【教育学科】「困った子」ではなく「困っている子」へ ― 教職実践演習で学ぶ教師の人権感覚
「子どものため」と思って行った指導が、実は子どもの権利を傷つけているかもしれない。
そんな問いから、教師に求められる人権感覚について考える授業が行われました。
10月8日、教員を目指す4年生を対象とした「教職実践演習」に、島根県教育庁人権同和教育課の勝部雅之先生を講師としてお迎えし、「人権・同和教育のねらいと指導の実際」をテーマに学びました。


「よかれと思った指導」を問い直す
今回の授業では、人権に関する知識を身に付けるだけでなく、教師として子どもをどのように理解し、向き合うべきかを考えました。学生たちは、子どもの権利や人権教育の基本的な考え方を学びながら、教師の何気ない言葉や行動が子どもに与える影響について理解を深めました。
特に、「いろいろな角度から物事を考える力」と「いろいろな見方を受け止める力」という二つの視点を通して、自分自身の価値観だけで子どもを判断せず、多様な考え方や背景を尊重することの大切さを学びました。

「知っている」から「実践できる」教師へ
授業の後半では、子ども一人ひとりの背景を理解し、その権利を守るために教師として何ができるのかを考えました。「困った子ども」と捉えるのではなく、「困っている子ども」という視点で向き合うこと。
目に見える言動だけで判断するのではなく、その背景にある思いや事情を理解しようとする姿勢が、子どもに寄り添う指導につながります。
「教職実践演習」は、大学で培った知識や技能を教育現場での実践につなげる授業です。
今回の学びは、子どもの権利を尊重し、一人ひとりが安心して学べる学級づくりを目指す学生たちにとって、教師としての姿勢を見つめ直す貴重な機会となりました。







