語り口に直します。

      AI独特のなめらかすぎる表現や、誰にでも当てはまる一般論の文章を、具体的な固有名詞・数値・自分の感情・判断の理由に置き換えます。

    5. 声に出して読み返して違和感を確認する

      最後に全文を声に出して読み直します。

      詰まる部分・語調が急に変わる部分・自分ならこういう言い方はしないと感じる部分があれば、再度書き直します。

      声に出して読んでスムーズに読めるESは、自分の言葉で書かれている可能性が高くなります。

      AIを使う際の注意点

      AI活用と聞くと使う・使わないの二択で考える学生が多いのですが、重要なのは活用のしかたです。

      AIは自分の経験を言語化する壁打ち相手として使うと非常に有効で、何を強みとして伝えるべきかに迷っているときに整理を助けてくれます。

      ただ、完成品を出力させてそのまま提出することは、自分自身への理解を深める機会を失うことにもなります。

      面接でESの内容を深掘りされたとき、自分の言葉で答えられるかどうかを判断基準にして使うとよいでしょう。

    提出前に確認したいエントリーシートのチェックポイント

    エントリーシートの提出前に時間をかけて見直すことは、選考通過率に直結します。

    内容がどれだけ優れていても、誤字脱字や基本情報の記入ミスが残っていれば、採用担当者に「準備が不十分」という印象を与えるリスクがあります。

    選考がボーダーラインに差しかかっているケースでは、ESの丁寧さが最終的な判断材料になることがあります。

    誤字脱字のない丁寧なESと、数カ所の誤りが残るESを並べたとき、内容の差が小さければ前者が有利になるのは自然な流れです。

    提出直前の確認を習慣にすることで、防げるミスを防いでおきましょう。

    誤字脱字と基本情報の最終確認リスト

    提出前の確認は、内容の確認と表記の確認の2段階で行うことが推奨されます。

    内容を見直す目と、文字の正確さを見直す目は別の作業です。

    同時に行うと見落としが増えるため、段階を分けて確認するとよいでしょう。

    表記・文字の確認項目
    • 誤字脱字がないか(特に固有名詞・会社名・人名は要注意)
    • 同音異義語の誤変換がないか(例:以外と意外、製作と制作)
    • 文体が統一されているか(です・ます調で書き始めたなら最後まで統一)
    • 一文が長すぎる箇所がないか(1文の目安は50字前後)
    • 指示語の多用がないか(これ・それ・あの・この等は具体的な語に置き換える)

    基本情報の確認項目

    リクナビ就活準備ガイドによると、基本情報の記入では次の点に特に注意が必要です。

    • 氏名・生年月日・住所に誤りがないか
    • ふりがなの欄が「ふりがな」ならひらがな、「フリガナ」ならカタカナで記入しているか
    • メールアドレスが添付ファイルを受け取れるパソコン用アドレスになっているか(携帯キャリアのアドレスは添付ファイルを受け取れない設定になっている場合がある)
    • 電話番号に誤りがないか(ハイフンの位置も含めて確認する)
    • 学歴・所属の正式名称が使われているか(学部・学科名を省略していないか)
    • 提出期限と提出方法が正しいか
    内容の確認項目
    • 結論が各設問の冒頭に書かれているか
    • エピソードに具体的な数字や固有名詞が含まれているか
    • 締めの文が企業に向けて書かれているか(使い回し感がないか)
    • 設問の問いに対して正面から答えているか(聞かれていることに答えているか)
    • 文字数が指定の9割以上に達しているか

    声に出して読む最終確認

    すべての項目を確認したあと、全文を声に出して読み返す確認を行いましょう。

    黙読では見落としやすい誤字・言葉の不自然さ・リズムの悪い箇所が、声に出すことで発見しやすくなります。

    声に出して詰まる場所があれば、文章として不自然な可能性が高いため、その部分を重点的に書き直します。

    手書きとパソコン、どちらで提出すべきかの判断基準

    手書きとパソコンのどちらで提出すべきかは、企業の指定で判断し、指定がある場合は必ず従ってください。

    指定がない場合の判断については、リクナビ就活準備ガイドが採用経験20年のプロに取材したところ、入力の手軽さ・文章の推敲のしやすさ・ミスの修正のしやすさの観点から、指定がなければパソコン作成がおすすめとされています。

    手書きとパソコンのメリット・デメリット

    比較項目手書きパソコン
    作成の手間多い(書き直しが必要)少ない(修正・コピーが容易)
    誤字への対応一から書き直しが必要その場で修正できる
    複数社への応用毎回書き直しが必要一部変更で対応できる
    文章の推敲難しい容易
    採用担当者の読みやすさ字の上手さに左右される均一で読みやすい
    企業へのアピール時間と労力をかけた熱意を示せる情報を整理する論理性を示せる

    手書きを求める企業の背景

    リクナビ就活準備ガイドの採用専門家インタビューによると、応募が多く集まる大手企業や人気企業があえて手書きを指定するのは、時間と労力をかけてでも応募したいという意欲を確認するためとされています。

