【教育学科】医療・教育の専門家が集う学びの場-IPU「SEED」研修会を開催
IPU・環太平洋大学では、「すべての『人』へのエンパワーメント」を掲げる「SHE Project(Section for Human Empowerment)」の第一弾として、「IPU Coraggio(コラッジョ)」を展開しています。Coraggio(イタリア語で「勇気」)は、地域の障害のある子どもたちやその保護者、そして現場で教育に携わる本学卒業生への支援を目的としたプロジェクトです。この活動の中核を担う取り組みの一つが、草の根の研究会「SEED」による研修会です。
SEED(SLD Empowerment & Engagement through Diversity)は、限局性学習症(SLD)をはじめとする発達障害への理解を深め、支援の輪を広げるために設立されました。現在、IPU岡山駅前グローバルキャンパスを拠点に、2か月に1度ほどのペースで研修会を開催しています。

この研修会の最大の特徴は、立場や職種を超えた「多職種連携」にあります。会場には、医師、大学教員,言語聴覚士、小学校教諭、小中学校の通級指導教室担当教諭、学習支援のNPO法人など、発達障害支援の最前線に立つ多様な専門家が集います。参加者たちはそれぞれの専門性や「実践知」を持ち寄り、対話を通じて具体的なケース検討や支援方法の共有を行っています。単なる情報交換の場に留まらず、現場の気づきと理論を往還させることで、より質の高い支援の形を模索する「情報共有スペース」として機能しているのです。
また、この研修会は本学の学生にとっても、他大学にはない極めて貴重な実践的な学びの場となっています。特別支援教育に関心の高い学生たちが、専門家たちの議論に加わり、実際の支援現場の熱量に触れることで、将来の教育現場で求められる「対応力のある教員」としての素養を養っています。
SEED(種)という名称には、今蒔いている小さな支援の種が、10年後には当たり前の社会基盤として根付き、誰もが安心して学べる社会につながってほしいという願いが込められています。IPU Coraggioは、これからも専門家や地域と手を取り合い、子どもたちの未来を支える対話と連携を続けてまいります!





