医師転職サイトおすすめ12選【2026年最新】転職を成功させる選び方と活用法を解説

医師転職サイトのおすすめ12社を、各社の公式情報をもとに徹底比較します。
転職目的や希望エリアによって相性の良いサービスは異なり、全てに登録すれば良いというわけではありません。
本記事では、エムスリーキャリアエージェントやリクルートドクターズキャリアなど主要12社の特徴・強み・注意点を、慎重派の医師目線で整理しました。
さらに、転職サイトの選び方・個人情報の安全な扱い方・転職活動の標準的な進め方・よくある疑問まで、登録前に知っておくべきすべての情報を1記事にまとめています。
- 主要12社の特徴・強み・注意点と転職目的別の最適サービス
- 転職サイト登録前に確認すべき5つの判断基準
- 転職サイト登録後の個人情報の扱いと現職バレ防止策
- 登録から入職まで3〜6ヶ月で進む転職活動の標準的な流れ
- 複数登録・費用・在職中の活動・断り方に関する疑問への回答
医師転職サイトのおすすめ12選と各サービスで期待できること
医師向け転職サイトで常勤転職の実績が高く、最初の登録先として適しているのはエムスリーキャリアエージェントとリクルートドクターズキャリアの2サービスです。
医師向け転職サービスは、常勤転職を主軸とするタイプと、非常勤・スポット求人が充実するタイプに大きく分かれます。
転職の目的が違えば最適なサービスも変わるため、登録前に自分の転職の方向性を整理しておくとよいでしょう。
2026年4月時点で主要な転職サイト12社の基本情報を、下の比較表で確認してください。
| サービス名 | 求人数の目安 | 強みのある転職種別 | 利用料金 |
|---|---|---|---|
| エムスリーキャリアエージェント | 38,000件超 | 常勤転職・年収交渉 | 無料 |
| リクルートドクターズキャリア | 非公開求人豊富 | ハイクラス常勤転職 | 無料 |
| 民間医局 | 30,000件超 | 非常勤・スポット | 無料 |
| マイナビDOCTOR | 35,000件超 | 地方転職・女性医師 | 無料 |
| 医師転職ドットコム | 非公開求人中心 | 常勤・高年収案件 | 無料 |
| ドクタービジョン | スポット1,500件超 | 高年収・スポット | 無料 |
| ドクターキャスト | 公開6,300件超 | 労務サポート充実 | 無料 |
| Dr.転職なび | 毎日更新 | 常勤転職・地方対応 | 無料 |
| JMC | 非公開求人約8割 | ハイクラス・高年収 | 無料 |
| MCドクターズネット | 全国25拠点対応 | スポット・産業医 | 無料 |
| メドピアキャリアエージェント | 医師コミュニティ基盤 | 常勤・キャリア相談 | 無料 |
| DtoDコンシェルジュ | 開業・承継専門 | 開業・クリニック転職 | 無料 |
12サービスは、いずれも医師側の登録・利用料はかかりません。
収益は、入職先の医療機関から受け取る紹介手数料で賄われる仕組みです。
費用面の心配は不要ですが、複数サービスへの同時登録では個人情報の管理に注意が必要です。
エムスリーキャリアエージェント
エムスリーキャリアエージェント
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・非常勤・スポット全対応
- 対応エリア
- 全国(地域担当制)
- 医師データベース
- m3.com会員34万人以上(国内医師の約9割)
- 運営会社
- エムスリーキャリア株式会社(エムスリー×SMS共同出資)
- 認定
- 適正有料職業紹介事業者(医療介護保育分野)
エムスリーキャリアエージェントは、東証プライム上場のエムスリー株式会社と株式会社エス・エム・エスが共同出資するエムスリーキャリア株式会社が運営する、医師専門の転職支援サービスです。
m3.com CAREERは、医師転職サービスとしての登録実績が13年連続No.1を記録しています。
日本の医師の約9割にあたる、34万人以上が登録するm3.comの会員基盤を活用した求人紹介が、他社との最大の差別化点です。
求人数と常勤転職での強み
エムスリーキャリア公式サイトによると、2026年4月時点の求人総数は38,000件を超えています。
公開求人のうち常勤求人が約7割を占めており、常勤転職を検討する医師にとっては選択肢が広い点が評価できます。
非公開求人も豊富に保有しており、登録後に初めて紹介される案件が多い点も特徴です。
担当コンサルタントが年収・当直回数・勤務日数まで医療機関と直接交渉するため、条件交渉に不慣れな先生にとっては心強いサポートといえます。
担当コンサルタントの提案精度を初回面談で見極めるには、まず希望の診療科と勤務地・年収の下限のみをシンプルに伝えてみることをおすすめします。
次の提案でどこまで条件が絞り込まれているかで、担当者の理解度が把握できます。
この手順を踏むことで、長く付き合えるコンサルタントかどうかを早期に判断できるでしょう。
首都圏を中心とした求人の分布
東京・神奈川・埼玉・千葉エリアを中心とした首都圏の求人数は、他社と比べて充実しています。
地方転職への対応自体は可能ですが、地方・Uターン転職を主目的とする場合は、地方拠点に強みを持つマイナビDOCTORや民間医局との併用も選択肢に入れるとよいでしょう。
利用前に確認しておきたい注意点
コンサルタントの担当件数が多い時期は、個別対応の細かさにばらつきが出ることがあります。
初回面談では、希望の診療科・勤務形態・年収の下限を具体的に伝えておくことが重要です。
登録後に連絡頻度が高いと感じた場合は、担当者へ連絡ペースの調整を早めに依頼することをおすすめします。
転職を急ぐ必要はなく、自分のペースで進める姿勢を持つことが大切です。
転職の意思決定を急かされるような場合は、担当者の変更を申し出ることも選択肢のひとつです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | エムスリーキャリアエージェント / m3.com CAREER |
| 運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
| 設立 | 2009年12月 |
| 代表取締役 | 沼倉敏樹 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス |
| 資本金 | 1億円 |
| 売上高 | 209億円 / 2024年3月期 |
| 従業員数 | 1,101名 / 2025年10月末時点 |
| 求人数 | 38,000件超 / 2026年4月時点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://agent.m3.com/ |
転職を検討し始めた段階で、多くの医師が最初に登録するサービスのひとつがエムスリーキャリアエージェントです。
求人数の多さは確かに強みですが、数の多さだけで安心するのは危険です。
大切なのは、担当コンサルタントが自分の診療科と希望条件を正確に理解しているかどうかを、初回面談でしっかり確認することです。
転職は焦らず進めることが、後悔しないキャリア選択につながります。
リクルートドクターズキャリア
リクルートドクターズキャリア
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・定期非常勤(スポット非対応)
- 対応エリア
- 全国(対面/オンライン/電話/メール選択可)
- 公開求人数
- 14,707件(2026年5月29日時点・公式サイト)
- 運営会社
- 株式会社リクルートメディカルキャリア(リクルート100%出資)
- サービス実績
- 1979年創業の医師転職支援歴40年以上
リクルートドクターズキャリアは、株式会社リクルート100%出資のグループ会社である株式会社リクルートメディカルキャリアが運営する、医師専門の転職支援サービスです。
前身の医療情報センター設立から続く、医師人材紹介の歴史は40年以上にわたります。
医師の転職支援に特化した専任キャリアアドバイザーが、求人選定から面接同行・条件交渉・入職後フォローまで一貫して対応する体制を整えています。
非公開求人の厚みとリクルートグループの交渉力
リクルートドクターズキャリア公式サイトによると、公開・非公開を合わせた総求人数は20,000件を超えており、うち約50%が非公開求人です。
年収2,000万円超の高待遇案件やオンコール対応のない特定診療科のポジションなど、条件の整った求人が非公開として保有されていることが多い点に注目できます。
40年以上にわたる医療機関との関係性が、条件交渉時の後ろ盾として機能する場面があります。
当直回数・帰宅時間・使用する医療機器の要望まで、担当アドバイザーが医療機関側と直接やり取りを行うため、自分では言い出しにくい要望も代理で伝えることが可能です。
担当アドバイザーのプロフィールを事前に確認できる点
公式サイトのキャリアアドバイザー紹介ページでは、各担当者の顔写真・経歴・担当エリア・メッセージが公開されています。
登録前に担当者の専門性や経歴を確認したうえで面談依頼ができる点は、個人情報を預ける相手を事前に把握したい慎重な医師にとって安心材料になるでしょう。
初回面談前に公式サイトで担当者プロフィールを確認し、自分の診療科や転職目的に近い実績を持つアドバイザーへの相談を希望する旨を伝えておくことをおすすめします。
マッチングの精度が、高まる可能性があります。
非常勤・アルバイト検索の独自機能
非常勤・アルバイト求人の検索では、曜日と時間帯を指定するマトリクス検索を利用できます。
働ける曜日と時間帯を入力するだけで該当求人が一覧表示されるため、外来業務の合間にスマートフォンからでも空き枠に合った求人を素早く確認できます。
この機能は、他の主要な医師転職サービスにはない独自の検索体験です。
利用前に確認しておきたい注意点
スカウト機能・LINE連絡・専用アプリには、対応していません。
求人確認や担当者とのやり取りはパソコンまたはスマートフォンのブラウザが中心となります。
アプリで手軽に求人を管理したい場合は、エムスリーキャリアエージェントやマイナビDOCTORとの併用を検討するとよいでしょう。
地方求人は全国対応とはいえ、エリアや診療科によって求人数に差があります。
地方・Uターン転職を優先する場合は、初回面談時に希望エリアの求人状況を具体的に確認しておくことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | リクルートドクターズキャリア |
