命を守るスペシャリストを目指して!体育学科レスキュースノーケラー実習の舞台裏
体育学科は、8月7日から8日にかけて倉敷市児島マリンプールにおいてレスキュースノーケラー実習を実施しました。これは、一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会が発行するレスキュースノーケラー資格取得を目指す授業で、今年から、スノーケリング・インストラクター資格も取得できるようになりました。今年度の参加者は体育学科1~2年生10名でした。それでは実習の様子をお伝えします。
昨年度から始まったこの授業では、協会の高野修氏を講師としてお招きし、スノーケリングの安全な実施方法や救助方法、さらには指導方法を学び、水辺の安全管理に役立たせることをねらいとした内容となっています。以下に講習内容を挙げます
①『正しいスノーケリング』
マスク、スノーケル、フィン装着・脱着方法やライフジャケット着用方法、バディチェックについて
②『スノーケリング・セルフレスキュー』
スノーケルクリアやマスククリア、腹ばいからの立ち上がり方、フィンキック(数種類:ドルフィン、あおり足、後ろ向き、横向き、片フィン)、けいれん対処(セルフレスキュー)について
③『スノーケリング・レスキュー・トレーニング』
溺れた人を引っ張ってくる曳航(えいこう)方法(50m以上)や、ヘッドアップクロール(25m以上)、レスキューチューブ使用法について
④『救助法』
ペットボトル、レスキューチューブの投渡や、チームレスキューについて
⑤『スキンダイビング』
マスククリア、マスクブロー、耳抜き、スキンダイビングについて
⑥『スノーケリング・インストラクター検定』
800mスノーケリング完泳、水深4~5mにおけるウェイトベルト装着と浮上等について
以上の内容を経て、スノーケリング・インストラクターに7名、レスキュースノーケラーに3名が合格となりました。スノーケリング・インストラクター検定に合格した1年生の山野裕大さんは、RSKラジオの取材でインタビューを受け、5mプール底のベルトを巻き付け、見事に浮上できた貴重な経験を誇らしそうに語りました。8月8日(金)15:00~RSKラジオの番組『あもーれマッタリーノ』で紹介されました。

体育学科では、多くの実習から実際に社会で役に立つ能力を身に付けていきます。水難事故が後を絶たない中で、こういった水辺の安全教育や救助活動は教育現場や地域で必要とされています。人の役に立つ資格が取得できるこの授業に、皆さんこれからも期待してください。
