【教育経営学科】子どもの成長を支える教育心理講座:「解決志向アプローチの基礎-変化を育む会話の技法」
教育心理講座では、心の問題や子どもをとりまく諸問題に広く対応できる教員の養成を目指し、さまざまな心理学的手法に触れています。
6月22日(土)、SFA(解決志向アプローチ)研修会を開催しました。「解決志向アプローチ」という面接法の主な考え方は、「原因や背景を追及しない、どうすれば解決するかに焦点を当てる、行動(変化)を起こすことで解決につなげる」という点にあります。治療モデルではなく、援助・教育モデルとして、学校教育での活用が期待されている技法でもあります。
今回は、ブリーフセラピーの第一人者でもある田中ひな子先生をお迎えしました。そして、岡山県内の高等学校や特別支援学校の先生方も参加されました。
午前中は主に、
- 「解決志向アプローチ」の理論的背景
- 会話を通して解決を構築する方法
- 解決志向アプローチの中心哲学・面接モデル など
をご紹介いただきました。午後には、
解決志向アプローチの手法である
- 「ミラクルクエスチョン」
- 「ゴール探し」
- 「例外探し」
- 「コーピングクエスチョン」
- 「スケーリングクエスチョン」 など
を使った実習を現場の先生方と学生がペアになって実施しました。
参加した学生からは、「田中先生や学校現場の先生方と交流ができたことで、これからの人生が楽しみになりました。このような機会をいただけて、嬉しく思います。ありがとうございました!」のようなコメントが寄せられました。講師の田中ひな子先生をはじめ、ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。
教育心理講座では、今後も、現場で活躍できる教員育成のためのプログラムを実施していきます。