| 運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
| 設立 | 1979年9月 |
| 親会社 | 株式会社リクルート(100%出資) |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 |
| 許可番号 | 有料職業紹介事業 13-ユ-080058 |
| 求人数 | 20,000件超 / 2026年4月時点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.recruit-dc.co.jp/ |
リクルートという名前が持つ信頼感と40年超の実績は、確かに評価できるものです。
ただ、大手で実績が長いサービスほど、担当アドバイザーの経験年数や専門領域には個人差が出やすい面があります。
公式サイトでアドバイザーのプロフィールを事前に確認できる点は積極的に活用し、初回面談で自分の診療科と転職条件に合った提案が出てくるかどうかを丁寧に見極めることが、後悔しないキャリア選択につながります。
民間医局
民間医局
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・非常勤・スポット全対応(非常勤/スポット強み)
- 対応エリア
- 全国16拠点(業界最多クラスの地域密着)
- 設立実績
- 1997年設立(28年以上の医師転職支援)
- 運営会社
- 株式会社メディカル・プリンシプル社(クリーク・アンド・リバー社グループ)
- 付帯サービス
- 医師賠償責任保険・生活/Uターン/女性医師サポート
民間医局は、東証プライム上場企業クリーク・アンド・リバー社グループの株式会社メディカル・プリンシプル社が1997年に設立以来、25年以上にわたり運営する医師専門の転職・アルバイト支援サービスです。
常勤転職だけでなく、定期非常勤・スポットアルバイトまで医師のあらゆる働き方に対応する点が、他の大手転職サービスとの明確な違いです。
全国16拠点を構えており、首都圏だけでなく地方在住の医師に対しても地域密着型のサポートを提供しています。
非常勤・スポット求人の充実度
民間医局公式サイトによると、2026年4月時点の求人総数は30,000件を超えており、非常勤・スポット求人が全体の約半数を占めています。
現職を続けながら非常勤やスポットバイトで副収入を確保したい医師にとっては、選択肢の広さが際立つサービスです。
スポット求人は1日単位から応募できる案件も多く、当直専従・外来応援など勤務形態ごとに検索が可能です。
多忙な医師が自分の空き時間に合わせて柔軟に勤務先を探せる仕組みが整っています。
医療機関への紹介前に面談を必須とする姿勢
民間医局では、医療機関への紹介前に必ず医師との対面面談を実施することを公式サイトで明記しています。
医師の経歴・希望・人物像を担当エージェントが把握したうえで医療機関へアプローチするため、医師の情報が先方に無断で先行して渡るリスクを抑えるプロセスが組まれています。
転職活動中に現職への情報漏えいを心配している医師にとっては、事前面談で担当者との信頼関係を確認しながら進められる点が安心材料になるでしょう。
初回面談の段階で、情報の取り扱い範囲について担当エージェントに直接確認しておくことをおすすめします。
全国16拠点による地方・Uターン転職への対応
東京・大阪・名古屋・九州・北海道をはじめとする全国16拠点のエージェントが、それぞれの地域の医療機関と直接交渉を行います。
地方への転職では現地の医療事情や施設ごとの内部情報が条件交渉に影響しやすく、拠点がある地域では担当者の施設情報の精度が高まる傾向があります。
首都圏求人の量を重視するならエムスリーキャリアエージェントが強みを持つ反面、地方・Uターン転職では民間医局の地域密着体制が機能しやすい場面があります。
利用前に確認しておきたい注意点
スポット求人は勤務条件が変動しやすく、紹介時の説明と実際の勤務内容に差が生じたという口コミが一定数あります。
勤務を確定させる前に、報酬・勤務時間・業務内容を書面で確認する手順を徹底することが重要です。
口頭の説明だけで、了承しないよう注意してください。
担当エージェントの専門知識や対応速度には個人差が見られます。
希望条件に合わない提案が続く場合は、早めに担当者の変更を依頼することも選択肢に入れておくとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 民間医局 |
| 運営会社 | 株式会社メディカル・プリンシプル社 |
| 設立 | 1997年1月29日 |
| 代表取締役 | 牛尾 周朗 |
| 本社所在地 | 東京都港区新橋4-1-1 新虎通りCORE |
| 資本金 | 3億2,975万円 |
| 主要株主 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-040295 |
| 拠点数 | 全国16拠点 |
| 求人数 | 30,000件超 / 2026年4月時点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.doctor-agent.com/ |
非常勤・スポット求人の充実ぶりと全国16拠点のネットワークは、民間医局が他社と一線を画す点です。
現職を継続しながら副収入を得たい場合や、地方への転職を検討している先生には有効なサービスといえます。
ただ、スポット求人は条件が変わりやすい面があるため、勤務前に条件を必ず書面で確認する習慣を持つことが大切です。
エージェントへの信頼と自分自身の確認作業を並行させる姿勢が、後悔のない転職につながります。
マイナビDOCTOR
マイナビDOCTOR
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・非常勤・スポット全対応
- 対応エリア
- 全国(11拠点で対面相談可)
- 公開求人数
- 28,000件超(うち約3割が非公開求人)
- 運営会社
- 株式会社マイナビ(20年以上の医療人材実績)
- 個人情報管理
- プライバシーマーク取得・一担当制
マイナビDOCTORは、1973年設立の大手人材会社である株式会社マイナビが運営する、医師専門の転職支援サービスです。
マイナビは医師・看護師・薬剤師・コメディカルと医療系4職種の転職支援を手がけており、各職種での長年の取引実績が医療機関との太いパイプを形成しています。
取引先医療機関は20,000件以上にのぼり、これにより他の医師専門サービス単体では取得しにくい独占求人・非公開求人が集まりやすい構造になっています。
求人数と全国13拠点による地域対応
マイナビDOCTOR公式サイトによると、公開求人数は35,000件以上を保有しており、北海道から九州まで全国13拠点が地域の医療機関と直接連携しています。
地方の病院やクリニックへの転職においても、各拠点の担当者が現地の採用事情を把握しているため、都市部と遜色のないサポートが受けられます。
地方へのUターン転職や、エリアにこだわりのある転職では、拠点の存在が担当者の情報の精度に直結します。
初回相談の段階で希望エリアを伝え、現地拠点の担当者が対応するかどうかを確認しておくとよいでしょう。
個人情報保護の体制が公式に整備されている点
マイナビDOCTOR公式サイトには、プライバシーマーク取得企業であることと、医療機関への個人情報の開示は各ステップで医師本人の許可を取ったうえで行うことが明記されています。
転職活動が現職に知られることを心配する医師にとっては、プロセスが公式文書として整備されている点が他サービスとの差別化ポイントになります。
登録後に担当のキャリアパートナーから連絡がきた際、どのステップで、どのような情報が医療機関に渡るかを具体的に質問しておくことをおすすめします。
対応の透明性で担当者の信頼度を確認する基準にもなります。
非常勤・スポット求人への対応と専任サポート
常勤求人を中心としながら、非常勤・スポット求人にも対応しています。
専任のキャリアパートナーが希望条件のヒアリングから、求人提案・面接同行・条件交渉・退職手続き・入職後フォローまで一貫して対応します。
マイナビの規模感から来る懸念として、担当者が多数のクライアントを抱えることによる対応の均質化があります。
初回面談でキャリアパートナーの担当領域と経験年数を確認し、自分の診療科に強い担当者かどうかを見極めておくことが重要です。
利用前に確認しておきたい注意点
マイナビDOCTORには、スカウト機能がありません。
受動的に求人を待つ姿勢ではなく、担当者と積極的にコミュニケーションをとり、自分の希望を具体的に伝えることで紹介される求人の質が高まります。
公開求人数は充実していますが、首都圏への求人集中度はエムスリーキャリアエージェントに比べると小さい面があります。
首都圏の常勤高年収求人を主目的とする場合は、エムスリーキャリアエージェントとの併用を検討するとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | マイナビDOCTOR |
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 設立 | 1973年8月15日 |
| 代表取締役 | 粟井 俊介(社長執行役員) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-080554 |
| 取引先医療機関数 | 20,000件以上 |
| 公開求人数 | 35,000件以上 / 2026年4月時点 |
| 拠点数 | 全国13拠点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://doctor.mynavi.jp/ |
プライバシーマーク取得と個人情報開示の手順が公式サイトに明記されている点は、転職活動中の情報管理を重視する医師にとって安心材料です。
とはいえ、実際の運用はキャリアパートナー個人の質にも左右されます。
「どのタイミングで何の情報が医療機関に渡るか」を初回面談で明確に確認し、納得できる答えが得られるかどうかを担当者選びの基準のひとつにすることをおすすめします。
書面で明記されていることと、実際の対応が一致しているかどうかを確かめる姿勢が大切です。
医師転職ドットコム
