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FD研修会で研究心を再燃!-内田伸子先生講演「研究とは~研究観を考える~」

2月9日(金)には「研究とは~研究観を考える~」とのテーマで教職員全員を対象にしたFD研修会を開催しました。今回の研修では,「教職員による研究活動は,授業をはじめとする学生の学びを充実させる重要な職務」との認識に基づき, IPUこども発達学科教授であり,お茶の水女子大学 名誉教授でもある内田伸子先生を囲んで,研究活動をより充実するための認識や方法を学び合いました。

研修会では,まず様々な研究領域に属する本学教員が,それぞれの研究内容や研究への思い,研究活動の概要を披露しました。こども発達学科 酒井健太朗先生からは「古典といっしょに考えることで現代の枠組みを相対化し、問題解決への新たな視点を見出す」との人文学研究,また同学科中原朋生先生からは「憲法学習を研究軸に据え、幼稚園から小学校・中学校・高等学校まで広く研究フィールドと捉える」との公民学習論,健康科学科 宮本彩先生からは「研究の土台は“現場の声”。多面的な課題設定が必要」とのスポーツ科学,など報告がされました。これらの報告を受ける形で内田伸子先生から「現場の声に応えることは研究者の責務,古典を現代に生かす視点は非常に重要,研究と大学教育の連動の発想には深く共感」とお話を始められ,それらはまさに“研究とは”との今日のテーマの答えであるとされ,それぞれの領域での研究活動にあたたかく,後押しをいただきました。

さらに,内田先生は「研究は何か新しいことをこれまでの学界の知識に付け加えること,研究は終わりのない旅,問い続けることが研究のもっとも重要な要素」と研究活動の意義や基本的な姿勢に関するご示唆をいただきました。この他に「研究はデータと対話するとともに、仲間と対話することで、新たな示唆を得ることが重要である」などと広い視野で研鑽を積む姿勢の重要性や,数々の研究活動の具体的方略もご教示いただきました。 研修会の最後には,参加者が日頃から抱えている「研究に関する情報収集と執筆活動のバランス,研究と教育の融合,査読者としての心構え」などの質問がなされ,内田先生をはじめ,登壇者から示唆に富んだアドバイスをいただき,会場にいる全ての参加者が研究活動の具体的示唆を共有することができました。日頃から燻っている研究活動への思いが,綺麗に整理され,前向きな気持ちになるたいへん有意義な時間となりました。

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