【教育経営学科】4年・ゼミの様子(エピペンの使い方についての体験活動)
4年生の三堀ゼミでは「学級担任としての実践力」をつけるための活動をしています。
今回のゼミでは、「エピペンの使い方」を取り上げました。
今、食物アレルギーのある児童がどの小学校にも必ずと言ってよいほどいます。また、アナフィラキシーを起こす可能性のある児童も増えています。そのため各学校では給食時の安全管理に最大限の注意を払っています。栄養士や養護教諭だけでなく、学級担任もアレルギーに関する児童の情報や対応の仕方を把握しておかなければなりません。
エピペンは、アナフィラキシー補助治療剤のアドレナリン自己注射薬です。処方を受けている児童が自分でできない状況になった場合、教職員が代わって行うことがあります。これから教員になる学生にエピペンの使い方を知っておくことはとても大切です。
エピペンの使用方法を含め、緊急時の対応について次のような流れで体験活動を行いました。
①.「給食後元気のない子がいます。どうしますか。」の問いに対して担任としての対応方法を話し合う。
②.アナフィラキシーについて理解する。
③.エピペンの打ち方を「エピペントレーナー」を使って体験する。
④.文部科学省作成「緊急時の対応 学校におけるアレルギー疾患対応資料」の映像を視聴し、緊急時の教職員の対応について理解する。
学生からは「事前に体験しておくことは大切なことと思います。」「学級担任として緊急時の心構えができました。」との声がありました。
今後のゼミでも「学級担任としての実践力」をつけるための取り組みを進めていきます。