医師転職ドットコム
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・定期非常勤(スポットは別サイト)
- 対応エリア
- 全国7拠点(札幌/仙台/東京/名古屋/大阪/広島/福岡)
- 非公開求人数
- 18,000件以上(コンサルタント直接訪問収集)
- 運営会社
- 株式会社メディウェル(アインHD東証プライムグループ)
- 認定実績
- 適正紹介事業者最高ランク4年連続(2025年1月時点)
医師転職ドットコムは、東証プライム上場企業アインホールディングスのグループ会社である株式会社メディウェルが、1996年の設立以来運営する医師専門の転職支援サービスです。
2004年に医師転職ドットコムとしてサービスを開始して以来、延べ70,000名以上の医師の転職を支援してきた実績を持ちます。
厚生労働省による委託事業として設けられた、医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度において、4年連続最高ランクとなる年間入職実績300名以上を達成しています。
これは国が定める審査基準をクリアした公的な評価であり、サービスの信頼性を裏付ける数少ない客観的指標のひとつです。
非公開求人18,000件超と厚労省認定の意味
医師転職ドットコム公式サイトによると、2026年4月時点で18,000件以上の匿名・非公開求人を保有しています。
一般には公開できない医療機関の内部事情を含む好条件求人が非公開として管理されており、登録後に担当コンサルタントを通じて案内される仕組みです。
厚労省認定における4年連続最高ランクは単なる規模の指標ではなく、紹介した医師の定着率や離職リスクへの対策が評価された結果でもあります。
転職後に短期離職するリスクを減らしたい医師にとっては、定着支援の実績が公的に確認できる点を判断材料にするとよいでしょう。
調剤薬局グループだからわかる医療機関の内部情報
アインホールディングスは調剤薬局チェーンを中核事業とするグループです。
薬局と病院・クリニックが患者を共有する医療連携の現場では、薬局側から見えてくる医療機関の診療スタイル・処方傾向・スタッフ体制に関する情報があります。
他の医師専門転職サービスが取得しにくい現場目線の情報を持つコンサルタントが担当できる点は、特定の診療科や地域での転職を検討する医師にとって価値の出る場面があります。
転職先候補の医療機関が調剤薬局グループと取引のある施設であれば、より具体的な内部情報が得られる可能性があります。
カスタマイズ型求人という独自の仕組み
公式サイトによると、医師転職ドットコムでは医師個人の希望条件に合わせて、コンサルタントが医療機関側に対してオーダーメイドの求人内容を交渉・作成するカスタマイズ型求人に対応しています。
既存の求人情報から探すだけでなく、希望条件を先に整理してからコンサルタントが医療機関を動かすアプローチです。
条件に合う求人が公開されていない場合でも、コンサルタントに詳細な希望を伝えることで新たな選択肢が生まれる可能性があります。
利用前に確認しておきたい注意点
拠点数は全国7拠点(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)であり、民間医局の16拠点やマイナビDOCTORの13拠点と比べると少なめです。
対面面談を希望する場合は、最寄り拠点の場所と対応エリアを事前に確認しておく必要があります。
非公開求人の案内は登録後にコンサルタント経由となるため、情報収集のみを目的とした利用では求人の全体像が把握しにくい構造です。
登録後に担当コンサルタントへ希望条件を具体的に伝えることで、非公開求人の紹介対象に入りやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 医師転職ドットコム |
| 運営会社 | 株式会社メディウェル |
| 設立 | 1996年2月 |
| 代表取締役 | 坪井 隆幸 |
| 本社 | 北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地 興銀ビル9F |
| 本部(東京) | 東京都渋谷区恵比寿南1丁目5番地5 JR恵比寿ビル9F |
| 資本金 | 2億850万円 |
| 主要株主 | 株式会社アインホールディングス |
| 有料職業紹介許可番号 | 01-ユ-010052 |
| 拠点数 | 全国7拠点 |
| 非公開求人数 | 18,000件以上 / 2026年4月時点 |
| 転職支援実績 | 延べ70,000名以上 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.dr-10.com/ |
厚労省認定の実績は、国が一定の審査基準を設けて評価した数少ない公的指標です。
数字で比べることが難しい転職サービスの中で、4年連続最高ランクという事実は信頼性の根拠として有効に機能します。
ただ、調剤薬局グループならではの情報力は、取引医療機関の地域や種別によって活かされる場合と活かされない場合があります。
担当コンサルタントに対して、希望先医療機関のグループとの取引実績があるかどうかを初回から確認するのが効率的です。
ドクタービジョン
ドクタービジョン
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・非常勤(スポットは要問合せ)
- 対応エリア
- 全国5拠点(札幌/東京/名古屋/大阪/九州)
- 公開求人数
- 22,227件(2026年5月22日時点・公式サイト)
- 親会社
- 日本調剤株式会社(東証プライム上場)
- 認定
- 職業紹介優良事業者・適正紹介事業者・プライバシーマーク
ドクタービジョンは、国内有数の調剤薬局チェーンである日本調剤株式会社を母体とする株式会社メディカルリソースが2009年に開設した、医師専門の転職・求人情報サービスです。
同じく調剤薬局グループを親会社に持つ医師転職ドットコムとは異なり、日本調剤は全国規模の薬局ネットワークを背景に持つ最大規模の薬局グループです。
薬局が取引する医療機関との情報連携が、他社では取得しにくい求人の発掘や施設情報の収集に機能しています。
スポット求人と高年収常勤求人の両立
ドクタービジョンは、スポット求人と年収2,000万円以上の高年収常勤求人の両面に強みを持つサービスです。
医師転職サイトの中でも、スポット求人数1,500件超という規模は他の主要サービスと比べて際立っています。
常勤転職で年収を最大化したい場合と、現職を続けながらスポットで副収入を得たい場合の両方のニーズに1つのサービスで対応できる点は、複数のサービスに並行登録する手間を減らしたい医師にとっての実用的な利点です。
全国12拠点とFace to Face面談重視の姿勢
公式サイトによると、メディカルリソースは全国12拠点を構えており、各地域の医療機関との関係性を直接構築しています。
コンサルタントとの面談は対面を重視する姿勢を明示しており、書類上の情報だけでなく医師の人柄やキャリア観を直接ヒアリングしたうえで医療機関への紹介を行っています。
医療機関への紹介前に医師との直接面談を経るプロセスは、個人情報が先行して渡るリスクを抑えるうえで重要な点です。
登録後の初回面談で、どのタイミングで何の情報が医療機関側に渡るかを確認しておくことをおすすめします。
厚労省認定による信頼性の裏付け
2021年11月、厚生労働省が認可する医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度において、ドクタービジョンの運営会社であるメディカルリソースが医療分野の適正事業者として認定されています。
医師紹介事業における、業務の適正運営・法令遵守・サービス品質が第三者機関の審査を通過した公的な評価です。
書類・手続き面での信頼性を重視する医師にとっては、厚労省認定の有無をサービス選択の基準のひとつにするとよいでしょう。
利用前に確認しておきたい注意点
首都圏・東京を中心とした求人が多く、地方エリアでは求人数が少なくなる傾向があります。
地方・Uターン転職を優先する場合は、民間医局やマイナビDOCTORとの併用を検討するとよいでしょう。
担当コンサルタントの質には個人差があり、希望条件とかけ離れた提案が続く場合は担当者の変更を申し出ることも選択肢です。
スポット求人については、勤務前に条件を書面で確認する習慣を持つことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ドクタービジョン |
| 運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
| 設立 | 2000年2月 |
| 代表取締役 | 小林 信幸 |
| 本社所在地 | 東京都港区芝5-33-11 田町タワー8階 |
| 資本金 | 9,300万円 |
| 母体企業 | 日本調剤株式会社(東証プライム上場) |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-010743 |
| 拠点数 | 全国12拠点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.doctor-vision.com/ |
スポット求人と高年収常勤求人の両方を1つのサービスで扱える点は、転職の目的が固まっていない段階でも幅広く情報収集できるという意味で使い勝手がよいサービスです。
ただ、働き方の幅が広いほど担当コンサルタントへの希望条件の伝え方が重要になります。
常勤転職とスポット利用を明確に分けて伝え、それぞれに適した提案ができるかどうかを初回面談で確認することが、時間を無駄にしないための第一歩です。
ドクターキャスト
ドクターキャスト
- 利用料金
- 無料(医師側)
- 運営会社
- 株式会社メディカルキャスト(2004年〜・大阪本社・姉妹サービスにナースキャスト)
- 求人総数
- 公開求人数は大手より少なめ(非公開求人は登録後にコンサル経由案内)
- 対応雇用形態
- 常勤/非常勤(社労士による契約内容確認/退職時トラブル対応サポート)
- 独自サービス
- 社会保険労務士在籍(業界唯一)+へき地/離島/公立病院専用検索機能
- 対応エリア
- 近畿・関西強(大阪本社+福岡支社の2拠点・首都圏対面なし)
ドクターキャストは、株式会社メディカルキャストが2004年に設立した医師専門の転職・求人情報サービスです。
