【教育経営学科】季節の変化を活かした生活科の指導ー教員養成ゼミの教材研究
教育経営学科では「即戦力教員」の育成に取り組んでいます。就職後に役立つよう、3年生・4年生のゼミナールにおいて実践的な内容を体験的に学んでいます。3年の三堀ゼミでは、小学校の各教科における教材研究に取り組んでいます。
6月27日の授業では、小学校の生活科の教材研究を行いました。学習指導要領に沿って、季節の変化を自分たちの生活に取り入れる活動として、「やまももの実を使った色水遊び」を試みました。
まず、キャンパス内のやまももの木から実を取りました。今年は昨年より実が熟すのが1週間ほど遅く、収穫量はあまり多くありませんでした。年によって実のなり方が違うようです。
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熟した実をビニル袋に入れてよくもむと、美しい赤紫色の汁が出てきました。「わあ、きれい」「簡単に果汁が出るんだね」「香りもある」といった声があがりました。
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やまももの実はそのまま食べてもさわやかな酸味と甘みがあり、ジャムなどに加工することができますが、本授業では、果汁を使って白地のうちわに絵や模様を描くことにしました。ゼミ生全員、小学校1年生の児童になったつもりで描きました。
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にじみをうまく生かして、涼しげな模様を描く学生もいました。「子どもたちもきっと楽しいと感じるね」と話し合っていました。
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やまももの果汁で描いた、思い思いのうちわが完成しました。「この夏はこれを使おう」と自作のうちわに愛着を感じているようです。「季節を取り入れ自分の生活を豊かにする」意味を実感することができました。
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多くの生活科の教科書にアサガオの花を使った色水遊びが紹介されていますが、教材研究としては、いろいろな素材で試してみることが大切です。やまももの木が校庭にある学校も多いでしょう。その地域や学校の環境に合わせた素材を使って授業づくりをする重要性を学んで欲しいと願っています。