2年連続で最終プレゼンターに決定!2023年度ブランディング事例コンテストに出場します
2022年からブランド戦略論、マーケティング等の授業で取り組んできた『スポーツ×SDGs~ラグビーを通じて地域を元気にするIPUエシカルアスリート~』が昨年に引き続き、2023年度ブランディング事例コンテスト最終プレゼンターに選出されました。
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オンラインでもリアルでもどちらでも参加可能ですので、1人でも多くの方に応援していただけたら嬉しいです。
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スポーツ×SDGs
ラグビーを通じて地域を元気にするIPUエシカルアスリートとは?
エシカルアスリートとは、倫理的かつ道徳的で、人権や環境、地域に配慮する「エシカル」と「アスリート」を組み合わせた造語です。IPU エシカルアスリートとは、環太平洋大学のラグビー部員が、人にも環境にもやさしいアスリート集団として、食とラグビー体験を通じて地域にポジティブな貢献をもたらすブランドとして誕生しました。
きっかけは、昨年前期のマーケティング特論の授業でした。ラグビーを通じて地域に貢献したいという学生の思いを具現化するため、岡山市議会議員 岡崎隆先生の計らいで、2022年7月20日に閑谷ワークセンター・せと様を訪問させて頂きました。
障害を持つ方やお年寄りの方とラグビーを通して交流できればと思っていたのですが、ラグビー部に所属しているというだけで、関係者の方々に大喜びしていただき、アスリートがそこにいるだけでこんなにも場が明るくパワフルになるのかと実感いたしました。
この時は、コロナ感染拡大のため、計画していた入所者様とのイベントが中止になってしまったのですが、体育会が地域の人たちにとって特別な存在であることを今まで以上に実感して頂くにはにはどうしたらいいか、授業を通じて考え続けました。 昨年後期のマーケティング総論の授業では、ラグビー人口を増やすにはどうしたらいいかというテーマで地域貢献について考察を行いました。中学生をターゲットとし、ラグビー部らしいユニークなネーミングのB級グルメをつくろうというコンセプトのもと、下記のメニューが考案されました。お蔵入りさせるにはもったいないアイデアだったため、15回の授業終了の2023年7月22日に、ラグビー部の受講生とともに、岡山市問屋町のジビエのお店どんぐりさんにて、試作&試食イベントを開催いたしました。
1.ジャッカルバーガー(ジビエバーガー)
ジャッカルとは、タックルで倒れた相手からボールを奪う技ということで、人から奪いたくなるほど美味しすぎるという意味と、イノシシ肉を使うことで、目標に対して、向こう見ずに突き進む猪突猛進という意味を込めています。バンズも特別にラグビーボール型につくっていただき、現場で創意工夫をしながら見た目と味が最高になるように研究しました。イノシシのお肉も全く臭みもなく、むしろ有名店のバーガーより断然美味しいと大好評でした。
2.ノットリリースザポテト
ノットリリースザボール(not-release-the-ball)とは、ボールを持った選手が倒れてしまったにもかかわらず、ボールを放さずに持ち続ける反則。ノットリリースザポテトは、放したくないほど美味しすぎるポテトという意味を込めました。岡山名物として人気のえびめし味のポテトにできるのかどうか、えびめしやを運営する出井社長のご協力のもと挑戦しましたが、まだまだ検討の余地があるということになりました。
授業が終わってからも素晴らしいチームワークでイベントができたのは、日々の部活動の中で共有されている、フェアプレー、ノーサイド、自己犠牲、「みんながヒーロー」というラグビーの精神がベースになっているためでした。彼らとの体験学習を通じて、教育とスポーツの融合の素晴らしさを実感いたしました。
IPUジビエ
下記写真左端は、IPUジビエ誕生時からずっとサポートいただいている株式会社冨士麵ず工房の代表取締役 波夛悠也氏、左から3番目は、イノシシのお肉の調達とイベント会場を提供いただいた株式会社どんぐり代表取締役 石原佑基氏(IPU1期生)です。地元の中小企業の方々にコラボレーターとして関わっていただいたおかげで、実践的なトライ&エラーを体験することができました。
ロゴマークは、体育会を網羅したピクトの集合体を使ってチームワークを表現し、IPUのブランドカラーのグリーンを用いることで、やさしさと環境への配慮を表しました。
イノシシを使ったコースター
副産物として発生するイノシシの原皮は、自然環境に配慮したなめし技術を使うことによって、革にアップサイクルできるものの、野生動物ならではの傷であるため、穴が目立ちます。そこで、東京にあるサステナブルをテーマとしたthink coffee japan様とコラボして、穴や傷のある状態のコースターをあえて実験的に100枚制作し、インスタグラムでご紹介いただきました。
ポスター発表
9月10日に開催したオープンキャンパスでは、ポスター発表を実施し、コースターを制作した後に残ったイノシシレザーの端材を使って、みんなで堆肥に挑戦しました。イノシシを食べたことがあっても、イノシシレザーを見ることや触ることは初めてという学生ばかりだったため、学内、学外へのブランド浸透の場になり、大変盛り上がりました。
イノシシレザーは少しずつ時間をかけて分解されているような様相ですが、コンポストバッグの様子はこちらからアップしております。
販売戦略
9月28日に実施した後期の第2回販売戦略では、えびめしやを運営する株式会社いんでいら 代表取締役 出井山登氏にお越しいただき、えびめし味のポテトの改良を行いました。参加した学生さんからアンケートを回収し、現在さらなるブラッシュアップを行っているところです。
ジャッカルバーガー(ジビエバーガー)とノットリリースザポテト(えびめし味ポテト)は、10月28日土曜日の環太祭にてカフェプロジェクトとコラボし、ハーモニー(食堂)で提供します。環太祭の模様は、11月3日に東京で開催されるブランディング事例コンテストにて発表したいと考えています。 奮ってお越しください!