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『大切なことは、いつもしあわせ』インクルーシブな社会を考える ~ダウン症の芸術家・隅野由子先生と大橋節子学長の対談

現代経営学科の専門基礎科目「SDGs入門」では、11月7日(木)、ダウン症の芸術家・隅野由子先生とお母様の隅野滋子様をお迎えし、学長 大橋節子との対談を実施しました。

隅野由子先生は、オーストラリアのインターナショナルパシフィックカレッジに留学した時に、書道、水墨画、絵画に出会い、才能を開花させました。その後、2011年 国際墨画会 東京展にて「エッフェル塔」文化賞受賞など国内外で数々の賞を受賞され、東日本大震災や能登半島地震被災者との交流などマスコミにも数多く取り上げられています。

学長と由子先生の出会いは、クラーク記念国際高校に由子さんが入学を希望したことからはじまりました。「人間は生まれてきたら皆平等、同じように学ぶ権利がある」という当時 校長であった大橋学長の英断で入学が決まり、現在まで交流が続いているとのこと。

「小さい頃から悲しい思いを山ほどしてきましたが、友達を嫌いになったことは1度もない」「1つ楽しいことがあれば、9つの辛いことは忘れる」「笑顔は社会の潤滑油」「感じたものを描くことが私の命の使いみち」という由子先生の言葉に、『心』が大きく動かされた学生たちでした。

この日は、教育経営学科の大野呂浩志教授と共に「特別支援学校教諭免許状」取得課程の学生数十名も聴講しました。常日頃から「療育とは何か」を学んでいる学生たちですが、愛情いっぱい育ててきたお母様の「由子が隣にいることが一番の幸せ」という言葉に、あらためて『大切なことは、いつもしあわせ』の由子先生の書が心にしみました。

以下、学生の感想の一部を紹介します。

  • ダウン症ダウン症と今日たくさん聞いたけど、ダウン症を乗り越えて書道家になったことがすごいのではなく、書道家としてたくさんの人の心を動かしていることがすごいのだと思いました。
  • 自分の芯をしっかり持っていて、考えを言語化できる由子さんは、人として本当にかっこいいなと思いました。自分も、障害を抱えている人も、悩みを持っている。この世界は、人それぞれに悩みを抱えているからこそ、みな平等だと思った。
  • 講演をしている時の笑顔がとても可愛くて、思わずキュンキュンしてしまいました。私も、普段からもっと笑って幸せをつかみにいきたいなと思いました。

一番感動したのが、笑顔は神様からもらったものだから、使って元気になろうという作品の「笑」の字だ。「笑」の漢字を見ていたら心が温かくなったし、力強さが伝わってきて圧倒された気分になった。

11/7~12/11の約1か月間、ディスカバリー1階にて、隅野由子先生の作品を展示しています。

隅野由子 公式ホームページ

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