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「IPUから世界へ」世界のアクションスポーツをリードする2人にインタビューをしました

昨年11月、IPU・環太平洋大学 教育経営学科 通信教育課程 中高英語教育専攻で学ぶBMXフリースタイル東京五輪日本代表の中村輪夢(りむ)選手(21=ウイングアーク1st)が、アーバンサイクリング世界選手権(UAE・アブダビ)のパーク種目で初優勝を飾りました。また、体育学部健康科学科OGで、現在大学内で助手を務めるインラインスケーターの東千尋選手(26=日本インラインスタント協会)も同時期に、ローラーフリースタイル選手権(アルゼンチン・ブエノスアイレス)のパーク種目で3連覇を達成しました。世界のアクションスポーツをリードする2人に、競技への思いやIPUを選んだ理由、今後の目標などを聞いてみました。

目次

ー優勝おめでとうございます。

中村 難易度が高く、今まで一度も出したことのない技を大会で出せて勝てたので、自分的には満足しています。東京五輪の時も、出したことのない技を出そうと思って挑戦しましたが、ミスとまではいかないけれど、納得がいくほどきれいにはできず、点数が伸びませんでした。今回はうまいことコースにもはまって、いい点数が出ましたね。

 私は自信を持って毎回見せられる技として、横1回転半(540度)を持っていますが、〝ここぞ〟という一発勝負をかける時には、横2回転半(900度)を出します。私は11歳の時から(900度回って)立てていて、今回の世界選手権では『そろそろ(他の選手が)やってくるかな』という警戒心があったんですけど、いざ(自分が)やってみると、(挑戦したのは)自分だけだったので「まだイケた」という感じでした。

ーアクションスポーツの魅力は

中村 3年前に骨折したこともあって、〝怖さ〟は常にあるんですけど、その怖さを乗り越えて、技を決めた時は、やっぱり他のことじゃ変えられない快感なので、そこがたまらないですね。

 昔から空を飛んでいる感覚がすごく好きです。グルグル回っていると、風景は一瞬で見えませんが、体感として『風を切って飛んでいる』という感覚は体で感じられます。ほんの数秒の気持ち良さが魅力です。

ーIPUを選んだ理由は

中村 年間に合計で2〜3ヶ月ぐらいは海外にいますので、なかなか毎日通学するのは難しいこともあって、IPUの通信制を選びました。BMXのようなスポーツは、選手寿命が長くありませんし、今日大きなケガをして、一生自転車に乗れなくなる可能性もあります。将来のことを全く考えず、選手だけを続けることはできませんし、引退したあとに『指導者になる』という選択肢も考えて、教員免許の取れるこの大学にしました。

 リム(中村)と同じように、競技柄、ケガはつきものですし、どこまで(競技を)続けられるかわかりませんので、手に職をつけておきたいという気持ちがありました。大会中に手の指の靭帯を断裂したことがあり、その場ですぐ処置をしてくださった方が、柔道整復師の免許を持たれていたこともあって、その資格が取得できる大学を選びました。

ーIPUの学習はどうですか

中村 競技を続ける上で、一番役に立っているのはやっぱり英語ですね。大会の時は競技に集中して、レポートは大会が終わって遠征から帰ったあとに書くようにしています。

 (柔道整復師の)資格の勉強の中に、トレーニングがありましたので、(体育施設の)トップガンを利用しながら、鍛え方を担当の先生に教えていただいたこともありましたし、その方法を自宅で応用するようなこともありました。最終的には柔道整復師と障がい者スポーツ指導員、健康運動指導士の資格を取得できました。

ー大学に入る前からお互いを知っていたそうですが

 リムが5、6歳の時に、岡山のアクションスポーツ施設に家族で練習しにきた時に知り合いました。体が小さいのに、ものすごく大きいセクションに飛び込んでいく姿を見て『すごいな』と思っていました。ところが、自転車を降りたら、あちこち走り回ってガキンチョ感たっぷりで、『ギャップがすごいな』とも思ったのをおぼえています。

中村 僕がこの世界で戦えるようになったのは最近なんですけど、(東さんは)それよりもずっと前から世界で戦っているイメージですね。僕は今でも勝ったり負けたりですけど、東さんは常に一番。結果を出し続けるのは難しいので、やっぱりすごい。BMXとインラインスケートで交じわえたのは面白かったですし、今も刺激になっています。

 大会やイベントで一緒になることも多くて、全然打ち合わせした訳でもないのに、海外に行ったら、同じ会場にいたというのもたまにあります。韓国とか、中国とか、フランスとか、ちょくちょくまではいかないですけど、定期的に会っている仲ですね。

ー今後の目標は

中村 まずは代表になる必要がありますけど、出場できたらパリ五輪でも新しい技を見せたいですね。どこまで競技を続けられるかわかりませんが、オリンピックで金メダルを取るまでは挑戦し続けたいと思っています。

 インラインスケートはこれまでもオリンピックの種目になると何度も言われてきましたが、実現していません。ただ、今後のオリンピックで正式種目になるようなことがあれば、自分が(選手として)出るのか、それとも裏方的な立場でサポートするのかはわかりませんが、何らかの形で関わりたいですね。

ー最後にお互いにエールを

 オリンピックにも出て、だんだんビッグになっていっているのはすごいなというのをここ数年感じています。ただこの競技はケガも危険も隣り合わせで、オリンピックでメジャーになったからこそ、勝つために必要なレベルが一気に上がっているので、ケガだけには気をつけてほしいですね。上を上を目指している姿には、良い影響をもらっていますし、刺激になっています。これからもケガなく頑張ってください。

中村 去年僕は初めて世界選手権を1回勝てましたが、チーちゃん(東選手)は今までに何回も勝っていて、これからも勝ち続けていくと思います。そこに僕もついていけるように頑張ります。これからも一緒に、まだまだ頑張りましょう。


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