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佐藤典子キャリアセンター長が「ウエイクアップ・アワード」を受賞!

経済経営学部現代経営学科特任教授で、本学キャリアセンター長の佐藤典子先生が3月1日、「第8回ウエイクアップ・アワード」を受賞しました。ウエイクアップ・アワードとは、コーチングのアプローチであるCo-Active®などを使って、「意識の進化を呼び覚まし、人やシステムが本来持っている可能性が拓かれた、幸せな今と未来を創る」(ウエイクアップ・アワード実行委員会)活動を実践した人や組織に与えられる賞です。過去には、パナソニック、江崎グリコ、三井化学、三菱鉛筆、中外製薬などの大手企業にも授与されています。

(株式会社ウエイクアップ ウエイクアップ・アワード実行委員会HP)

佐藤先生は現在学内で、主に一般企業への就職を希望する学生に向けた講義を担当。コーチングの基本的なスキルである傾聴、効果的な質問、相手の承認などの演習を実施することで、学生の自己肯定感向上や自己実現をサポートしています。また学生同士でピアコーチングをすることでメンタル面を高めあったり、コミュニケーション能力をアップさせたりする取り組みも続けています。

コーチングは、学内の部活動、就職活動中の面接や就職後の営業活動などでも活かされる生涯使える〝ライフスキル=生きるための技術〟となります。佐藤先生は、一橋大学の博士課程において〝コーチングの授業が学生に与える効用/影響を科学する〟というテーマで研究を進めており、コーチング技術を身につけたIPU生の変化をデータ化して、エビデンスをもとにコーチングを発展させたいと言います。

佐藤典子先生の今回の受賞理由は以下の通りです。

IPU・環太平洋大学において、佐藤典子さんは、キャリアセンター長として、学生がコーチングを学ぶ場を4年間にわたって提供し続けている。また、ボランティアコーチを全国から募り、実際に学生がコーチングを受ける機会を作ることで、自らの人生を歩み、社会の中で人と関わっていくための基本的マインドの醸成を目指している。同時に、佐藤さん自身も、一橋大学の博士課程に身を置き、コーチングによる学生の変容についての研究を深め、その効果を学術的に裏付けることにも力を注いでいる

(ウエイクアップ・アワード実行委員会ホームページより)

経済経営学部 現代経営学科 佐藤 典子 特任教授(キャリアセンター長)

教育学修士(米ワシントン大学)。財団法人国際教育振興会にて日米の文化交流に従事後、グローバル企業の在日本部人事部副部長として組織開発と人材開発を担当。コーチングの国際資格であるPCC、CPCC、ORSC取得。その他にパーソナリティ診断MBTIなど多数の資格を取得。

佐藤典子先生のコメント
「6年前に研究を始めた時から、学生が社会人としての基礎能力を上げるためにコーチングが活用できるのではないかと感じていました。ビジネスの現場では、コーチングを受けることで個人のパフォーマンスが70%上がるというデータもありますし、MBAの学生がプロからコーチングを受け、成績が上がったというエビデンスもあります。アメリカのコーチング市場はすでに160億ドルを超えています。コーチングを受けるクライアントの効果が多く実証されてきた一方で、コーチをする側が、どれだけの効用を得られるかという研究は、決して多くありません。IPUで授業を始めて以来、のべ300名の学生にコーチングスキルを指導してきた結果、企業の人事担当者から “IPUの学生は話の聞き方がうまい,”  “コミュニケーション能力が高い”といった評価を得ることが増えました。学生自身からも“自己理解が深まり、自信がついた,” “相手の身になって考えられるようになった”という良い反応が次々と出てくるようになりました。コーチングを受けること以上に、コーチングスキルを自分で身につけることで、学生の生き方、行動に変化が出てくることが、IPUの学生たちのおかげで証明できつつあり、博士論文としてまとめられる状況になりました。今後も何より学生の将来のために、コーチングスキルを広めていきたいと思います」

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