【教育経営学科】教員養成ゼミナールで理科の教材研究を行いました!
教育経営学科では「即戦力教員」の育成に取り組んでいます。教員としての就職後に役立つよう、大学生のころから実践的指導力を身に付けています。
3年の三堀ゼミでは、小学校の各教科における教材研究に取り組んでいます。6月13日には、小学校・理科の教材研究として、「電気の利用」(学習指導要領第6学年の内容(4)のアの(ア))という単元で、「木炭電池」づくりに取り組みました。
この画像は、食塩水に浸したキッチンペーパーを木炭に巻き、その上にアルミホイルを巻き付けた「木炭電池」を示しています。これを電源にしてモーターに取り付けたプロペラを回そうとしましたが、なぜか一向に回りません。学生たちは、食塩水の濃度の問題なのか、アルミホイルの巻き方の問題なのか、あれこれ試行錯誤を繰り返し、ようやく木炭の問題であることに気が付きました。
市販のバーベキュー用の木炭を「備長炭」に取り換え、回路につなぐと…見事プロペラが回り出し、大きな歓声が上がりました。密度のある備長炭を使うことによってプロペラを回せるだけの電気が生まれることが分かったのです。こうした試行錯誤が教材研究の大切なところです。
「備長炭電池を直列つなぎにしたら回転スピードをアップさせることができるのでは」と考え、6年生の児童の気持ちになってさらに実験を続けていきました。 「理科」では特に、事前の授業準備が大切です。授業の直前で問題に気付いて慌てることのないよう、時間に余裕をもって教材研究を行い、児童に理解させたい点や工夫させたい点は何か、そのためにどのように授業を進めるかをよく考えることが大切です。