【こども発達学科】音楽の力で子どもたちの心を開く!環太平洋大学生が届けた感動のアウトリーチ・コンサート
2025年7月9日(水)、環太平洋大学 次世代教育学部こども発達学科3年生による「音楽表現研究ゼミナールⅠ(基礎)アウトリーチ・コンサート」を東岡山IPUこども園こんこんホールにて開催しました。
当日は、5歳児クラス50名を対象に、学生11名が歌やダンス、楽器演奏を通して音楽の楽しさを届けました。プログラムには、子どもたちに大人気の「ハッピージャムジャム」や「アンパンマンのマーチ」、手遊び歌「からまった」や手話ソング「にじ」など、子どもたちが自然と身体を動かしたくなる内容が盛りだくさん。トーンチャイムやミュージックベルの演奏では、美しい音色に会場が静かに耳を傾けるひとときもあり、音楽表現の多様な魅力が伝わるコンサートとなりました。


その仲間たちに変身

大きなトーンチャイムと音色にびっくり!
リハーサル中には、東岡山IPUこども園を見学していた明誠学院高等学校の2・3年生28名と教員2名もプログラムの一部を見学。高校生たちは大学生とともに歌ったり踊ったりしながら、保育・幼児教育における音楽表現の面白さや、大学での学びの一端を体験する貴重な機会となりました。



コンサート終了後には、東岡山IPUこども園の服部園長先生より、次のような温かいご講評をいただきました。
今回のわくわくコンサートを終えて、子どもたちが本当に楽しそうに音楽に触れている姿を見て、あらためて「音楽の力」を実感しました。特に印象的だったのは、本番の舞台に立った学生の皆さんの表情です。リハーサルの時とはまるで別人のように、子どもたちの前では満面の笑顔で、生き生きと表現してくれました。子どもたちの反応を引き出す力が、確かにありました。この5歳児クラスは、普段、集団活動が苦手で、行事の会場にも入れない子が何人もいます。しかし、この日は全員が会場に入り、誰ひとりとして走り回ることもなく、最後まで集中して音楽を楽しんでいました。これは本当に驚くべきことで、「音楽には子どもを引き込む大きな力がある」と心から感じました。大学生の皆さんの存在やカラフルな衣装、楽しいプログラム構成、そして楽器の美しい音色が子どもたちの心を惹きつけていたのだと思います。これが初めてのアウトリーチとは思えないほど完成度が高く、保育・幼児教育に携わる者として感動しました。今後さらにスキルを高め、もっと多くの子どもたちに「音楽の楽しさ」を届けてくれることを心から期待しています。
このような実践を通じて、学生たちは「伝える・寄り添う・共に楽しむ」力を身につけるとともに、将来保育現場で子どもたちと向き合う自信を深めています。
ご協力いただいた東岡山IPUこども園の皆さま、そして見学参加いただいた明誠学院高等学校の皆さまに心より感謝申し上げます。