【輝く金メダルの裏側に、確かな成長と支え】 〜ユニバーシティーゲームズ柔道 金メダリスト・前田凛選手インタビュー〜
2025年ユニバーシティーゲームズ柔道競技において、世界の強豪を相手に金メダルを獲得した前田凛選手(2年競技スポーツ科学科所属)。その勝利の裏には、IPUが誇る「トップアスリートプロジェクト」と競技スポーツ科学科の多面的な支援体制がありました。

胸に刻んだ「やるしかない」─団体戦・韓国戦での覚悟
「達成感と安堵の気持ちが強かったです。」
大会を終えた直後、そう語る前田選手。特に心に残ったのは、団体戦の韓国戦。試合直前に対戦相手の出場を知り、急遽臨んだ大一番。「やるしかない」と自らに言い聞かせ、緊張のなかで見事勝利を収めました。
着実な進化を支える「トップアスリートプロジェクト」
IPU独自のトップアスリートプロジェクト(TAP)では、選手一人ひとりに応じたトレーニング・分析・サポートを提供。前田選手は、TAPの取り組みによって「以前よりも足の運びや前に出る動きがスムーズになった」と語ります。大きな変化ではなくとも、一歩ずつ確実に成長を積み重ねる姿はまさにアスリートの鏡です。
フィジカル・栄養・コンディショニングの専門支援
IPUでは競技力向上を科学的に支えるため、フィジカルトレーナーや管理栄養士、コンディショニングの専門家が連携し、個別指導を実施。「自分の体や栄養について、以前は意識していなかった部分が多かったのですが、先生方の指導で考え方が変わりました。」 と語る前田選手。試合前には栄養の摂取タイミングや、体重調整の計画的実施など、具体的な行動を習慣化しています。
学業と競技を両立する“計画的な時間管理力”
「高校時代と比べて、時間の使い方が大きく変わりました。」 大学生活では自由な時間が増える中、授業の合間にトレーニングやリフレッシュを組み込み、自分で考え行動する力を育んでいます。学業と競技を両立する環境が、アスリートとしてだけでなく、社会で活躍できる人間形成へとつながっています。
高校生・後輩へ ─「すべては、つながっている」
最後に前田選手から、進路選択を考える高校生や後輩たちへのメッセージです。
授業や活動も、最初は興味が持てなくても『きっと何かにつながる』という思いで取り組んでほしいです。競技と学びはつながっていて、どちらかをおろそかにせずに続けていくことで、新たな発見や成長があります。
トップアスリートの“未来”を育てる学びが、ここにある
IPU競技スポーツ科学科では、トップレベルを目指す選手たちが競技力向上と人間形成の両立を目指し、日々挑戦を続けています。「科学的トレーニング」「専門家による支援体制」「キャリア教育」「クロスオーバースキル」─それらが、世界で戦える力を育てます。 前田凛選手のように、夢を本気で目指すあなたを、私たちは全力で支えます。