サッカーでつなぐ笑顔!IPU生が被災地・輪島で復興支援活動
今夏、「日頃鍛えた体を災害復興支援に活かしたい、サッカーを通して被災した子どもたちを元気づけたい」という想いをもったサッカー部員有志19名が、特定非営利活動法人AMDA(岡山市の国際医療ボランティア団体)が主催する能登半島地震被災者支援活動に参加しました。
学生らは、6月にIPUと包括連携協定を結んだAMDAからの要請に応え、輪島市内6つの小学校の仮設校舎への移動に伴い、輪島中学校の教室の清掃、ピアノや大型机の移動などの作業を行いました。
学生が撮影した輪島市内の様子
作業終了後には、輪島中学校サッカー部の中学生と交流試合。共にボールを蹴り合い、ゴールを目指して、大学生も中学生も大好きなサッカーを存分に楽しみました。
帰岡後の9月4日、IPUにて、地域の方々や学生、教職員を対象にした活動報告会を実施しました。
登壇した体育学科4年の友成翼さんは、「宿泊先周辺は、地震による崩壊に加え、火事があったということで、建物が崩れ落ち、悲惨な状況を物語っていました。ここに住んでいた人たちは、どんな思いだっただろうと、胸がえぐられる気がしました。」と現地の様子を語りました。
同じく体育学科4年の綱島基起さんは、「元々24人いた輪島中学校のサッカー部員が、今回の地震で10人転校し半分近く減ってしまったと聞いた時、地震によって、建物だけでなく人と人との関係までも分断されてしまったのだと感じた。だからこそ、中学生が楽しそうにサッカーしている姿を見て、とても嬉しく思った。」と述べました。
今回の災害復興支援活動を通して、参加学生は、自分の能力を活かして社会に貢献する喜びと責任を感じることができました。この貴重な機会を与えてくださったAMDAと輪島中学校関係者の皆様方に深く御礼申し上げます。
今年6月6日、IPU環太平洋大学と特定非営利活動法人AMDA(岡山市の国際医療ボランティア団体)は、地域社会及び国際社会への貢献と人材育成に寄与することを目的として、包括連携協定を締結しました。