地域と学生が一体となり防災意識向上と地域活性化に貢献-売上の一部を能登半島地震被災地へ
2月18日(日)、現代経営学科による地域貢献活動の一環として、「IPUフェスタ」を開催しました。地域の防災意識向上や能登半島地震の被災地支援を目的とし、いざという時に大学周辺の地域住民の安全な避難場所として環太平洋大学のキャンパスを知ってもらうべく、岡山市と連携した防災体験や地元産ジビエを使った料理の販売、学生団体によるダンスパフォーマンスなど、多彩なイベントが行われ、売り上げの一部を、AMDA*を通じて、能登半島地震被災地へ寄付しました。
地元食材を使ったグルメや地域住民による野菜の販売といった地域活性化を目指す企画をはじめ、子どもをターゲットにした「ひもくじ」やボーリング、ダンスパフォーマンスなどの学生企画、岡山市と連携した防災体験、「助け合うお母さんの会」による防災セミナーなど、バラエティ豊かな催しが多数行われました。
このイベントは被災地支援を目的の一つとしています。
3月6日、カフェプロジェクト代表・矢吹行生さん、サッカー部代表・神原大翔さんが、学内および会場に設置した募金箱と売上の一部を合わせて総額117,163円を、AMDA本部にて、副理事長 難波 妙 様にお渡しいたしました。感謝状と共に、難波様から能登半島地震被災者緊急支援活動の様子を直接お伺いできたことは、学生たちにとって大きな学びとなりました。『困ったときはお互い様』の精神を忘れず、社会に貢献できる人物になってくれることと思います。
御支援・ご協力いただきました皆様方
・岡山市議会議員岡崎隆様
・岡山市危機管理室
・笹岡町内会
・助け合うお母さんの会
・更生保護女性会
・ケーキ工房ポム
他多数の地域の皆さま
今回のIPUフェスタは、地域住民と学生が交流し、防災意識の向上と社会貢献のきっかけとなる貴重な機会となりました。御支援、御協力くださいました皆様方、誠にありがとうございました。
* AMDAとは、岡山市に本部を置き世界32の国と地域に支部を持つ、災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に人道支援を展開しているNGO団体です。
(参考)現代経営学科の地域に寄り添った実践型授業
担当:経済経営学部現代経営学科 特任教授 鈴木 真理子
学生自らがカフェを起業・経営し、実践的な経営スキルとアントレプレナーシップマインドを培うことを目的としたプロジェクト。また、このカフェを地域の起業コミュニティの場にすることを目的として、在学生・教職員だけでなく、地域住民に居心地の良い安らぎの場を提供している。2023年度環太平洋大学ビジネスプランコンテストでは最優秀賞を受賞。これまでの売上利益やコンテスト等の賞金を元手に、3月に共同会社の設立を予定している。
担当:経済経営学部現代経営学科 特任准教授 扇野 睦巳
ブランド戦略論、 マーケティング特論、 マーケティング総論、 販売戦略を受講した有志学生が、継続して地域に貢献したい、異文化交流をしたい、岡山を盛り上げたいという目的で、2021年9月から活動。2023年からは扇野ゼミも始動し、岡山県内外の企業や専門家とのパートナーシップによって、提案活動、試作品づくり、試食会開催、商品販売を実施。ブランディング事例コンテスト(東京)において2022年にはIPUジビエで中小企業庁長官賞を、2023年は「IPUエシカルアスリート」がSDGs審査員特別賞を受賞している。