【教育経営学科】特別支援教育の魅力に迫る!特別支援教育における教育と体育の融合
6月15日(土)に「 特別支援学校での教育の魅力」とのテーマで、 特別支援教育研修会を行いました。今回の研修会には、岡山県教育庁 特別支援教育課 指導班 指導主事(副参事)の井上寛規 先生をお招きしました。
井上先生は、学生時代にバレーボールにとても熱心に取り組まれており、将来は「バレーボール部の監督になって子供たちを全国大会に連れて行くことしか考えていなかった」とおっしゃられるほど、バレーボール一辺倒の典型的なアスリートでいらっしゃいました。
その井上先生が体育学科を含むIPU・環太平洋大学の学生に向け、自らの経験を踏まえ、チームスポーツで培った能力と特別支援学校での教育のつながりについてお話しくださいました。
具体的には、小学生の時に出会ったダウン症の友達のこと、バレーボール部の監督になることしか考えていなかった学生時代のこと、最初の教員経験が部活動のない現場であり、それまで抱いていたイメージとのズレに随分困惑したこと、バレーボールでチームメンバーにおける連携と特別支援学校での複数教員のティーチングの類似性、さらに、特別支援学校における教育と体育の融合について、とてもわかりやすく話してくださいました。
会に参加した学生たちからは、井上先生のお話の後、「特別支援学校での部活動はあるのか?」や「言語に課題を抱える児童への関わりは?」「特別支援学校教員の給与は?」など、普段から特別支援教育に関して抱いていた質問が率直に出されていました。
研修会は、講師の井上先生が学生とのやりとりを重視しながら進めてくださることで終始和やかに行われ、学生はリラックスして学びを深めることができました。事後アンケートには「特別支援学校勤務を選択肢として考えてみたい」「体育教師が考える授業と似ているのなら、難しく考えなくてもよいことがわかった」など、特別支援学校の教師を身近に感じられたことがわかる感想が寄せられました。
次回は「通常学級におけるワーキングメモリに着目した学習支援(仮)」(8月)のテーマで研修を行う予定です。さらに多くの学生と学びを深める予定です!