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IPU陸上部監督が小学生向けかけっこ教室で指導!速く走るためのコツとは?

1月25日(土)、岡山県総合グラウンド コンソーシアム・チーム岡山が主催する「かけっこ教室」がシティライトスタジアムにて開催されました。本教室は小学3〜6年生を対象に実施され、本学陸上部、品田直宏監督(本学講師)が講師を務めました。

この教室では、正しい姿勢づくりを意識した軸の使い方やスキップ動作、ラダートレーニングなどの基本的な動き作りから、走りの基礎に至るまで、実践的なトレーニングが行われました。品田監督は「この年代において重要なのは、誤った動作を身につけないことです」と語ります。

成長期の子どもたちは、たとえ間違った動作であっても、身長の伸びや筋力の向上によってパフォーマンスが上がることがあります。しかし、一度身についてしまった間違った動作の癖を修正することは難しく、中学生以降のパフォーマンス向上を妨げるだけでなく、怪我のリスクも高まります。そのため、「スポーツを楽しむこと」と「遊びの中で正しい動作を身につけること」が、この年代の指導では、特に大切にしたいポイントだと話しました。

また、速く走る選手には共通した科学的な特徴があるとされており、以下の4点が挙げられました。

  1. 接地中の膝の角度変化が少ない
  2. 股関節の振り上げ速度が速い
  3. 股関節の振り下ろし速度が速い
  4. 接地時間が短い

特に1点目と4点目の「接地中の膝の角度変化を少なくすること」と「接地時間を短くすること」を達成するには、強いバネを作ることが重要です。そこで、家庭でも親子で取り組める負荷をかけたリバウンドジャンプを活用し、膝関節と足関節を固める意識を持たせるトレーニング方法が紹介されました。

さらに、膝で蹴り上げるのではなく、股関節を意識して走ることが大切だと伝えました。そのために、股関節の振り上げを意識した動的ストレッチやランジ動作を取り入れることで、家庭でも継続的にトレーニングできるよう指導が行われました。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、スポーツを楽しむことが上達の鍵となります。今回の教室をきっかけに、ご家庭でも楽しみながらトレーニングに取り組んでいただければ幸いです。

品田直宏監督について
筑波大学大学院修士課程修了(体育学)。2003年世界ユース選手権走幅跳において、全種目を通じ日本人初となる金メダルを獲得。大学在学中は4×100mリレーにおいて世界ジュニア選手権銅メダル、日本選手権、日本インカレ優勝、走幅跳国体優勝。指導者としても、前任校では6年間で3名の全国チャンピオンを輩出し、その指導力は高く評価されている。現日本陸上競技連盟 ジュニア強化育成部跳躍コーチ。2019年4月、環太平洋大学陸上競技部監督に就任。

品田 直宏
陸上競技部監督

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