大阪に本社を置き、地域医療への貢献を企業理念の中心に掲げており、へき地・離島・公立病院の求人に専用の検索機能を設けている点が他サービスとの明確な差別化点です。
グループとして看護師向けサービスのナースキャストも運営しており、医師・看護師の両職種の転職支援実績を持つ医療特化の人材サービス会社です。
社会保険労務士が在籍する転職支援体制
ドクターキャストが他の医師転職サービスと一線を画す最大の特徴は、社会保険労務士が在籍している点です。
転職先との労働契約の内容確認、退職時のトラブル対応、現職との退職条件の整理まで、労務の専門家によるアドバイスを受けながら転職活動を進められます。
医師の転職では、雇用契約書に含まれる競業避止義務や引き継ぎ期間の条件、退職届の提出タイミングなど、見落とすと入職後や退職時に問題になる事項が多数あります。
社労士に契約内容を事前確認してもらうことで、こうした見落としを未然に防ぐ体制が整っている点は慎重に転職を進めたい医師にとって価値があります。
へき地・離島・公立病院専用の求人検索機能
公式サイトには、へき地・離島・公立病院の求人を絞り込む専用の検索機能が設けられています。
地域医療に関心がある医師や、過疎地域・離島での勤務を検討している医師に向けた求人を一元的に確認できる設計は、他の大手医師転職サービスにはない独自の機能です。
地域医療に携わりながら、専門医としてのスキルを維持したいと考える医師にとっては、選択肢の少ない離島・へき地求人を効率的に探せる点で有用です。
近畿・関西エリアの求人に強み
大阪本社を拠点とするドクターキャストは、創業以来近畿地方の医療機関との関係性を積み上げてきたサービスです。
常勤・非常勤いずれも大阪・兵庫を中心とした近畿エリアの求人数が他のエリアより充実しています。
首都圏や地方の求人も全国をカバーしていますが、関西での転職を希望する医師にとっては、地域特性を熟知した担当者からのサポートを期待しやすい点があります。
利用前に確認しておきたい注意点
拠点は大阪本社と福岡支社の2拠点であり、首都圏・地方での対面面談の対応は公式サイトには記載がありません。
関東エリアで対面サポートを希望する場合は、電話・Web面談での対応が中心になる可能性があります。
事前にサポート方法を確認したうえで、登録するとよいでしょう。
また、公開求人数は他の大手転職サービスよりも少なめですが、非公開求人は登録後にコンサルタントを通じて案内されます。
大手サービスとの併用によって、選択肢を広げる活用法が有効です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ドクターキャスト |
| 運営会社 | 株式会社メディカルキャスト |
| 設立 | 2004年7月 |
| 代表取締役 | 太田 昌人 |
| 大阪本社 | 大阪府大阪市西区江戸堀1-7-13 倉庵ビル3F |
| 福岡支社 | 福岡県福岡市中央区渡辺通2-4-8 福岡小学館ビル5F |
| 有料職業紹介許可番号 | 27-ユ-300080 |
| 専門スタッフ | 社会保険労務士が在籍 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.doctorcast.jp/ |
社会保険労務士が在籍しているサービスは、医師転職業界では少数派です。
雇用契約書の内容確認から退職時のトラブル対応まで専門家がサポートしてくれる体制は、転職経験が少ない医師ほど活用価値があります。
特に初めて転職する先生は、契約書に含まれる競業避止義務や引き継ぎ条件など見落としやすい項目を社労士に確認してもらうことを積極的に活用してほしいサービスです。
Dr.転職なび
Dr.転職なび
- 利用料金
- 無料(医師側)
- 運営会社
- 株式会社エムステージ(2003年〜・資本金6,250万円)
- 求人総数
- 14,500件以上(未公開含む)+提携医療機関約14,000施設
- 対応雇用形態
- 常勤/非常勤(姉妹のDr.アルなびでスポット特化対応)
- 独自サービス
- 全コンサルタントが医療経営士有資格者(業界唯一)+コンサル/求人担当の分業制
- 対応エリア
- 全国8エリアフリーダイヤル(北海道〜九州)
Dr.転職なびは、2003年創業の株式会社エムステージが運営する医師専門の転職支援サービスです。
全コンサルタントが医療経営士の有資格者であることが、他の医師転職サービスには見られない最大の差別化ポイントです。
医療経営士とは、医療機関の経営に関する専門知識を証明する資格です。
コンサルタントが経営の安定性・診療報酬制度への対応・施設の将来性といった観点で求人を評価できる知識基盤を持つという点は、転職先の長期的な環境リスクを抑えたい医師にとって価値のある視点です。
全コンサルタントが医療経営士有資格者という業界でも珍しい体制
コンサルタントが医療経営士の資格を持つことで、医師の希望条件だけでなく、転職先の医療機関が経営面で安定しているかどうかという視点からも情報提供が可能になります。
年収・勤務条件は求人票から確認できますが、病院の財務状況や経営方針は一般には公開されません。
医療経営の知識を持つ担当者からの助言は、表に出ない情報を読み解くうえで参考になります。
転職先を選ぶ際に、医療機関の経営安定性を重視する医師は、初回面談で担当コンサルタントに転職先候補の経営情報についての見解を積極的に聞いてみるとよいでしょう。
コンサルタントと求人担当の分業制
Dr.転職なびでは、医師の担当をするコンサルタントと、エリアの医療機関の求人開拓・更新管理を行う求人担当が分業してチームを組む体制をとっています。
コンサルタントが医師との面談に専念しながら、求人担当から最新の医療機関情報を受け取る仕組みです。
コンサルタントが医師サポートと求人開拓の両方を兼務する場合と比べ、医師個人の状況把握に割ける時間が増えます。
担当者の繁忙期においても、一定水準のサポートが維持されやすい構造といえます。
求人数と全国エリアへの対応
公式サイトによると、未公開求人を含めた常時の求人数は14,500件以上、提携医療機関数は常時約14,000施設です。
北海道・東北・関東・北陸・中部・近畿・中四国・九州の8エリアにフリーダイヤルを設けており、地方在住の医師も電話で担当者と直接相談できます。
常勤転職のDr.転職なびに加え、非常勤・スポット専門のDr.アルなびも別サービスとして展開しています。
常勤転職と副収入目的の非常勤を並行して検討する場合は、同じエムステージグループの2サービスを使い分ける活用法があります。
利用前に確認しておきたい注意点
求人数は14,500件以上と安定していますが、エムスリーキャリアエージェントの38,000件超と比べると規模は小さい面があります。
首都圏の高年収常勤求人を重視する場合は、大規模サービスとの併用も選択肢です。
担当コンサルタントの経験年数や、対応速度には個人差があります。
医療経営士の資格があるからといって、全員のサポート水準が均一とは限りません。
初回面談の対応で担当者の質を見極め、合わないと感じた場合は変更を申し出るとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Dr.転職なび |
| 運営会社 | 株式会社エムステージ |
| 設立 | 2003年5月 |
| 代表取締役 | 杉田 雄二 |
| 本社所在地 | 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower5階 |
| 資本金 | 6,250万円 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-010928 |
| コンサルタント資格 | 全員が医療経営士有資格者 |
| 求人数 | 14,500件以上(未公開含む) |
| 提携医療機関数 | 約14,000施設 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://tenshoku.doctor-navi.jp/ |
コンサルタント全員が医療経営士の資格を持つというのは、他の転職サービスには見当たらない取り組みです。
転職先を選ぶ際、求人票の条件だけでなく、医療機関の経営基盤の安定性まで確認したいと考える医師には、相談する価値のあるサービスです。
医療経営士の資格があることで、病院の財務状況や経営リスクに関する質問に対して、他のサービスよりも踏み込んだ見解を提示してもらいやすい可能性があります。
JMC(日本メディカルコネクション)
JMC(日本メディカルコネクション)
- 利用料(医師側)
- 完全無料
- 対応雇用形態
- 常勤・非常勤・スポット全対応
- 対応エリア
- 全国
- 非公開求人比率
- 保有求人の8割(業界内最高水準)
- 運営会社
- 日本メディカルコネクション株式会社(2010年設立)
- 専門領域
- 産業医・企業ドクター・美容医療(グループHub4Beauties)
JMCは、Japan Medical Connectionの略称であり、運営会社の正式名称は日本メディカルコネクション株式会社です。
2010年5月に設立された医師専門の人材紹介会社で、東京・名古屋の2拠点を拠点に全国6,000施設を超える医療機関・企業との取引実績を持ちます。
社歴は比較的浅い反面、在籍するエージェントのキャリアは業界トップレベルとされています。
エージェント歴10〜15年以上のベテランが多く在籍している点が、他のサービスとの実質的な差別化ポイントです。
求人の約8割を占める非公開求人の充実度
JMC公式サイトによると、寄せられる求人の8割が非公開求人です。
医療機関や企業が医師求人を公表せずに採用を進めたいケースや、緊急性の高い案件の場合に信頼するエージェントのみに依頼するという構造が、この比率の高さにつながっています。
公開求人から探すよりも、信頼関係を築いたエージェントを通じた非公開求人の紹介のほうが、条件の良い案件に届きやすい場合があります。
JMCを最大限活用するには、担当エージェントとの信頼関係を早い段階で構築することが重要です。
ベテランエージェントによるアナログなコンサルティング
JMCは効率優先のデジタルマッチングとは一線を画し、担当エージェントとの人間的な関係を重視するスタンスを公式サイトで明示しています。
エージェントが医師と求人先の両方を1人で担当し、転職希望者の事情を深く理解したうえで求人を提案する体制です。
