【こども発達学科】子どもの「こうしたい」が遊びを育てる-学科学生が幼児教育研究会に参加
10月31日、こども発達学科の小野さん、本岡さん、大石さんの3名が、岡山大学教育学部附属幼稚園で開催された「幼児教育研究会」に参加しました。
今年度の研究主題は、未来へつなぐ「架け橋」―協同性に着目して―。学生たちは公開保育の参観や分科会での協議を通じて、子どもたちが主体的に遊びをつくり上げていく過程と、それを支える保育者の役割について学びました。

子どもたちの工夫が詰まった「お店屋さん」
5歳児クラスでは、子どもたちが自分たちで考えたお店屋さんを開いていました。
ハンバーガー屋さんには、手作りの看板やメニュー、商品を入れるかご、トレーが並び、支払い方法には「いこか くれじっと ぺいぺい かあど」という案内まで用意されていました。
普段の生活で見聞きしたことを遊びに取り入れ、自分たちなりに工夫を重ねる子どもたちの姿から、学生たちは遊びの中にある豊かな学びを感じ取りました。


話し合いから生まれる新たな工夫
保育室のホワイトボードには、子どもたちが遊びを振り返り、話し合った内容が記録されていました。
「売り物が売り切れたから、もっとたくさんつくる」「並ぶ場所がぐちゃぐちゃになるから、線をつくりたい」「急に閉店になって困った」など、遊びの中で生じた課題を子どもたち自身が見つけ、解決方法を考えていました。
並ぶ場所に足あとの印を付けたり、閉店を伝えるときには優しい言葉を使ったりするなど、子どもたちの気づきが次の活動につながっていました。
さらに、ケーキ屋さんやスイーツ屋さんでは、写真撮影コーナーや値段表を考えるなど、遊びが日々発展していく様子も紹介されていました。
学生たちは、子ども同士の対話や試行錯誤を通じて、協同性が育まれていく過程への理解を深めました。


現職の保育者との協議から学ぶ
公開保育後には、5歳児ふじ組の保育室で行われた第三分科会「振り返り」に参加しました。
当日の保育を題材に、子どもの思いや発言をどのように受け止め、次の活動へとつなげていくかについて、現職の保育者による協議が行われました。
参加した学生からは、次のような感想が寄せられました。
「協同性は日頃何気なく用いている言葉ですが、3歳児からの芽生えをどう育てるか、どう見取るかを考える経験や、現場の保育者の方々との交流を通して、自分の経験として捉えることができました。」
学生にとって、授業で学んできた「協同性」という概念を、実際の保育場面と結びつけて考える貴重な機会となりました。

現場での学びを将来の保育実践へ
こども発達学科では、授業で得た知識を実際の保育現場で確かめ、子どもへの理解と実践力を深める学びを大切にしています。今回の研究会で得た気づきを、今後の授業や実習における子ども理解、保育の計画や援助に生かしていきます。
貴重な学びの機会をいただいた岡山大学教育学部附属幼稚園の先生方、園児の皆さん、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。





