IPU生、多様な視点からSDGsの課題を考える:岡山県JICA様によるワークショップを開催
9月28日、IPU現代経営学科の授業(SDGs入門)の中で、岡山県JICAデスクの長谷川真紀国際協力推進員によるSDGsワークショップが行われました。
2015年の国連サミットで採択されたSDGsの達成は、政府やNGOだけでなく、企業の経営戦略においても、最重要課題となっています。IPUでは、貧困や気候変動、人権、平和など、世界の様々な課題とその解決に向けた取り組みを学び、自分事として考え、実践していくために「SDGs入門」を開講しています。
今年は受講生の半数が留学生で、日本人学生とベトナム、オーストラリア、バングラデシュ、中国などの留学生が同じグループになりました。SDGsの17の目標と関連する現状の課題を考えるカードワークや、「児童労働をなくすために自分たちに何ができるか」というテーマでのディスカッションなどを通して、相互に新しい気づきを得ることができました。
以下、学生の感想の一部を紹介します。
- 世界には深刻な問題がたくさんあることに気づいた。中でも児童労働の問題は、子どもたちが充実した生活と教育を享受すべきなのに、毎日一生懸命働かなければならず、とても悲しい。私たちの小さな行動が世界をより良い場所にすると思うので、できることをやっていきたい。
- さまざまな国の友達とグループで作業したことで、自分の視野が広がり、考え方が柔軟になった。違う考えを持った人たちと話し合ったり、一緒に取り組んだりするのは、とても楽しい。SDGsの17の目標を達成するために、みんなで協力していきたい。
- 授業で印象に残ったことは、チョコレートの原料であるカカオの生産者にはあまりお金が還元されていないということだ。今までそんなことを考えず安いチョコレートしか買っていなかったが、「チョコレートの値段の5パーセント未満しかカカオ農家に還元されない」という話を聞いて、少しでもこの問題を解決できるよう、フェアトレードの商品を買おうと思った。
IPUでは、今後も引き続き、SDGs達成に貢献する人財の育成に努めてまいります。