慌ただしくシステム的に求人を送りつけるスタイルとは異なるため、転職を急かされたくない医師や、じっくり信頼できる担当者と話し合いながら進めたい医師に合うサービスです。
厚労省認定の適正事業者
厚生労働省による医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度において、JMCは医療分野の適正認定事業者として認定を受けています。
規模の大小ではなく、サービス品質・法令遵守の観点から公的機関が認定した実績は、サービス選択の基準のひとつになります。
利用前に確認しておきたい注意点
登録医師数や公開求人数は大手サービスと比べると、規模は小さい面があります。
また、拠点が東京・名古屋の2拠点に限られており、対面面談を希望する場合は事前に対応可能かを確認するとよいでしょう。
エージェントごとに得意分野や担当可能エリアが異なるため、初回相談時に担当者の専門領域とエリアカバー範囲を確認しておくことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | JMC(日本メディカルコネクション) |
| 運営会社 | 日本メディカルコネクション株式会社 |
| 設立 | 2010年5月 |
| 代表取締役 | 馬場 直樹 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区一番町13-2 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-304725 |
| 拠点 | 東京・名古屋の2拠点 |
| 取引医療機関数 | 全国6,000施設超 |
| 非公開求人比率 | 約8割 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://dr-ar-navi.jp/ |
社歴は10年あまりとまだ若い会社ですが、在籍するエージェントの経験年数の長さと、非公開求人8割という構造は注目に値します。
大手サービスで公開されていない案件が、JMCのエージェントのネットワークには流れてくるという仕組みは、転職活動の選択肢を広げるうえで参考になります。
ただ、拠点が少なく規模も大手より小さいため、単独での活用よりも大手サービスと並行して利用するのが現実的な活用法です。
MCドクターズネット
MCドクターズネット
- 利用料金
- 無料(医師側)
- 運営会社
- 株式会社メディカル・コンシェルジュ(2000年〜・慈恵医大卒医師創業・資本金1億)
- 求人総数
- 公開求人数は大手より少なめ(スポット/健診求人特化・常勤+非常勤も対応)
- 対応雇用形態
- 常勤/非常勤/スポット/健診特化(翌日勤務カレンダー検索)
- 独自サービス
- 多職種(ナース/ファーマ/介護)情報基盤+大手健診機関の取引実績+厚労省認定有料職業紹介
- 対応エリア
- 全国26拠点(北海道〜沖縄・地方密着型)
MCドクターズネットは、慈恵医大卒の医師が2000年に創業した株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する医師専門の転職・求人支援サービスです。
創業者自身が現役医師であるという背景が、医師の転職支援体制の設計に反映されています。
医師向けのMCドクターズネットに加え、看護師向けのMCナースネット、薬剤師向けのMCファーマネット、介護職向けのMC介護のお仕事と、医療・介護系の複数職種にまたがる転職支援サービスを展開しています。
この多職種対応の実績が、医療機関の職場環境に関する幅広い情報収集を可能にしています。
全国26拠点による地域密着型のサポート体制
公式サイトによると、MCドクターズネットは全国26拠点を構えており、各地域の医療機関との直接的な関係性を積み上げてきたサービスです。
北海道から沖縄まで対応エリアは全国をカバーし、各拠点のコンサルタントが担当エリアの医療機関の採用事情を把握しています。
地方・Uターン転職を希望する医師にとっては、現地拠点のコンサルタントが医療機関の内部情報を持っている点が実用的な価値を持ちます。
希望エリアに拠点があるかどうかを公式サイトで確認したうえで登録するとよいでしょう。
看護師・介護士の転職実績を活かした医療機関情報の深さ
看護師や介護士の転職支援で培った医療機関との関係性は、MCドクターズネットの医師向けサービスにも活かされています。
医師専門の転職サービスだけでは把握しにくい、看護師の定着率・病棟スタッフの雰囲気・残業の実態といった情報が担当コンサルタントを通じて得やすい点は、他の医師専門サービスにはない強みです。
転職先で長く働き続けられるかどうかは、医師スタッフ以外の職場環境にも依存します。
多職種の情報を持つコンサルタントから、医師以外のスタッフの動向についても確認しておくことをおすすめします。
スポット・健診求人の充実と多様な働き方への対応
MCドクターズネットはスポット求人に特化したカレンダー検索機能を持ち、翌日から勤務できる健診バイトや単発アルバイトに素早く応募できる設計になっています。
全国の大手健診機関との取引実績が充実しており、健診・産業医路線を検討する医師に向けた求人も豊富です。
常勤転職のほか、現職を継続しながら健診バイトや非常勤で副収入を得たい場合にも対応しており、転職目的が固まっていない段階でも活用しやすい体制が整っています。
利用前に確認しておきたい注意点
公開求人数は、他の大手転職サービスと比べると少なめです。
スポット求人は充実していますが、常勤転職の選択肢を最大化するにはエムスリーキャリアエージェントとの併用が有効です。
厚労省の「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定」を取得しており、サービス品質・法令遵守の面での信頼性は確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | MCドクターズネット |
| 運営会社 | 株式会社メディカル・コンシェルジュ |
| 設立 | 2000年9月7日 |
| 代表取締役 | 磯野 晴崇(慈恵医大卒 医師) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル11F |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 470名 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-070292 |
| 拠点数 | 全国26拠点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://mc-doctor.net/ |
創業者が医師という背景を持つサービスは医師転職業界では珍しく、その点は評価に値します。
看護師・介護士の転職実績から得た、医療機関の多職種情報を持つ点も独自の強みです。
ただ、常勤転職の求人規模は大手と比べると小さいため、まず大規模サービスで選択肢を広げながら、並行してMCドクターズネットで地方拠点や健診求人を確認するという使い分けが現実的です。
メドピアキャリアエージェント
メドピアキャリアエージェント
- 利用料金
- 無料(医師側)
- 運営会社
- メドピア株式会社(医師創業・2004年〜・2025年10月MBOで東証プライム上場廃止/非公開化)
- 求人総数
- 55,000件超(2026年4月時点・複数転職支援会社+医療機関直接掲載集約)
- 対応雇用形態
- 常勤/定期非常勤(専任エージェント+求人ポータル一括登録の2ルート)
- 独自サービス
- MedPeer医師コミュニティ17万人登録(国内医師の約半数)+候補病院の医師の生の声確認可
- 対応エリア
- 全国(担当エージェントのカバーエリアによって対応差)
メドピアキャリアエージェントは、医師が創業したメドピア株式会社が運営する医師専用の転職支援サービスです。
医師専用コミュニティサイトMedPeerを母体に持ち、国内医師の約半数にあたる17万人以上が登録するプラットフォームを基盤にしたマッチングが最大の特徴です。
2004年12月に信州大学医学部出身の医師・石見陽氏が創業したメドピア株式会社は、医師向けコミュニティの運営で培ったノウハウを医師転職支援に展開してきました。
2025年10月にMBOにより非公開化し、現在は後藤直樹氏が代表取締役 CEOを務めています。
医師の集合知プラットフォームが転職情報にも活きる
MedPeerには全国の医師が日常的に薬剤評価や症例相談の情報交換をしており、特定の医療機関で働く医師からの生の情報が蓄積されています。
転職先を検討する際に、MedPeerのコミュニティを通じて同じ医療機関に在籍する医師の声や職場の雰囲気を確認できる環境は、求人票だけでは把握できない情報源として機能します。
転職を検討している医師が、候補先の医療機関についてMedPeerで情報収集してからエージェントに相談するという活用法は、転職後のミスマッチリスクを下げるうえで有効です。
求人数と幅広い求人プラットフォームの強み
MedPeer Career公式サイトによると、2026年4月時点の掲載求人数は55,000件を超えています。
医師転職支援会社が提供する求人と医療機関が直接掲載する求人の両方を集約しており、複数の転職支援会社への一括登録機能も用意されています。
常勤・定期非常勤に対応しており、医師転職に精通した専任エージェントが求人提案から条件交渉・面接同行まで一貫してサポートします。
MBOによる非公開化が意味すること
2025年10月にメドピア株式会社は東証プライム市場から上場廃止となり、創業者の石見陽氏を中心としたMBOにより非公開会社に移行しました。
上場廃止により四半期ごとの業績開示義務がなくなり、短期的な株主利益への対応よりも中長期的な医師支援に経営資源を集中しやすい体制になっています。
利用前に確認しておきたい注意点
エージェントサービスはメドピアキャリアエージェントとして独立した窓口を設けていますが、求人ポータルのMedPeer Career経由での複数エージェントへの一括登録と、専任エージェントからの個別サポートの2つのルートがあります。
転職の本気度が高い場合は、専任エージェントへの直接相談を選ぶとよいでしょう。
地方・Uターン転職については、全国対応はしているものの、担当エージェントのカバーエリアによっては対応に差が出る可能性があります。
