【こども発達学科】こども発達学科×東岡山IPUこども園 連携授業-前期最終レポート
今年度よりスタートした「こども発達学科と東岡山IPUこども園による連携授業」が先日、終了いたしました。
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この連携授業は、保育士を目指す本学の学生が実際の保育現場で経験を積むことを目的としており、こども園の子どもたちと直接触れ合う貴重な機会となりました。
学生たちは、講義で学んだ理論を実践に移すことで、より深い理解を得ることができました。こども園の先生方から実践的なアドバイスを受けることで、保育者としてのスキルをさらに磨くことができました。
授業の内容は、それぞれ異なります。
1年生「保育原理」
初めての保育現場で、保育者と子どもとの関わりを観察します。その後、子どもに保育者として関わる体験を通じて、保育の実践を学びます。毎週、関わる年齢が変わるため、学生は乳児から幼児までの発達段階について、実感を持って理解することができました。
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保育者として子どもと関わる初めての経験
2年生「保育内容(健康)指導法」
後期から始まる実習指導に繋げるために、運動遊びの計画・指導案作成・実践・振り返りを実施します。ねらいを達成するための指導のポイントや、準備の重要性について学びました。
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「保育マネジメントⅠ」
保育観察を徹底して行います。健康・人間関係・環境・言葉・表現といった各領域において、年齢ごとの違いを観察します。観察後の振り返りの中で、様々な場面について話し合い、事実に基づいた考察を深め、保育者としての資質を高めます。
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3年生「乳児保育Ⅱ」
乳児保育では、0歳から3歳児までの年齢の子どもへの保育実践を行います。
午前中を一緒に過ごし、登園の受け入れ、排泄の介助やおむつの交換、食事の援助、午睡まで、保育全般を経験します。座学ではできない実践経験を豊富に積み重ねます。
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4年生「ゼミナールⅡ(応用)」
ゼミごとの特色に合った保育内容を提供します。普段できない経験を子どもに提供できるよう、音楽コンサートやニュージーランド保育内容の研究を行い、実践を試みました。
「コースでの実践」
こども発達学科の特徴である、3つのコースでの実践も行いました。
①幼児体育コース
多様な動作を経験できる運動遊びを提供しました。「投げる」に特化した遊びのコーナーや、新聞紙をテーマにした室内遊びを行いました。
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②幼児心理コース
子どもの心に寄り添いながら、子どもへの関与を深めました。開園当初、慣れない環境で、遊び方がわからない子どもと人間関係の構築を行うという重要な活動を体験しました。
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③幼児英語コース
英語を用いたダンスや紙芝居を使って、子どもが英語に触れる機会を提供しました。
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連携授業の強みは、学生が保育経験を積むだけでなく、現場の先生方から直接助言をいただけるところにもあります。
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授業の最後には、園長先生から、この半年を振り返って、子どもの様子、子ども園の様子、保育者の様子、学生の様子などについて講話をして頂きました。
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夏休みも連携事業は続きます。学生ボランティアとして保育に参加します。そして後期には、新たな科目を通した新たな学びが待っています。 こども発達学科では、こども園との連携を通して、実践力のある保育者の養成に努めてまいります。