陸上競技部の学生55名の審判活動に感謝状―「支えられる選手」から「支える人」へ
岡山マスターズ陸上競技連盟(岡崎俊彦会長)から、本学陸上競技部の学生による大会運営への協力に対し、大橋節子学長宛てにお礼状が届きました。
今年度、同連盟が主催した2大会に、陸上競技部の学生が延べ55名参加。跳躍・投擲競技の審判をはじめ、テント設営などの準備にも携わり、大会運営を支えました。
5月の岡山マスターズ陸上競技選手権大会には29名、9月の中国マスターズ陸上混成5種競技選手権大会には26名が参加しました。


支える側に立つことで見えてくるもの

投擲ブロックの豊里健コーチは、今回のお礼状について「学生たちの頑張りを評価していただけたことが何よりうれしい。このお礼状は、学生一人ひとりへの評価だと受け止めています」と話します。
9月の大会は日本インカレと日程が重なりましたが、岡山に残った学生たちが自ら役割を分担し、大会運営を支えました。
豊里コーチは「選手は普段、大会を支えてもらう側です。審判や設営を経験することで、多くの人に支えられて競技ができていることを実感できます。支える側に立つ経験は、競技者としても人としても成長につながります」と、その意義を語ります。

学年を越えて受け継がれる責任と成長
投擲ブロックでは、学年が上がるにつれて役割や責任を広げ、上級生が後輩を指導する組織づくりを大切にしています。
3年生の中田昇悟さん(教育学科・投擲主務)は「後輩に仕事を伝える立場になり、自分が動くだけでなく、周りがどう動けば全体がうまく回るかを考えるようになりました。将来は教員として、支える側に立つことの大切さを生徒たちに伝えていきたいです」と話します。
一方、初めて審判を経験した1年生の柏原栞奈さん(体育学科・投擲)は「先輩に教えていただきながら、朝のテント設営から片付けまでやり切ることができました。選手の方から『ありがとう』と声をかけていただき、支える側のやりがいを感じました」と振り返ります。
卒業後も続く、地域とのつながり
陸上競技部は、マスターズ大会への協力を3年間継続しています。学生時代の審判活動を通じて培った経験は、卒業後も受け継がれています。
投擲ブロックOBで、現在は本学職員として勤務する押部光起さんもその一人です。卒業後も地域の大会で審判として活動を続けています。
押部さんは「学生時代に先輩たちと一緒に審判をした経験が、今の自分につながっています。社会人になっても地域の大会に関わり続けられるのは、学生のころに支える側のやりがいを知ったからです」と振り返ります。
豊里健コーチは「競技の現場そのものが、学生にとっての学びの場です。支えてもらう選手から、地域や社会を支えられる人へ」と語り、今後も競技力の向上と地域への貢献を両立させていく考えを示しました。





