【現代経営学科】国際開発救援財団(FIDR)様による、ベトナム国クァンナム省における地域開発事業のオンライン講演を開催しました
現代経営学科の専門基礎科目「SDGs入門」では、10月11日(火)、ベトナム・ダナン市にある公益財団法人 国際開発救援財団(FIDR)とオンラインでつなぎ、ベトナム事務所の大槻 修子所長、現地スタッフのDo Thi My Hoa様による講演を実施しました。
FIDRは、「開発途上国の子どもたちが健やかに育つことができる社会をつくる」をミッションに掲げ、ベトナム、カンボジア、ネパール等で国際協力事業を推進している日本の公益財団法人です。今回は、ベトナムの少数民族地域における持続的な開発事業について、お話を伺いました。
10名のベトナム人留学生も、この授業を履修しておりますが、母国にいるときは知らなかった少数民族の話や地域開発事業の事例に、熱心に耳を傾けておりました。
学生の感想・意見の幾つかを紹介します。
- 私がいいなと思ったのが、引き出し型の仕組み作りという運営方法です。外から技術を取り入れる投入型では、結局他の国を頼りにしてしまうため、その地域の資源や資産を活用することで、自らの力で持続的な開発ができる引き出し型は、すごくいい考えだと思いました。
- 印象に残った政策は、地域活性化のための人材育成です。発展途上国を支援するときによく起こるのが「魚をあげるだけで、釣りの仕方を教えない」と表現される方法です。このような支援のやり方だと発展のためのノウハウなどを学ぶことができず、継続的な発展ができません。FIDRは、人材育成から始め、その後の後方支援まで、ベトナムの自立を目指した支援をしていると感じました。
- 講義の中で、課題解決への2つのアプローチが紹介されました。弱点克服型と価値発見・探求型です。これは国際支援だけでなく、何を考える上でも使えるアプローチだと思いました。
- 日本にベトナムの人が多いのは、大槻さんのような人がベトナムにいるということも理由の一つではないかなと思いました。自分と同じグループにベトナムの留学生がいて、その人にミニクイズの分からない問題を聞いて解けました。母国のことを聞かれて嬉しそうにしていたので、自分も嬉しくなりました。
IPUでは、今後も引き続き、SDGs達成に貢献する人財の育成に努めてまいります。