事前に、希望エリアの対応状況を確認しておくことをおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | メドピアキャリアエージェント |
| 運営会社 | メドピア株式会社 |
| 設立 | 2004年12月 |
| 代表取締役CEO | 後藤 直樹 |
| 取締役会長 | 石見 陽(医師・医学博士、創業者) |
| 本社所在地 | 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア8階 |
| 上場状況 | 2025年10月 東証プライム上場廃止(MBOにより非公開化) |
| MedPeer登録医師数 | 約17万人以上 |
| 求人数 | 55,000件超 / 2026年4月時点 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト(エージェント) | https://medpeercareeragent.co.jp/ |
| 公式サイト(求人ポータル) | https://career.medpeer.jp/ |
医師が創設した会社という背景と、国内医師の約半数が使うコミュニティプラットフォームを持つという強みは、他の転職サービスにはない独自の価値です。
特に、転職先候補の医療機関についてMedPeerで情報収集できる点は、慎重に転職先を選びたい医師には活用価値があります。
2025年の非公開化は財務透明性の観点では一歩引く要素ですが、長期的な医師支援への集中という点では肯定的に捉えることもできます。
DtoDコンシェルジュ
DtoDコンシェルジュ
- 利用料金
- 無料(医師側)
- 運営会社
- 総合メディカル株式会社(1978年〜45年以上・資本金35億・調剤薬局/医療機器/院内コンビニ等多角)
- 求人総数
- 取引医療機関9,000件以上+登録医師11万人超+開業支援実績4,000件以上
- 対応雇用形態
- 常勤/非常勤+開業支援(医療モール開業/第三者継承/新規開業の3スタイル)
- 独自サービス
- 転職+開業支援のワンストップ(業界唯一)+医業経営コンサル45年実績による医療機関経営情報
- 対応エリア
- 全国28拠点(地方求人の充実・三大都市圏+地方中核病院)
DtoDコンシェルジュは、1978年創業の総合メディカル株式会社が提供する医師専門の転職・開業支援サービスです。
DtoDはDoctor to Doctorの略で、勤務医・開業医・医療機関の三者を結びつける独自のシステムとして2003年から展開されています。
45年以上にわたる医業経営コンサルティングを通じて構築された全国9,000件以上の医療機関ネットワークと11万人超の登録医師データベースが、他の医師転職サービスとの最大の差別化点です。
転職支援と開業支援をワンストップで相談できる唯一の体制
DtoDコンシェルジュが他の医師転職サービスと根本的に異なるのは、転職支援と開業支援の両方を同一のサービスとして提供している点です。
常勤・非常勤の転職相談だけでなく、将来の独立・開業を見据えた相談も同じコンサルタントが担当します。
具体的には、医療モール開業・第三者継承・新規開業の3つの開業スタイルを取り扱っており、全国4,000件以上の開業支援実績を持ちます。
開業資金の調達支援や医療圏分析、事業計画の立案まで、コンサルタントが伴走する設計です。
40代勤務医が転職先を検討しながら、将来の独立も視野に入れたい場合、転職と開業の両方について1人の担当者に相談できる環境は他のサービスでは提供できない体制です。
医業経営コンサルティングの実績が活きる医療機関情報の深さ
総合メディカル株式会社は調剤薬局の運営、医療機器リース、院内コンビニエンスストアの運営など、医療機関の経営面での事業を多角的に展開してきた会社です。
医師転職サービスのみを手がける会社と比べ、医療機関の経営状況・財務的な安定性・施設運営の実態について、現場ベースの情報を保有しています。
転職先候補の病院について、求人票に記載されていない経営面の背景を担当コンサルタントに確認することで、入職後に想定外の経営リスクを抱えた職場に転職するリスクを軽減できる可能性があります。
全国28拠点の営業ネットワークと地方求人の充実
全国28拠点の営業ネットワークにより、三大都市圏はもちろん地方都市や地方中核病院への転職にも対応しています。
各拠点のコンサルタントが担当エリアの医療機関と継続的な関係を持っているため、地方への転職・Uターン転職を検討する医師にとって情報の深さが期待できます。
開業支援においても全国の物件情報を保有しており、地方での継承開業や医療モール開業を検討する段階での情報収集先として活用できます。
利用前に確認しておきたい注意点
開業支援の充実度が高い反面、転職求人の公開数は大手専業サービスより少なめです。
急ぎの転職を優先する場合や、首都圏の高年収常勤求人を広く比較したい場合は、エムスリーキャリアエージェントとの併用が現実的です。
開業支援を相談する際は、開業を強く勧める方向へ誘導されないかを意識しながら情報収集するとよいでしょう。
あくまでも、医師自身のペースで検討するスタンスを保つことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | DtoDコンシェルジュ |
| 運営会社 | 総合メディカル株式会社 |
| 設立 | 1978年6月12日 |
| 代表取締役 | 坂本 賢治(社長執行役員) |
| 東京本社 | 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル28階 |
| 福岡本社 | 福岡県福岡市中央区大名2-9-23 プリオ福岡ビル |
| 資本金 | 35億1,300万円 |
| 全国拠点数 | 28拠点 |
| 取引医療機関数 | 9,000件以上 |
| 開業支援実績 | 4,000件以上 |
| 登録医師数 | 11万人超 |
| 利用料金 | 無料(医師側) |
| 公式サイト | https://www.dtod.ne.jp/ |
医師転職サービスとして紹介されることが多いDtoDコンシェルジュですが、実態は医師のキャリア全般を支援する総合サービスです。
転職先を探しながら、将来の独立・継承開業を同時に検討したい40代医師にとっては、他のサービスにはない相談窓口になります。
ただ、転職求人の量では大手専業サービスに劣るため、転職活動の初期は大手と並行して登録し、開業・継承の相談窓口としてDtoDコンシェルジュを活用するという組み合わせが現実的です。
医師が転職サイトを選ぶときに確認すべき5つの判断基準
医師転職サイトを選ぶときに確認すべき判断基準は、常勤・非常勤の求人充実度、非公開求人比率、コンサルタントの専門性、年収交渉実績、地方求人対応力の5点です。
どのサービスを選ぶかによって紹介される求人の質と量が大きく変わるため、登録前に各サービスの特性を把握することが重要です。
医師転職サイトは現在、医師を専門とするもので20社以上が国内で稼働しています。
厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師統計によると、国内の医師数は約34万人(2022年時点)で、そのうち勤務医は28万人超を占めています。
転職市場規模が大きい反面、各サービスの得意領域は分かれており、目的に合わないサービスに登録すると、希望する求人が少ない・担当者が対応できないといった問題が発生します。
以下の5つの基準で各サービスを見極め、目的に合った2〜3社に登録するのが最も効率的な活用法です。
常勤・非常勤の求人充実度で目的に合ったサービスを選ぶ
医師転職サイトを選ぶ第1の基準は、自分の転職目的に合った求人種別が充実しているかどうかです。
転職目的が常勤への移籍か、非常勤・スポットバイトの確保かによって、適切なサービスが変わります。
常勤転職を優先するなら、常勤求人数が多く交渉サポートが充実したエムスリーキャリアエージェントやリクルートドクターズキャリアを主軸にするべきです。
非常勤・スポット求人を重視するなら、アルバイト専用の検索機能を持つMCドクターズネットやDr.転職なびのDr.アルなびが有効です。
サービスを選ぶ際は、公式サイトで常勤・非常勤・スポット別の求人件数を確認するとよいでしょう。

一般的に、常勤求人が充実しているサービスはスポット件数が少なく、逆もまた同様です。
自分の転職目的の優先順位を事前に整理したうえで、メインとサブのサービスを選び分けることが重要です。
以下の表を参考に、目的別の優先サービスを判断してください。
| 転職目的 | 優先して確認すべきサービス |
|---|---|
| 常勤転職(年収アップ・キャリアアップ) | エムスリーキャリア、リクルートDC、民間医局 |
| 常勤転職(ワークライフバランス重視) | マイナビDOCTOR、Dr.転職なび、ドクタービジョン |
| 非常勤・スポットバイト | MCドクターズネット、ドクターキャスト、民間医局 |
| 将来的な開業・継承 | DtoDコンシェルジュ、医師転職ドットコム |
| 地方・Uターン転職 | MCドクターズネット、ドクターキャスト、DtoDコンシェルジュ |
非公開求人比率が高いサービスほど登録する価値が高い
医師転職サイトを選ぶ第2の基準は、非公開求人の比率と質です。
条件の良い医師求人の多くは、医療機関の採用担当が特定のエージェントのみに依頼する非公開求人として流通します。

医療機関が求人を非公開にする主な理由は3つあります。
1つ目は、在籍している医師に退職や採用活動を知られたくない場合です。
2つ目は、応募が殺到することを避けたい高条件の案件である場合です。
3つ目は、特定の専門性・経験年数を持つ医師のみを対象としたピンポイントな採用の場合です。
こうした非公開求人は、医療機関側から信頼されているエージェントにのみ情報が届きます。
JMCが非公開求人比率8割を維持できるのは、採用担当からの信頼の結果です。
登録前に各サービスの非公開求人比率を公式サイトで確認し、比率が高いサービスを優先して登録するとよいでしょう。
なお、非公開求人の多さと質は別物である点に注意が必要です。
求人数が多くても、自分の専門領域や希望エリアに合致する件数が少ければ意味がありません。
登録後の初回面談で、担当コンサルタントに自分の条件に近い非公開求人の件数感を確認し 医師転職サイトを選ぶ第3の基準は、コンサルタントが医師転職に精通しているかどうかです。
ておくとよいでしょう。
コンサルタントの専門性が転職結果を左右する

