『みどりの食料システム戦略』:農林水産省中国四国農政局 農村振興部長 都築慶剛氏による講演
11月16日、IPU現代経営学科の授業(第8回 SDGs入門)の中で、農林水産省中国四国農政局 農村振興部長 都築慶剛氏 による講演を実施しました。
都築様は、農林水産業が関係する「カーボン・ニュートラル」や「有機農業」「スマート農林水産業」「フードロス」等のキーワードについて、クイズ形式で幅広く楽しく講義してくださいました。化学肥料の原料である窒素、リン、カリウムは9割以上を輸入に頼っていること、2050年までに耕地面積の25%を有機農業にすることなど、驚きの数字に受講生は目を丸くしておりました。
以下、学生の感想の一部を紹介します。
私は小さな頃から、「出されたものは全部食べなさい!」という教育のもと育ってきたので、給食を残したことはないし、家のご飯も好き嫌いなく食べていた。世界にはご飯を食べられない人がたくさんいることを理解しながら、食事をしていた。そんな私も大学生になって、飲食店でアルバイトを始めた。私が勤めている飲食店では、毎日とても多くの食品を捨てる。私の手で捨てる時もある。胸がとても痛くなる。今回の授業で、日本では飲食店での食品ロスが第一位と紹介されていたことに納得した。何かしないといけないと思う。フードバンクの取り組みは素晴らしいと思った。
私はコンビニで働いています。毎日、大量の賞味期限切れの食品を廃棄しなければなりません。だから、手前取り、賞味期限が近くて割引されている商品の購入、買い物前の家庭の食材チェックなどの活動を啓蒙する必要があると強く思いました。
私のような留学生にとって、日本語を理解するのは難しいことですが、都築先生はわかりやすく簡単な言葉を使ってゆっくりと話してくださリ、とても嬉しい気持ちになりました。また、授業で取り上げられたカーボン・ニュートラルに興味を持ちました。将来は、私たちの生活環境を改善する技術を社会に提供する会社のCEOになりたいと思っています。
(撮影:Momiji)…経済経営学部4年生の 矢吹行生さん、神原彩夏さん、沖田康成さんが立ち上げた「岡山の新しい写真撮影サービス Momiji 」
IPUでは、今後も引き続き、SDGs達成に貢献する人財の育成に努めてまいります。