    手書きというプロセス自体が、熱意の証になる面があります。

    手書きが指定された場合、次の3点を守ることが重要です。

    手書き指定のESで注意すること
    • 修正液・修正テープの使用禁止
      誤りが出た場合の修正は、二重線と訂正印が正式な方法です。ただし基本は最初から書き直すことが望ましいとされています。
    • 消えるボールペンの使用禁止
      熱や摩擦で文字が消えるボールペンは、保管中に書いた内容が消えてしまうリスクがあるため、ESには使用できません。
    • 鉛筆で下書きをしてから清書する
      枠内に収まるかどうか、文字のバランスなどを確認するために、最初は鉛筆で薄く書いてから清書する方法が一般的です。本番用のESを複数枚用意しておくと、失敗したときに対応しやすくなります。

    エントリーシートの書き方でよくある質問

    Qエントリーシートって何?履歴書と何が違うの?
    A

    エントリーシートとは、企業が採用選考の初期段階で応募者に提出を求める独自書類で、自己PR・ガクチカ・志望動機など人物像や価値観を伝えることを目的としています。

    履歴書が学歴や資格などの客観的な事実を証明する書類であるのに対し、エントリーシートは採用担当者が学生の思考や個性を判断するための書類という点が大きく異なります。

    また、エントリーシートは面接での質問の起点にもなるため、書いた内容は面接でも深掘りされることを前提に作成することが重要です。

    Q自己PRとガクチカって何が違うの?
    A

    自己PRは自分の強みや能力を伝える設問で、ガクチカは学生時代に力を入れた経験とそのプロセスを伝える設問です。

    どちらも自分の人物像を伝える目的は共通していますが、自己PRが能力そのものにフォーカスするのに対し、ガクチカは何をどんな動機で行い、どう考えて行動したかという行動の流れを見る設問という違いがあります。

    同じエピソードを使っても構いませんが、自己PRでは強みを結論として先に書き、ガクチカではエピソードのプロセスに字数を使う構成にすることが一般的です。

    Q書くエピソードがない場合はどうすればいい?
    A

    エピソードがないと感じる場合のほとんどは、経験がないのではなく、使えるエピソードだと気づいていないことが原因です。

    アルバイト・ゼミ・サークル・授業・日常の出来事など、取り組んだことを時系列で書き出してみると、使えるエピソードが見つかります。

    採用担当者が評価するのは経験の規模やインパクトではなく、課題に直面したときにどう考えてどう動いたかというプロセスです。

    コンビニのアルバイトや大学の授業であっても、課題・行動・結果の流れが明確に書ければ十分なエピソードになります。

    QESの文字数が足りない場合はどうしたらいい?
    A

    指定文字数の9割以上を埋めることが理想で、文字数が少ないと採用担当者に志望度や準備不足の印象を与えることがあります。

    文字数が足りない場合は、エピソードの背景・課題の詳細・行動の判断理由・学びの具体化のどれかに情報が足りていないケースが多いです。

    文字数を稼ぐために意味のない表現を増やすのは逆効果で、情報の密度が下がります。

    足りない部分に具体的なエピソードの情報を補うことを意識してみましょう。

    Q複数社のESを効率的に書くにはどうすればいい?
    A

    最初に自分の使えるエピソード3〜5本と強み2〜3つを整理した自己分析シートを1枚作成することが、複数社対応の効率化に最も効果的です。

    エピソードそのものは変えずに、企業の求める人物像に合わせて強調する切り口と締めの1〜2文を変えることで、同じ経験を複数社のESに使い回せます。

    志望動機のみ企業ごとに書き直す必要がありますが、なぜこの業界かの部分は同業界なら共通部分として使い回し、なぜこの企業かという部分に企業研究の結果を集中させると効率よく差別化できます。

    QESにChatGPTを使ってもいい?
    A

    活用方法次第では問題ありません。
    自分のエピソードや強みを入力して構成の骨格や表現の候補を出させる使い方は有効です。

    AIが生成した文章をそのまま使うと、自分が体験していない感情や行動が含まれることがあり、面接での深掘り質問に答えられなくなるリスクがあります。

    リクルート就職みらい研究所の就職白書2025でも、生成AIの回答をそのままESに使う傾向への懸念が示されています。

    AIを使う場合は、出力内容を自分の実体験と照合して食い違いを修正し、自分の言葉で全文を書き直すことが前提です。

    QESを提出した後に誤字に気づいた場合はどうすればいい?
    A

    提出後に気づいた誤字は、内容の深刻さによって対応が変わります。

    会社名・氏名・学歴などの基本情報に誤りがある場合や、意味が伝わらないレベルの誤字であれば、採用担当者に速やかにメールまたは電話で連絡し、訂正を申し出るとよいでしょう。

    一方、文章中の軽微な変換ミスや表記の揺れ程度であれば、選考の邪魔をしないために連絡せず、次の準備に集中する判断もあります。

    いずれの場合も、提出後に気づいてから反省するより、提出前に声に出して読み返す確認を習慣にすることで、未然に防ぐことが最善策です。

    Q書類選考の通過率はどのくらい?
    A

    書類選考の平均通過率は50%前後とされています。

    ただしこの数字は企業規模や業界によって大きく変わり、マスコミや食品などの人気業界や大手企業では通過率がさらに低くなる傾向があります。

    通過率は自分ではコントロールできない部分もありますが、書き方の構成・具体性・企業へのカスタマイズの3点を改善することで通過率を高めることは可能です。

    1社のESが通らなかったことを深刻に受け取るよりも、書き方を分析して次の改善に活かすサイクルを繰り返すことが、最終的な内定率の向上につながります。

    参照情報