担当者の質が転職の成否に直結するため、サービス選びと同様に担当者の選択も重要です。
コンサルタントの専門性を見極める最も有効な方法は、初回面談での質問の深さを観察することです。
診療科ごとの転職市場の特性・地域ごとの医師需給のバランス・専門医資格の取得状況と転職タイミングの関係など、医師転職に特有の知識を持つコンサルタントは、具体的な情報を根拠とともに提示できます。
逆に、担当者が汎用的なキャリアアドバイスしか提供できない・医師の雇用契約の特殊性(競業避止義務・引き継ぎ義務等)について具体的な説明ができない場合は、担当者変更を申し出るとよいでしょう。
Dr.転職なびのように担当者変更が明示的に認められているサービスでは、遠慮なく申し出て問題ありません。
医療経営士の有資格者が在籍するDr.転職なびや、社会保険労務士が在籍するドクターキャストなど、資格要件で専門性を担保しているサービスは、担当者の質の均一性が高い傾向があります。
年収交渉実績が年収アップの成否を決める
医師転職サイトを選ぶ第4の基準は、担当エージェントの年収交渉力です。
医師の年収交渉は一般の転職と異なり、診療科の需給状況・専門医資格の有無・地域の医師不足の深刻度によって交渉余地が大きく変わります。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、医師の平均年収は約1,293万円ですが、診療科や地域・施設形態によって700万円から2,500万円以上まで幅広い分布があります。

この分散の大きさが、交渉力の差が結果に与える影響を大きくしています。
年収交渉力の高いコンサルタントは、医療機関の採用予算の上限・診療科別の採用難易度・類似条件の転職事例など、交渉の根拠となる情報を持っています。
交渉力を事前に確認するには、初回面談で最近の類似事例における年収交渉の成果を具体的に聞いてみるとよいでしょう。
数字を根拠に説明できるコンサルタントは交渉力が高い傾向があります。
大手サービスは医療機関側との継続的な取引実績があるため、年収交渉で一定の影響力を持ちやすいです。
エムスリーキャリアエージェントやリクルートドクターズキャリアのような実績の大きいサービスが、年収アップ転職を目的とする場合に優先候補になる背景はここにあります。
地方求人への対応力は拠点数と現地情報の深さで見極める
医師転職サイトを選ぶ第5の基準は、地方・Uターン転職を希望する場合の対応力です。
首都圏以外への転職を検討する医師は、サービス選びの段階で希望エリアへの対応を確認しておく必要があります。
地方転職の対応力を確認するには2つの視点が重要
1つ目は、希望エリアに拠点があるかどうかです。
MCドクターズネットの全国26拠点・エムスリーキャリアエージェントの大規模ネットワークなど、現地拠点を持つサービスは担当者がエリアの医療機関と直接関係を持っているため、公開情報に載らない現地情報を得やすい傾向があります。
2つ目は、希望エリアの非公開求人数がどの程度あるかです。
地方は公開求人数が少ない場合が多く、登録後に非公開求人が多数紹介されるサービスを選ぶことが重要です。
ドクターキャストは大阪・近畿エリアに強く、MCドクターズネットは北海道から九州まで各地の公立病院・地域中核病院の求人が充実しています。
地方転職の特有の課題として、転職先での住居確保・子どもの学校環境・配偶者の仕事などのライフスタイル全般の変化があります。
こうした条件面の相談にも対応してくれるコンサルタントかどうかを初回面談で確認しておくとよいでしょう。
転職サイト選びを誤ると、登録後に希望に合わない求人ばかりが届く・担当者が地方の実情を知らない・年収交渉で及び腰になるといった問題が生じます。
まずこの5つの基準で自分の転職目的を整理し、メインとなるサービスを1〜2社に絞ったうえで、目的別に補完するサービスを1社加えるという3社体制が現実的です。
全部に登録してしまうと担当者への対応と情報管理だけで消耗します。
転職サイト登録前に把握しておきたい個人情報の扱いと安全な活用法
医師転職サイトに登録する際に最初に確認すべきことは、個人情報がいつ・どのタイミングで医療機関に開示されるかである。
登録直後に現職先に情報が流れることはなく、医師自身が同意した段階で初めて求人先に個人情報が渡る仕組みになっています。
個人情報保護法(令和2年改正、令和4年全面施行)により、有料職業紹介事業者は本人同意なく個人情報を第三者へ提供することを禁じられています。
転職サービスに登録しただけで現職先に情報が漏れる可能性は制度的にはゼロです。
以下の3点を事前に理解しておくことで、現職を継続しながら安全に転職活動を進めることができます。
個人情報が医療機関に開示されるタイミング
医師転職サイトに登録した時点で医療機関に個人情報が開示されることはありません。
個人情報が求人先に渡る最初のタイミングは、コンサルタントが特定の求人に医師を推薦するステップです。
一般的な転職活動の流れにおける個人情報の状態
| ステップ | 個人情報の状態 |
|---|---|
| 登録フォーム入力 | 転職サービス内のみ(医療機関には非公開) |
| コンサルタントとの初回面談 | 転職サービス内のみ(担当者が閲覧・管理) |
| 求人紹介・条件確認 | 転職サービス内のみ(求人情報の閲覧のみ) |
| 医療機関への推薦 | 医師の同意を得たうえで求人先へ開示 |
| 面接調整・交渉 | 推薦した求人先のみ |
マイナビDOCTORやMCドクターズネットなど主要サービスは、医師の同意なく医療機関に個人情報を提供しないことを公式サイトで明示しています。
この点を重視するなら、登録前に各サービスのプライバシーポリシーと職業紹介の流れを確認しておくとよいでしょう。
注意が必要なのは、医療機関が採用担当者と転職サービスの間に直接の取引関係がある場合です。
たとえば、現在勤務している病院がグループ内で医師紹介を行っているケースや、転職サービスが現職医療機関と密接な関係を持っている場合は、コンサルタントに自分の現職先を告知したうえで「推薦前に必ず事前確認を取るよう」明示的に依頼しておくことが重要です。
現職バレを防ぐために登録前後にやっておくべきこと
転職活動が現職先に発覚するリスクは、制度的な情報漏洩ではなく、医師自身の行動によって生じることがほとんどです。

登録前後に以下の点を確認しておくことで、現職先への情報流出を防ぐことができます。
転職活動用のメールアドレスを新規に作成することを推奨します。
現職の病院メールアドレスや、病院関係者に知られているアドレスを転職サービスの登録に使うと、メールの受信履歴から転職活動を察知されるリスクがあります。
Gmailなど転職活動専用のアドレスを1つ作り、転職サービスとのやり取りはすべてそこに集約するとよいでしょう。
SNSやLinkedInのプロフィールについても注意が必要です。
LinkedInで転職活動中のステータスを表示していたり、医師専用SNSのプロフィールを更新したりすると、同じ医療機関のスタッフや医局員に転職活動を知られるリスクがあります。
転職活動中はこれらの設定を一時的に非公開または制限にしておくことを検討するとよいでしょう。
転職サービスへの登録時には、担当コンサルタントに対して現職先への配慮を明示的に依頼することが重要です。
具体的には、現職医療機関もしくはグループ会社・関連施設への求人推薦をしないよう伝えること、推薦の前に必ず事前確認の連絡を入れてもらうよう依頼することが有効です。
優良なコンサルタントであれば、こうした依頼を当然のこととして受け入れます。
連絡頻度・方法への対処法と知っておくべき権利
医師転職サービスに複数登録した場合、担当コンサルタントからの電話・メールの頻度が高くなりすぎることがあります。
転職活動中の業務への支障を防ぐために、登録時に連絡方法と希望頻度を明示しておくことが重要です。
個人情報保護法第27条および職業安定法第5条の3に基づき、求職者は自分の個人情報に関して開示・利用停止・削除を請求する権利を持っています。
転職サービスに対して、メールのみでの連絡・特定時間帯以外の電話禁止・週に1回程度の連絡頻度などを希望として伝えることは、正当な要求です。
多くの転職サービスでは、マイページから連絡希望設定を変更できる機能を設けています。
登録後のオリエンテーションでこの設定を確認し、自分の勤務スケジュールに合わせた連絡方法を設定しておくとよいでしょう。
複数のサービスを利用する場合は、各サービスとの進捗状況を自分で管理するシンプルなメモを作っておくことが現実的です。
どのサービスにどの求人を相談しているか・どこまで話が進んでいるかを把握しておくことで、複数のサービスで同じ求人先に二重で推薦されるリスクも防ぐことができます。
転職活動を終了した後は、各サービスに退会または個人情報の削除を申請することも検討するとよいでしょう。
個人情報保護法に基づき、削除請求は認められています。
個人情報の扱いについて不安を感じたまま登録を踏みとどまっている医師は多いと思います。
制度的な保護は整っているので必要以上に怖がることはありませんが、現職バレのリスクは自分の行動次第で下げられます。
転職用メールアドレスの作成とコンサルタントへの事前申告は必ずやっておくべきです。
これをやっておくだけで心理的な安心感がかなり違います。
医師転職サイトを使った転職活動の標準的な進め方
医師転職サイトを使った転職活動の標準的な期間は、登録から入職まで3〜6ヶ月である。
転職活動の全体像を把握せずに進めると、退職交渉のタイミングを誤ったり、内定後に条件面でのトラブルが発生したりするリスクがあります。
転職活動の流れは、大きく3つのフェーズに分かれます。
第1フェーズは登録から初回面談・求人条件の整理まで、第2フェーズは求人の絞り込みから面接・内定取得まで、第3フェーズは年収交渉・内定承諾から退職手続き・入職後フォローまでです。

各フェーズで行うべき行動と注意点を理解しておくことで、転職後のミスマッチや職場トラブルを未然に防ぐことができます。
登録から初回面談・求人条件の整理まで
転職活動の第1フェーズは、転職サービスへの登録と初回面談による転職条件の言語化です。
このフェーズにかかる期間は、1〜2週間程度が目安です。
転職サービスへの登録は、第一候補として大手2社に同時登録することを推奨します。
1社だけだと求人の選択肢が限られるため、常勤転職の主力として規模の大きいサービスを1社、自分の専門領域や希望エリアに強いサービスをもう1社選ぶとよいでしょう。
登録フォームへの入力は、10〜15分程度で完了します。
登録後は、数日以内に担当コンサルタントから連絡が届きます。
初回面談は電話・Webまたは対面で行われ、所要時間は30〜60分程度です。
初回面談では担当者が現在の勤務状況・転職を検討している理由・希望条件・転職可能な時期を確認します。
初回面談を最大限活用するために、事前に以下の条件を自分なりに整理しておくとよいでしょう。
- 譲れない条件(年収の下限・勤務地・診療科・オンコールの有無など)
- 妥協できる条件(施設規模・職位・通勤距離など)
- 転職を検討する最大の理由(1文で言えるようにしておく)
- 入職可能な最速の時期
担当コンサルタントの質を見極めるのも初回面談の重要な目的です。
自分の状況を丁寧にヒアリングし、診療科の転職市場を理解した具体的なアドバイスができているかを観察してください。
対応が形式的・画一的だと感じた場合は、担当者変更を申し出る権利があります。
求人の絞り込みから面接・内定取得まで
転職活動の第2フェーズは、求人の絞り込みと面接・内定取得です。
初回面談から内定まで、1〜2ヶ月が一般的な目安です。
初回面談後、担当コンサルタントから複数の求人が提案されます。
最初の提案では、希望条件を完全に満たさない求人が含まれることもあります。
この段階で妥協しすぎず、条件の優先順位を担当者に再度明確に伝えることが重要です。
- 年収と勤務日数の実態(求人票の年収は基本給のみの場合があるため、賞与・当直手当・時間外手当の内訳を確認する)
- オンコール・当直の頻度(施設規模によって差が大きいため、担当者経由で実態を確認する)
- 現在の常勤医師数と診療科の構成(自分1人しかいない診療科への転職はリスクが高い)
- 医師以外のスタッフの定着率(看護師・医療事務の離職率が高い施設は職場環境に問題がある可能性がある)
- 前任医師の退職理由(担当者に非公式でよいので確認を依頼する)
施設見学の申込みは、面接前に必ず実施することを推奨します。
勤務時間帯の施設見学では、スタッフの雰囲気・院内の清潔感・他科の医師との関係性などを直接観察できます。
見学後に気になった点を、コンサルタントに確認するという流れが有効です。
面接は担当コンサルタントが同席するケースが多く、事前に面接対策を行ってくれるサービスが大半です。
面接では自己紹介・転職理由・将来のキャリアプランを簡潔に話せるよう準備しておくとよいでしょう。
年収交渉・内定承諾から退職手続き・入職後フォローまで
転職活動の第3フェーズは、年収交渉から退職手続き、そして入職後フォローです。
内定取得から入職まで1〜3ヶ月が一般的な目安ですが、現職の退職に要する期間によって前後します。
内定後の年収交渉は、コンサルタントに代行してもらうことが原則です。

医師が直接交渉するより、交渉慣れしたコンサルタントを経由するほうが条件が引き出しやすい傾向があります。
交渉時には現在の年収と希望年収の根拠として、自分の専門性・資格・実績を具体的に担当者に伝えておくことが重要です。
内定を承諾する前に、雇用契約書の内容を必ず確認してください。
特に以下の項目は見落としやすく、入職後にトラブルになりやすい点です。
- 試用期間の有無と試用期間中の年収
- 競業避止義務の範囲と期間
- 当直・オンコール回数の上限と手当の計算方法
- 退職時の引き継ぎ義務と退職予告期間
現職への退職届の提出については、民法第627条では2週間前の申告で足りますが、医療機関の就業規則では3〜6ヶ月前を定めているケースも多くあります。

退職交渉のタイミングを誤ると、現職とのトラブルになりかねません。
ドクターキャストのように社会保険労務士が在籍するサービスでは、退職交渉の相談にも対応してもらえます。
入職後のフォローとして、多くの転職サービスでは入職1〜3ヶ月後に担当コンサルタントから状況確認の連絡があります。
新しい職場での悩みや想定と異なる点があれば、この段階でコンサルタントに相談することで、早期の環境改善につながる場合があります。
| フェーズ | 主な行動 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 第1フェーズ | サービス登録、初回面談、条件整理 | 1〜2週間 |
| 第2フェーズ | 求人絞り込み、施設見学、面接、内定 | 1〜2ヶ月 |
| 第3フェーズ | 年収交渉、契約確認、退職手続き、入職 | 1〜3ヶ月 |
| 合計 | 登録から入職まで | 3〜6ヶ月 |
転職活動で最もトラブルになりやすいのは、退職交渉のタイミングと雇用契約書の確認不足です。
年収の数字だけを見て承諾した後に、当直手当の計算方法や競業避止義務の条件を知って後悔するケースは少なくありません。
内定後の契約書確認には、必ず1週間以上時間をかけるべきです。
急かすコンサルタントがいたとしても、ここだけは自分のペースで確認することをお勧めします。
医師転職サイトに関してよく寄せられるQ&A
- Q医師転職サイトは複数登録してもいい?
- A
複数登録は推奨であり、2〜3社への同時登録が最も効率的な転職活動につながります。
1社のみに登録すると、そのサービスが得意としない診療科・エリア・求人タイプでは選択肢が大幅に狭まるリスクがあります。
医師転職サービスはそれぞれ強みが異なります。
大手サービスで求人数と交渉力を確保しつつ、自分の診療科や希望エリアに特化したサービスを1〜2社加えるという使い分けが現実的です。
複数登録で注意すべき点は2つです。
1つ目は、同じ求人先に複数のサービスから二重に推薦されないよう、担当者に他社登録の事実を告知したうえで求人推薦前の事前確認を依頼することです。
2つ目は、各サービスとのやり取りを自分でメモ管理しておき、進捗状況を把握しておくことです。
担当者への連絡対応だけで疲弊しないよう、同時登録は3社以内にとどめることをおすすめします。
- Q医師転職サイトの利用料金はかかる?
- A
医師側の利用料金は全額無料です。
登録・面談・求人紹介・面接同行・条件交渉・入職後フォローを含むすべてのサービスが医師側には無償で提供されます。
医師転職サービスの収益構造は、医師を採用した医療機関から成功報酬型の紹介手数料を受け取る仕組みです。
厚生労働省の職業紹介事業の規定では、求人者(医療機関)側から手数料を受け取ることが認められており、求職者(医師)側への課金は一般的ではありません。
本記事で紹介している12社はすべて医師側無料を公式サイトで明示しており、登録後に費用が発生するサービスはありません。
登録前に各サービスの利用規約を確認し、無料の範囲を確認しておくと安心です。
- Q在職中でも医師転職サイトを利用して転職活動できる?
- A
在職中の転職活動は可能であり、転職サービスを利用する医師の大多数は在職しながら転職活動を進めています。
厚生労働省の職業安定法に基づき、有料職業紹介事業者は求職者の現在の雇用状況にかかわらず転職支援を行う義務があります。
在職中であることを理由にサービス利用を制限するサービスはありません。
在職中の転職活動で特に注意すべき点は、現職への情報漏洩防止と面接・見学のスケジュール調整です。
面接は平日の診療時間内に設定されることが多いため、担当コンサルタントに早い段階で自分のスケジュールの制約を伝えておくとよいでしょう。
土日対応が可能な病院面接や、夜間・休日に対応できるWeb面談を優先してもらうよう依頼することも選択肢です。
また、在職中は現職の業務への影響を最小化するため、担当者への連絡はメールを中心とし、電話対応の希望時間帯を明示しておくことを推奨します。
- Q専門性が高い・マイナーな診療科でも医師転職サイトで求人は見つかる?
- A
専門性の高い・マイナーな診療科でも、医師転職サービスを通じて求人を見つけることは可能です。
サービスの選択と利用方法に工夫が必要です。
厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師統計によると、一部の診療科は全国的に医師数が少なく需給が逼迫しています。
形成外科・放射線科・麻酔科・病理科などがその代表例です。
こうした診療科では求人数自体は少ないものの、希少性が高いため転職時の交渉力が発揮されやすい傾向があります。
効果的な活用方法は2つです。
1つ目は、非公開求人を多く保有するサービスを選ぶことです。
マイナー診療科の求人は公開されることが少なく、非公開求人として流通するケースが多いためです。
2つ目は、自分の診療科での転職事例の有無を初回面談で確認することです。
事例がある担当者は、診療科特有の採用事情を理解した提案ができます。
エムスリーキャリアエージェントや民間医局のように求人数が多いサービスは、マイナー診療科でも一定数の求人を保有している可能性が高く、まず登録して確認することをおすすめします。
- Q転職サービスへの登録後に紹介を断ったり退会したりするのは難しい?
- A
登録後の求人断りや退会は自由であり、医師側に違約金や損害賠償が発生することは一切ありません。
職業安定法および個人情報保護法の規定により、転職サービスは求職者に対して不当な不利益を与えることが禁じられています。
求人を断る・登録を解除する・複数社を比較して最終的に別のサービス経由で転職するといった行動はすべて医師の権利として認められています。
求人の断り方は担当者に対してメールまたは電話で今回は見送ります、と伝えるだけで十分です。
断る理由の詳細な説明は必須ではありません。
紹介された求人が希望条件に合わない場合は、条件の齟齬を担当者にフィードバックすることで、次の提案の精度が上がります。
退会を希望する場合は、各サービスのマイページから退会手続きを行うか、担当者に退会を申し出ることで対応してもらえます。
退会後も個人情報の削除を希望する場合は、個人情報保護法第35条に基づく利用停止・削除を申請することができます。
転職活動中に担当者からの連絡が過多になった場合も、連絡頻度の減少や連絡方法の変更を申し出ることが正当な権利として認められています。
- 令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況|厚生労働省
- 「令和5年賃金構造基本統計調査」|厚生労働省
- 法令・ガイドライン等|個人情報保護委員会
- 「職業安定法」|e-Gov法令検索
- 「民法」|e-Gov法令検索
- 「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」|厚生労働省




